勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

雑草

2010-06-11 23:10:43 | Weblog
 「雑草という草はない」は、昭和天皇の有名な言葉である。また、俳人の滝野瓢水が呼んだ句、「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」は、遊女の身請けをする知人を諌(いさ)めて詠んだ句だそうである。


 昨年いただいたマリーゴールドの花の種を採り、春先にプランターに蒔いた。間もなく芽を出したので楽しみにしていたが、どうも葉の形が違う。様子をみていると、それはつゆ草の葉に似ている。プランターの土は今まで使っていたものを乾燥させただけだった。つゆ草の深い藍色も好きなので、折角芽を出したつゆ草も抜かずにそのまま育てた。


 朝露を受けて咲き、午後にはしぼんでしまう儚い花だが、道端のいたるところに自生する生命力があり、雑草扱いされるこの野草の存在感は捨てがたい。梅雨入り前の暑い陽射しの中、ベランダを彩る花のひとつとして、コバルトブルーの小さい花は、目覚めたばかりの我が目を楽しませてくれる。

 
 つゆ草はミッキーマウスのような愛嬌のある花だが、「尊敬」という花言葉を持つ。僕は雑草のような生き方をする人が好き。エリートにもなれず、雑草のように強くもなれない僕は、いずれ忘れられるワスレナグサか。。。( ̄□ ̄;)
因みに、マリーゴールドは改めて他のプランターに種を蒔き、芽を出して順調に育っている。

◇雑草◇
-ツユクサ-

もともとここは
草はらでした
そこに人間が
家を建てて
「雑草が生えて困る」
なんていっちゃって
おかしいねぇ

-星野富弘さん-