勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

世紀の大誤審

2010-06-05 01:19:20 | Weblog
 大リーグで審判の誤審により完全試合が幻となったガララーガ投手。涙で詫びた審判に対して、完全な人間はいないのだから、と言って審判を責めることをしなかった。そんな感動的なニュースと彼の爽やかな態度に心が洗われる。

 日本では、世紀の誤審といわれた日本シリーズの退場事件がある。1969年10月30日に後楽園球場で行われた日本シリーズ第4戦、巨人の土井選手の本塁突入でのセーフの判定が、日本シリーズ初の退場事件にまで発展し、それをきっかけに阪急は巨人に逆転され、試合に負けた。この判定は前代未聞の誤審といわれ、四面楚歌の岡田球審は辞表提出を覚悟した。
次の日の新聞に載った写真には、土井選手の左足が捕手の両足の間をかいくぐって本塁を踏んでいる瞬間が写し出されていた。岡田球審は前夜、報知新聞記者からこのことを知らされ涙したという。

 パーフェクトな人間などいない。「過ちて改むるに憚ることなかれ」とも「過ちて改めざる、これを過ちという」ともいう。過ちばかり多く、改めることを知らず、ましてや、過ちを犯した者を許すことなど不可能に近い僕は、生きる過ちか・・・(涙)