勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

急がば回れ

2008-02-18 22:31:08 | Weblog
 昨日のことである。マラソンを見た帰り、東京駅で山手線に乗ろうと階段を上った。ちょうど電車が走り出すところ。目の前でドアにバッグを挟まれた50年配の女性、そのバッグを引き抜こうと必死に引っ張る。走り出した電車に引きずられて数メートル。思わず駆け寄って「手を離せ!」と叫んだ。声より早く手を離し、事なきを得た。電車はそのまま走り去り、慌てて駅員を探して走り回っている。
 そばにいた若いカップルに聞いた。「いまの女性乗るところだったの、それとも降りるところ?」「多分乗るところだったようです」「何故バッグが先に車内に入ったんだろう」「きっと閉まりかけたドアを抑えようとしたんじゃないですか」 

 この女性、命とバッグのどっちが大事なんだろう。閉まりかけた電車に乗らなければならないほど急いでいたのだろうか。すぐに次の電車が来るのに。。。

 バッグの持ち手が挟まれたくらいでは、ドアは開かないのだろうか?もしもそれが手だったら・・・。うしろから3両目くらいの車両だった。車掌は確認できなかったのだろうか?

 すぐに来た次の電車に乗ると車内放送があった。「ただいま隣の神田駅で前の電車内でトラブルが発生し、その処理のために発車を見合わせています。ご迷惑をおかけしますがもう少しお待ちください」。

 そして数分後「前の電車から連絡があり、車内で急病人がでたため、搬送しました。間もなく発車します」「・・・?」
ほんとかなぁ?