勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

産地直送

2008-02-09 21:22:12 | Weblog
埼玉の姉からメールが届いた。

【件名】 明日  【本文】 午前中いますか?

返信した。

[件名] Re:明日  [本文] いますよ。何か・・・?

返信の返信

【本文】 息子がちょっと寄りたいそうで~す、宜しく。

 ということで、甥が届けてくれたのは、姉の手料理数種類と自家製の梅干。そして隣町の日高市で生まれた産地直送の地玉子。

 ずっしりと重い大きなたまごは、スーパーで買ったMサイズのたまごと比較するとお分かりいただけると思うが、何よりも黄身の色と形が違う。

 そして梅干は、小ぶりだが実家の庭になった梅を漬けたものだという。何年も前のこと、姉が漬けた梅干を、はじめて貰ったとき、思わず叫んだ。「あぁ~!梅干ってこの味なんだよ!」。それは子供のころ母が漬けた、ちょっとしょっぱいが添加物の入らない純粋なあの梅干の味だった。市販されている添加物たっぷりの梅干に慣れた舌には、驚くほど新鮮だった。

 産地や銘柄、賞味期限の偽装、薬物混入などの事件が頻発する昨今、何を信じていいのかわからない。そんな時、一番信用できるのは、生産者の顔も見えない大手の製品より、手作りに命を懸けた個人の顔が見える製品ではないだろうか。これからは個人生産者や、個人商店がもっと見直される時代になって欲しい。そこに安心も生れる。個人で頑張っている人たちも多いのだから・・・。