勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

玉手箱

2010-12-27 15:49:15 | Weblog
 クリスマスが終わると、時の流れは加速度がついたように早さを増してくる。年と共に増す時の流れの速さには、衰えたフットワークでは追いつけなくなり、置き去りにされそうである。そこで昨日、早めに大掃除ならぬ中掃除を始めた。

 普段は封印していた押入れの奥を片付けようと、収納ボックスを引き出すと、その背後から出て来た二つの箱。何を入れたのか忘れているその箱を開くと、そこからは白い煙は出てこなかったが、遠い昔の思い出が出て来た。その時点で中掃除は小休止。


 46年前の1964年に開かれた東京オリンピックと、1988年のソウルオリンピックの写真集に見入り、時の経つのも忘れてしまい、掃除の時間は思い出に浸る時間と化す。 


 別の箱から出て来たのは、中学卒業時のサイン帳と、小・中学生の時の賞状などなど。他にも出てくる出てくる思い出の数々。玉手箱を開けた浦島太郎の心はあの日の少年に帰って、中掃除は小掃除へと方向転換。時間は止まってくれず、置き去りにされた浦島太郎の中掃除は、今日も終わりそうもない。(/_T)