遊戯三昧

いかに人生を楽しんだかという進行形の記録です。

「新しい」自粛生活その9

2021年02月27日 | 自分


この世界史年表は20年以上前に購入したものです。
何かにつけてパラパラと開いていたのですが、最近気の向くままに歴史の復習をしているので確認する機会が増えています。
年表の一番の特徴は、同時代に何が起こっていたかということが一覧できるというところでしょうね。
しかし、今回本の後半部分を改めて確認してみました。
いわゆる文化史、宗教史のようにテーマ別の年表になっていることはわかっていたのですが、美術史、音楽・演劇史、文学史などがあることを再発見しました。



特に文学史で、読んだことのある本にラインマークすると、その相対的な位置関係がとても面白い。モームの「人間の絆」、カフカの「変身」、芥川の「羅生門」はどれも1915年から1年以内なのですね。前の年に第一次世界大戦のきっかけになったサライェボ事件が起こっています。ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」は1904年なので、芥川が大学時代読むのをやめるのが惜しくて授業をサボったなどと記述していることが時系列的にわかります。
ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」と、(年表には載っていないのですが)コナンドイルの「四つの署名」が同時期であったことは知っていました。年表を見るとハーディも同じ頃に活躍しています。

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時代背景を思い浮かべながら読書するのもとても楽しいですね。

toko


「新しい」自粛生活その8

2021年02月25日 | 自分


こういう本を買いました。
世界史の参考書は残っていたのですが、日本史のものが探しても出てこない。
結構使い込んで、ボロボロになっていたので処分してしまったのかもしれません。



1.百問百答で面白そうなテーマを見つける。
2.雑学的な本で流れを整理する。
3.「もう一度読む」シリーズで高校時代の内容を思い出す。
4.参考書でそれらを深める。
という作業になります。
前にも書きましたが、覚えないでいいので気が楽です。

天下統一した豊臣秀吉が、なぜ朝鮮や明まで手を伸ばそうとしたのかということが私の中での疑問だったのですが、今回少しわかったような気がします。

toko

ひな人形

2021年02月24日 | 季節


今年もこの季節になりました。
1年ぶりの再開です。
「お元気でしたか。」とお互いに確認し合っているようです。
次女家族の(密を避けながらの)訪問を受けています。
孫も会えないうちに大きくなっています。



桜餅と草餅とを半分ずついただきました。
上品な甘さですね。



近くの公園に遊びに連れていったところ、もう桜が咲いていました。
気がつかないうちに春がそこまで来ているのですね。
本当に気がつかないうちに。

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「新しい」自粛生活その7

2021年02月20日 | 自分


週に1回は母親のアパートに行って風を通しながら少しずつ片付けています。
写真は寝室の外の梅の樹です。
時々アパートに外出して様子をみたいと希望しているのですが、新型コロナウイルス感染拡大のおり外出が許されません。
ワクチン接種が始まりましたが、いきわたるにも時間がかかるでしょう。
それよりも、ウイルス全体の力が弱くなる夏場に外出の機会を捉える方が現実的なような気がします。
いろいろなところに影響が出るものですね。

toko

「新しい」自粛生活その6

2021年02月16日 | 自分


横浜駅周辺での人出もニュースになっているので、久しぶりに港南台に行きました。
高島屋の看板はバーズに変わっていました。
早い店舗はこの春にオープンのようです。
私にはあまり関連のない店が多い気がします。



休日の昼食はずっとお弁当です。
ホテル療養になると3食お弁当ということですから、本当に飽きてしまうでしょうね。

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散歩以外は運動らしいことはしていないので、体力の低下を感じています。
体重も漸増傾向にあります。
緊急事態宣言が解除されても同じような生活を続けることが求められるでしょう。
メンタルヘルス的にも影響が大きい。
さすがに何か考えないといけないですね。

toko

「新しい」自粛生活その5

2021年02月14日 | 自分


またAmazonで購入しました。

山川出版の「もう一度読む」シリーズは、実は「もう一度」ではありません。
日本史の授業で時間が足りなくなり明治時代頃で終了してしまうのは、私の高校だけではないでしょう。
現在の世界情勢や日本の置かれている立場を理解する上で必須と思われる近代史がおざなりになっているのは由々しい問題と思っていました。

