葛飾区の水元公園は、小合溜という遊水池を中心とした都内最大の水郷公園である。敷地面積 766,955.19m2という広大な公園内には、水辺に強い樹木が生育し、多種多様の水生植物を見ることができる。

一度は行ってみたいと思っていたこの公園に、誘われて出かけてみた。名前のとおり、水と緑に囲まれ、水面を渡る風は初夏の陽射しも爽やかに感じさせる。

江戸幕府が灌漑用水を調整する遊水池として開削さたこの水郷は、江戸の町を洪水から守ると同時に用水として利用するために設けられたという。

鏡のような水面に浮く睡蓮と、そこに映し出された青く澄んだ空の色は、梅雨間近な六月の空とは思えないほど済んでいた。

この公園の見どころのひとつ花菖蒲は、盛りには少し早いが、広い園内のそこここの菖蒲田に、いずれあやめかかきつばたと、妍を競うかのように咲き誇る。

水元公園の向かい側のみさと公園は埼玉県である。水元公園から足を伸ばし、美しい水辺空間を形成する緑が眩しいみさと公園をのんびりと散策する。

この水辺を一周して、元の位置に戻ろうと思ったが、念のため施設の人に聞いてみた。「ここは一周できますか?」答えは「ノー」

2時間以上も歩き続けた我が足は、仕方なく木漏れ日の中、今来た道を引き替えしたが、花と緑に囲まれてのんびりとした一日を過ごすことができた土曜の午後だった。

一度は行ってみたいと思っていたこの公園に、誘われて出かけてみた。名前のとおり、水と緑に囲まれ、水面を渡る風は初夏の陽射しも爽やかに感じさせる。

江戸幕府が灌漑用水を調整する遊水池として開削さたこの水郷は、江戸の町を洪水から守ると同時に用水として利用するために設けられたという。

鏡のような水面に浮く睡蓮と、そこに映し出された青く澄んだ空の色は、梅雨間近な六月の空とは思えないほど済んでいた。

この公園の見どころのひとつ花菖蒲は、盛りには少し早いが、広い園内のそこここの菖蒲田に、いずれあやめかかきつばたと、妍を競うかのように咲き誇る。

水元公園の向かい側のみさと公園は埼玉県である。水元公園から足を伸ばし、美しい水辺空間を形成する緑が眩しいみさと公園をのんびりと散策する。

この水辺を一周して、元の位置に戻ろうと思ったが、念のため施設の人に聞いてみた。「ここは一周できますか?」答えは「ノー」

2時間以上も歩き続けた我が足は、仕方なく木漏れ日の中、今来た道を引き替えしたが、花と緑に囲まれてのんびりとした一日を過ごすことができた土曜の午後だった。