『話し上手は聞き上手』といいます。男のくせにお喋りな僕は、話し始めると止まらない。相手が話すタイミングを失ってしまうことも度々。また相手の話を取ってしまいがち。話の途中で結末がわかる時がある。そんな時、相手より先に結末を言ってしまう。これはとても失礼だ。時々その結末が違う事があり、それは話の腰を折る事になるからだ。上手な話し手は、起承転結を考えながら話し、その面白さが際立つのに、途中で口を挟まれると面白さも半減してしまう。或いは話の中の言葉を受けて、その話が終わらないうちに自分の話にしてしまう。後で気が付き、己の浅はかさに自己嫌悪に陥る。
そこで幾つか僕なりに気を付けている事がある。①相手の話を聞く時に点(、)のところで喋らない、必ず話が丸(。)になるまで待つ。②結末が予測できても最後まで黙って聞く。これが結構難しい。
お手本にしている人がいる。コメンテーターとしてよくTVに出ている天野祐吉氏と、徹子の部屋の黒柳徹子氏だ。
天野氏は決して人より先に喋らない。相手の話をよく聞く。最後に喋るということは、印象が強いし、いいとこ取りも出来、それはコメンテーターとしての彼のテクニックかもしれないが。しかし彼の話は非常に説得力があり、話の核心をついている。あんな話し方が出来たらいい。
黒柳徹子氏。彼女はお喋りで有名だが、徹子の部屋での彼女は見事に聞き役に徹している。ただ最近は少し喋り過ぎが気になるが。以前の彼女は、話が途切れても黙ってゲストの顔を見ていて、相手が喋るのをじっと待つ。その間(ま)がなんとも不安定でいい。ゲストは何か喋らなくてはいけないという、ある種の脅迫観念に陥り、言わなくてもいい事まで喋ってしまう。それが面白かった。最近は相手の話を取って自分で説明してしまうところがあるので、ちょっと不満。
『話し上手は聞き上手』肝に銘じているのだが・・・
2005.05.04
そこで幾つか僕なりに気を付けている事がある。①相手の話を聞く時に点(、)のところで喋らない、必ず話が丸(。)になるまで待つ。②結末が予測できても最後まで黙って聞く。これが結構難しい。
お手本にしている人がいる。コメンテーターとしてよくTVに出ている天野祐吉氏と、徹子の部屋の黒柳徹子氏だ。
天野氏は決して人より先に喋らない。相手の話をよく聞く。最後に喋るということは、印象が強いし、いいとこ取りも出来、それはコメンテーターとしての彼のテクニックかもしれないが。しかし彼の話は非常に説得力があり、話の核心をついている。あんな話し方が出来たらいい。
黒柳徹子氏。彼女はお喋りで有名だが、徹子の部屋での彼女は見事に聞き役に徹している。ただ最近は少し喋り過ぎが気になるが。以前の彼女は、話が途切れても黙ってゲストの顔を見ていて、相手が喋るのをじっと待つ。その間(ま)がなんとも不安定でいい。ゲストは何か喋らなくてはいけないという、ある種の脅迫観念に陥り、言わなくてもいい事まで喋ってしまう。それが面白かった。最近は相手の話を取って自分で説明してしまうところがあるので、ちょっと不満。
『話し上手は聞き上手』肝に銘じているのだが・・・
2005.05.04