愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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デポルティーボ-エスパニョール

2009-09-23 22:30:24 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/23(水)       

愛丸’s チェック
リアソールでなんとか結果を出したいデポル。
相手はまだ今シーズン勝ち星を挙げてないエスパ。
ここはきっちり勝ち点3が欲しいところ。
バレロンも本格的に復帰してきたし、スーペルデポルの復活とまではいかないまでも、EL圏には余裕で踏みとどまるぐらいのチームにはなってもらいたい。
開幕戦であれだけ、マドリーを苦しめたんだから、それぐらいはできるはず。
ここで躓くわけにはいかない。
エスパは早く勝利の美酒に酔いしれたいだろう。
ただ、ここリアソールは勝つのは難しい地。
まだハルケの死というものに引きずられてるような気がしないでもないが、いち早く勝利を元カピタンにプレゼントしたいだろう。
ファンタジスタ系が多く揃い攻撃陣ではたして誰が中心になって攻撃を組み立てるのか。

デポルは、エスパ相手に思わぬ敗戦を喫した。
エスパは完全にターンオーバー。
ミッドウイークの試合もあるし、そっちに重点を置いてた布陣。
それなのに、ここリアソールで3失点をし、追い上げ空しく敗れてしまった。
こういうところでしっかり勝ち点を積み重ねないと。
昔はこれができてたのに・・・。
相手がバルサってことならわかるが、同じカタルーニャでも相手はエスパ。
まだ今シーズン1点も取れてないチームに3失点は今後のデポルに不安を抱かせる出来だった。
どうも攻守にわたって集中力が感じられない。
先制点を奪われたときも、ポストに当たったボールへ反応してる選手はいなかったし、2点目も残ってたフォルリンをフリーに。
一連の流れを凌いだ後にやられた点。
しっかり最後まで集中してれば、やらなくてもよかったかもしれん。
攻撃でもバレロンが活かしきれてなかった。
リキを右で使って、トップにはA・ロペス。
これが悪いわけではなかったが、左のグアルダードも含め、どうもピリッとしない。
ここで勝つんだって気持ちが伝わってこなかった。
唯一よかったのがラサド。
バレロンに似たタイプのプレーヤーだが、このふたりの共存も可能だろう。
切れの感じられないリキよりは使えるはず。
この男を中心に攻撃陣を構成したら、おもしろいかもしれん。
後半投入されたミスタももう終わった感満載で、この男には頼ることはできん。
ラフィタ、グアルダードとサイドで違いを生み出せる選手たちが力を発揮できてないし、トップで頑張れる選手もいない。
バレロンの一撃必殺のスルーがうまく通ればチャンスになるが・・・。
左のラテラル、フェリペも移籍問題からか、モチベーションを高く保ててない。
もっとスピードを活かして攻撃参加できるはず。
デポルはサイドを有効に使えれば、バレロンがもっと活きてくるはずだが・・・。
エスパはフエラのチームが勝ちにくいことで有名な、ここリアソールで今シーズン初勝利。
今まで1点も取れなかった攻撃陣が3得点。
それもR・タムード、デ・ラ・ペーニャ、俊輔を使わなくてのもの。
ここで使われた普段控えに廻るような選手ががんばった。
カジェホンなんか先発でプレーしたところを見たことがないし。
それが得点も挙げるんだから、そうとう気合が入ってたんだろう。
気合が入ってのが、ベルドゥ。
古巣相手にいつも以上のプレーを披露。
デ・ラ・ペーニャも俊輔もいないと、俺が攻撃の中心とばかりに今シーズン最高のできを披露。
本来はトップ下でプレーしたいんだろうが、ピボーテで新たな一面を発揮しだした。
ここでチームのためのプレーができれば、常時試合に出場することができる。
この試合、飛び出しからのゴールを披露したが、これをいつも見せてもらいたい。
途中交代で浴びたブーイングは、リアソールのデポルサポーターが認めた証拠だろう。
この試合、ターンオーバーだったんだろうが、このチームが結果を出し、ポッチェティーノも頭を悩ませるかも。
いい悩みだし、いいチームをここから構築してもらいたい。

スコア 2-3

<得点者> 
デポルティーボ  A・ロペス、ラサド
エスパニョール  カジェホン、フォルリン、ベルドゥ 
~愛丸's MVP~
ベルドゥ(同じタイプの選手がいないと、しっかり輝くことができる。リーガへの適応力を考えると、俊輔よりも実力は上のような・・・)