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漢詩は暗記用です。
絶句が多いので(短いので)暗記向きと考えました。

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「脳はブラックボックスである」と言われますが、最近脳科学が注目されていますので何か適当な読み物はないかと探していました。
先日新聞の広告に掲載されていたものです。

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時間を見つけて読むのではなく、自粛生活で余りある時間の中でそぞろにつまみ食いしていきます。

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「新しい」自粛生活その4

2021年02月12日 | 自分


休日は朝から閉じこもりの生活です。
ちょっとした気分転換に庭の木の枝にミカンの房などをつけてみました。

 

ヒヨドリが飛んできてつついています。
鳥インフルエンザもあるので近寄りはしませんが、そんなに警戒心は強くはない。
ムクドリなどは窓辺に立つだけで飛んでいってしまいます。

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食後に散歩しましたが、それでも今日一日の歩数は6000歩くらいです。

toko


人間の絆

2021年02月08日 | 文学
今年も古典を読むことを目標にしています。
ロマン・ロランの「魅せられたる魂」に挑戦していたのですが、どうしても「ジャン・クリストフ」のイメージが強すぎて違和感を生じてしまうので、もう少し後に回すことにしました。



代わりにサマーセット・モームの「人間の絆」を読み直そうと購入してきました。
大学1年の時に読んで以来になります。
「月と6ペンス」もこの頃に読んでいます。
大いに感動した記憶がありますが、不思議と今まで読み直すことはなかった。
モームが「要約すると」という著書の中で「私は人間を観察しているだけで満足なのだ」といった趣旨のことを言っています。
私の今の職業はこの言葉に少なからず影響を受けています。

あの頃と感じ方が違うかもしれませんが、それもまた新鮮でしょうね。

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「新しい」自粛生活その3

2021年02月06日 | 自分
自粛生活とは直接関係はないかもしれませんが、1日のリズムを崩さないことを心がけています。

朝は6時に起床し、まずカーテンとシャッターを開け日光を浴びます。
それから時節柄体温を測定し、血圧もチェックします。



岩波文庫の「一日一文」の当該日付の文章を読み、日替わりの仏教用語カレンダーをめくります。
簡単な乾布摩擦をし、肩と腰とのストレッチをしたあとにパジャマから着替えます。



地蔵尊からいただいたお札に手を合わせ、今日の無事を祈ります。
机に向かい、パソコンから「古楽の楽しみ」というFM放送を流しながら、短い文章の英語・般若心経・百人一首を音読しています。



声に出さないと何となく舌がなまるような気がし、また朝の口の運動にも良い。
その後、今で股関節の柔軟体操(股割り)をしながら朝刊を眺めますが、主に書籍の広告が中心で記事はろくに読みません。

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ここまでで小一時間といったところでしょうか。
職場は車で15分程度なので時間的に余裕があるのだと思います。
毎日同じルーティンでスタートすることは非常に重要と考え、一日のうちで朝の時間に重きを置いています。

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「新しい」自粛生活その2

2021年02月03日 | 自分
緊急事態宣言が一ヶ月延長されました。
その目的からすると達成度合いは不十分なので仕方ないというか、妥当でしょうね。
問題はどうリバウンドを避けるかというところでしょうが、そのうちに国民が何となく慣れていってなし崩し的になるような気もします(否定的な意味ではありません。)。
「経済」と「生命」とどちらを優先するのかという論調も聞きますが、それこそ「分断」の原因の一つと思います。
こういうことは白黒では語れません。「感染者をいったんゼロにするべきだ」など言うのは軽々しいにもほどがありますし、無責任です。

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2月に予約していたゴルフもキャンセルしました。
ポツポツ入っている会合も難しいでしょう。
あと1ヶ月同じような生活を続けていくというのは、正直苦痛でもあります。
しかし、生活がかかっている方々は死活問題に直結します。
また、働きたくても働けないというのは、収入の問題が一番切実ですが、人間の根源的な欲求も閉じ込めることにつながります。
一方的な「健康」を追い求めると、他方で「不健康」に陥るのではないでしょうか。
これも白黒という問題ではないような気がします。

toko