勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

捨てたものではない日本

2005-05-13 20:56:34 | Weblog
 今日の朝日新聞のコラム、天声人語の記事である。
▼地下鉄のホームに満員電車が入ってきた。杖を突いた初老の女性が乗り込む。すぐ中年の男性が立ち上がり女性は会釈して座った。
▼地下鉄の駅を出ると、けたたましい警笛音がした。一方通行の道を逆進しかけた車への警笛らしい。どぎまぎしている青年に作業服の男性が「オーライオーライ」と大きな声をかけ、バックさせて横の道に誘導した。青年は深く頭を下げて走り去った。
  

記事は言う 「日本も、そう捨てたものではない」そう思いつつ、この「日本」は「ニホン」かそれとも「ニッポン」か?と。
国立国語研究所がまとめた「日本」がどう発音されているかという調査結果は、「ニホン」が圧倒的に多く96%を占めるという。

▼1934年、文部省国語調査会の決定は「わが国の呼称はニッポンとす」とある。しかし法的な規制はなかった。

これは僕の生まれる前の話だが、僕の記憶ではその後も、「ニッポン」のほうが元気よく聞こえるという理由でやはり「ニッポン」と定めるとしたような記憶がある。
僕は「ニホン」のほうが響きがきれいで好きだが。
まァ~、それはどちらでもいい。
それよりも捨てたものじゃないと思わせる人がいることが嬉しい。
僕も以前、倒れた自転車を起こすのを黙って手伝ってくれた青年の事を紹介したが、そんな小さなことがほのぼのとした気持ちにさせてくれて嬉しい。
2005.05.14