勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

幸せってなんだっけ?

2011-01-08 22:17:41 | Weblog
 北海道北見市では「年末ジャンボ宝くじ」で、ほど近い二つの売り場から総額6億円の高額当選が出たという。また、アメリカの宝くじでは3億8000万ドル(約316億円)を的中させた2組の当選者がいるとか。

 分不相応な大金を持つと、人生が変わってしまうとはよく言われる言葉である。知人の知り合いに、ロト6で一千万円を当てた人がいたという話を聞いた。暴走族だった若い彼は、一念発起して仕事にも就き、真面目な社会生活を送りはじめた時に一千万円を当てた。それを頭金にしてマンションも買ったが、仕事は辞めてしまい、間もなくマンションは売り払い、文無しになり、以前よりも乱れた生活になり、やがて姿を消してしまったという。

 『高い年収で満足は買えるが、幸せは買えない』 と、ノーベル経済学賞の受賞者である、プリンストン大のカーネマン名誉教授の言葉を、朝日新聞「天声人語」で紹介している。

 人生が変わってもいいから、大金を当てたいと思うが、まだ宝くじを買ったことがない。もしかすると一度くらいは買ったことがあるかもしれないが、覚えていない。でも当ったらどうしよう、他人には口外はしないぞ、などと捕らぬ狸の皮算用をする愚かな僕である。

 ところで、宝くじの一等当選の確率は、1000万本のうち1本が当選となり、その確率は0.0000001。ある試算によると、人間が交通事故に合う確率が0.000045、宝くじの一等当選の確率はそれよりはるかに小さく、ほとんどゼロに近いそうだ。しかし、買わなければ全くのゼロである。宝くじは夢を買うものらしいが、夢も希望もなく、幸せも寄りつかない僕、欲張らず窓辺の小さな幸せで我慢しながら、身も心も、そして懐も寒いこんな夜は、ポン酢醤油でひとり鍋でもつつこうか。。。