勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

羽子板市

2010-12-17 22:14:19 | Weblog
 東京・浅草、浅草寺本堂の2年がかりの改修工事が先月末で終了し、土瓦に比べて軽くて耐震性、耐久性に優れたチタン瓦にふき替えられた屋根瓦が、冷たい冬の空に銀色に輝いている。
  
 その浅草寺境内では、浅草の行事の最後を飾る「納めの観音・羽子板市」が、今日(17日)から3日間行われる。年々規模は小さくなっているようだが、それでも冬晴れの浅草寺は人出で賑わっていた。

 浅草寺本堂内には、歌舞伎宗家市川團十郎家のお家芸である歌舞伎十八番の一つ『助六由縁江戸桜』の大羽子板が飾られていている。浅草寺裏には、九代目市川團十郎の『暫』の銅像もあり、あの市川家とは浅からぬ縁があるようだ。

 羽子板には「邪気を跳ね返す板」という意味もあり、江戸末期には歌舞伎の役者絵が画題となり現在も続いるそうだが、定番の歌舞伎絵をはじめ、その年に活躍した人やキャラクターをあしらった羽子板も人気のひとつ。

今話題の人物の羽子板も飾られている。


東京芸術大学デザイン科と、羽子板職人のコラボレーションによるモダンな羽子板は、さすがにアート、一幅の名画を見るようである。

うさぎ年の来年は、世の中の不景気も跳ね返し、高く飛び跳ねるような年になって欲しいものだ。