先日「古今和歌集」についてご報告しましたが、万葉集も時々開きます。
「磯城島の 大和の国に 人二人 ありしと思はば 何か嘆くかむ」という詠み人知らずの歌を萩原朔太郎が絶賛しているのですが、その解釈が間違えているということを読みました。
そこで興味を覚えて、こういう本を買ってみました。
万葉集、古今和歌集、新古今和歌集などから、恋愛にまつわる歌を集めています。
太平洋戦争に出兵する男性は、あからさまなラブレターを送るわけにはいかず、万葉集の歌を送っていた、万葉集は必携だったという話を聞いたことがあります。
国民に根ざした歌集でもあったのですね。
また、戦地で必死の思いで自分の気持ちを送っていたのを想像すると、ロマンティシズムとともに凄惨さも感じます。
toko
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