カリアリ-インテル

2009-09-23 20:38:53 | セリエA
観戦日 9/23(水)       

愛丸’s チェック
カンピオナートが3節を終了した段階でカリアリはいまだ勝ち星なし。
ドローが1つで、あとは負け。
昨シーズンも開幕5連敗で、降格候補の一番手だった。
それが、シーズンが進むにつれ、調子を上げてきて、なんと9位フィニッシュ。
一桁順位なんていつぶりなんだろう。
ってことで、今シーズンも大丈夫なんてのんびり構えてられない。
アクアフレスカの穴をどう埋めるか。
インテルはCLでのバルサ戦で、スコアレスドロー。
これが全くいいところなかった。
ジュゼッペ・メアッツァでの試合だったにもかかわらず、守備的なサッカーを展開。
もといくべきだったかも。
このドローでチーム状態が低下してないならいいが・・・。
一度崩れると、そのままいっていってしまうかもしれんし、このカリアリ戦は重要。

カリアリはインテル相手に勝てる試合だった。
先制して、前半をこのままで折り返し、後半の頭にビッグチャンス。
このチャンスをしっかり活かして2-0にしてれば、間違いなくインテルに初黒星をつけれた。
動き自体もインテルよりよかったし、1-2と逆転されてからもチャンスは多く作れた。
それが、最後の最後が・・・。
攻撃ではジェダ、コッスと一列下の選手たちの動きが目立った。
昨シーズンから、このふたりはチームの攻撃を支え、得点もしっかり取れてる。
この試合でもカリアリの攻撃の中心としてしっかり働くことはできてた。
ただ、トップのマトリが・・・。
悪い出来ではなかったが、アクアフレスカと比べると、2枚ぐらい落ちる。
昨シーズン、この男はスーパーサブとしていい動きを披露。
ってことを考えると、ネネーというポルトガルの得点王を獲得したわけで、この男をスタメンで起用することもできる。
後半に投入され、ティロまで持っていく力を存分に発揮できてたし、セリエに適応できれば、こちらがスタメンになるかも。
ラリベイもいるし、攻撃的な選手の層でこまることはないだろう。
中盤もデッセーナを加え、ビオンディーニ、コンティと計算のせきる選手がいるし、ここも問題ない。
2失点を喫し、破れはしたが、これはD・ミリートの個人技にやられただけ。
チームとして崩されるシーンは少なかった。
最初の失点時、CBのカニーニがピッチ外にいたし、運も味方してくれなかった。
アズーリに召集されたGKのマルケッティも安定感はあるし、ここまで勝ててないのが不思議なチーム。
いい試合運びはできてるし、初勝利も時間の問題だろう。
インテルはあのバルサ戦の後遺症なのか、全くピリッとしなかった。
ただ、こういう試合でも結果を出せたってことは今後大きいかも。
それにしても、攻撃陣に怖さが感じられないし、これがあのインテルかと疑いたくなるものだった。
ミラノデルビーでのインテルはどこへ・・・。
D・ミリートが単独で2得点してくれたからよかったが、この男がいなかったら・・・。
エトーとのコンビも見れたもんじゃなかったし、だいたいエトー自体の調子がどうなのか。
バルサのときのような輝きを見せれないし、ズラタンの穴もこの男は埋めれてない。
バルサでズラタンがあれだけ輝いてチームにフィットしてることを考えると、インテルは外れくじをつかまされたか。
後半頭からバロテッリを入れた3トップできたが、これが機能したとも言いがたい。
この3トップで生まれた得点でもないし、今、インテルは最初の低迷期か。
やっぱりバルサに見せつけられた差が響いてるのかも。
J・セーザルが慌てるシーンも多かったし、DF面でも不安が。
集中に欠けてた印象が。
どこであのインテルに戻るかわからないが、今は我慢のときかも。
カンビアッソが戻ってきても前半で退いたし、後半んはアルビトロへの暴言でモウリーニョが退席処分。
やっぱりどこかちぐはぐなインテル。
モッタもけがしたみたいだし、ユーベがあれだけ調子がいいから、これまでみたいなシーズンを送ることができないかも。
そうなった方がカンピオナートも盛り上がるし、それはそれでいいか。

スコア 1-2

<得点者> 
カリアリ   ジェダ
インテル   D・ミリート×2 
~愛丸's MVP~
D・ミリート(インテルで唯一結果を出し続けてるのが、この男。どのリーグでもどのチームでもしっかり点を取れるってすごいこと)