愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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インテル-バルセロナ

2009-09-17 10:31:27 | チャンピオンズリーグ
観戦日 9/17(木)       

愛丸’s チェック
CL開幕戦で最高のカード。
インテルに移籍したエトーと、バルサに移籍したズラタン。
いきなりこの対戦が見れるとは。
T・モッタもバルサ出身だし、インテルはこの戦いに熱い思いを抱いてのぞむ選手が多い。
インテルは、もうそろそろこのCLで結果を出さないと。
上へ行くためにはバルサを越えなければならないわけで、負けが許されるこのGLで当たるってことはいいことかもしれん。
ここはホームでの開幕戦だし、積極的に行ってもらいたい。
バルサはいつものサッカーをするだけ。
ズラタンはだいぶチームに馴染んできてるし、イニエスタもけがから復帰。
昨シーズンのあのサッカーに更に武器がひとつ加わった。
リーガでも危ないところはないし、ここも力の差を見せつけるか。

インテルは前半のうちはマイコンのオーバーラップなんかで、それなりにホームの戦いはできたが、後半は、裏を狙う攻撃だけ。
狙ってこの攻撃を仕掛けたのではなく、こうならざるを得んかった。
バルサの質の高いポゼッションサッカーにただ、守備を固めるのに精一杯。
失点をしなかったことはよかった。
ただ、ここはジェゼッペ・メアッツァ。
ここに詰め掛けたインテリスタたちは、しっかり守りきるインテルを見たかったわけではないだろう。
バルサの攻撃が強力なのはわかるが、それに対抗できるだけの戦力を備えてるはず。
相手がちょっと強いってことになると、ホームでのこういう試合をやってしまうのがインテル。
前半、それなりに攻撃できてたことを考えると、後半はもっと厚く攻めに転じるべきだったのでは?
パルマ戦で機能した、あの3トップをやってもらいたかった。
バロテッリもD・ミリートに代えて入っても・・・。
ムンタリの状態がいまいちだっただけに、ここに早々と見切りをつけ、4-3-3で行ってほしかった。
そうもモウリーニョはCLになると慎重になりすぎる。
これが決勝トーナメントなら2試合を考えての戦いで、まずは手堅くってのもわかるが、GLだから、ここは負けても次がある。
幸い、残りの2チームのレベルが低いから、相手はこのバルサだけ。
どうしても1位通過したいわけではないだろう。
あのバルサをゼロに押さえたってことで守備陣には自信がつくものになったかもしれんが、あれだけ押し込まれて、合格点かと言うと・・・。
力の差を見せつけられただけ。
カンプ・ノウではこうも行かないだろうし、そのカンプ・ノウでの試合は最終戦。
ここで結果を出さなければなんて展開になってなければいいが・・・。
この試合のインテルには積極性が足りなかった。
バルサはアンリが今シーズン初のスタメン。
リーガではまだ1度もピッチに立ってなかった。
それが原因なのか、まだ昨シーズンの輝きが出てない。
ズラタンとのコンビってのも見られなかったし、シュートの判断もちょっと遅かったような・・・。
不用意なイエローも頂戴してたし、これなら、イニエスタを先発起用した方が・・・。
そのイニエスタもまだ復帰したばかりで、体調が万全じゃないのかもしれんが、出てきたら、それなりのパフォーマンスを披露。
チャビ同様、ボールをキープすると、なかなか取られない。
あのバランスとテクニックは、バルサのカンテラで叩き込まれるのか、これもバルサのすごいところ。
ゆっくりキープしてる時間が長いかと思ったら、すばやく縦にボールを入れてくるし、ダイレクトでボールを回して、ここってところでは何人もが、ゴール前に進出する。
止まってる選手が少ない。
かなり高いポゼッションができてたから、あのプレッシングは必要なかった。
インテルには勝てるって踏んだはず。
ただ、ほしかった点は取れなかった。
ズラタンは遠慮したわけではなかったんだろうが、前半の決定機を吹かしてしまった。
あれを決めてれば、ジュゼッペ・メアッツァはどうなったことか・・・。
この地で点を取るズラタンが見たかった。
ベスト8以降、ファイナルの前まで当たることがあったら、ここで輝くズラタンが見てみたい。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし 
~愛丸's MVP~
サムエル(ルッシオとのコンビもいいし、この試合も一番からだを張って守備ができてた。ズラタンにもそう好き放題プレーさせず。マラドーナはこの男を見てるかどうか・・・)

チューリッヒ-R・マドリー

2009-09-17 01:12:16 | チャンピオンズリーグ
観戦日 9/16(水)       

愛丸’s チェック
ミラン、マルセイユと同グループのこの2チーム。
誰がどう見てもチューリッヒの勝ち抜けってのは考えられない。
ホームでのCL開幕戦、相手はマドリー。
どれだけ粘れるかが鍵。
最高の結果がドローだろうが、それも難しいミッション。
恥をかくようなこたがないような試合になれば御の字か。
マドリーは気持ちに余裕が出すぎると、先に失点なんてこともあるかも。
ただ、多少、気が抜けてようが、このメンバーで、このチームに負けるわけがない。
サンチャゴ・ベルナベウでのファイナルへ向けて、最高のスタートを切りたいところ。
けが人もじょじょに復帰してきたし、チームがまとまりさえすれば、世界最高のチームになってもおかしくない。
スイスの地で大爆発してもらいたいところ。

チューリッヒはマドリーとの差をまざまざと見せつけられる結果になったが、それでも、2点をゲットし、なんとか試合にはなった。
0-3という状況で、もう試合は終わったかと思われたところでの2得点で、ちょっとはスタジアムも活気づいた。
追いつくまではいかなかったが、これで十分だろう。
選手ひとりひとりに差がありすぎる。
ただ、フォンランテンのスピード、ティヒネンの守備力、ロシャのCBとしての力は、見るものがあった。
フォンランテンが右でがんばったから、ドレンテの攻撃力を封じ込めれたし、ティヒネンはいいところでからだを張れた。
ロシャはもっと上のクラブでも通用しそうなCBで、このクラスの選手たちがもうふたりぐらいいたら、なんとか戦っていけそう。
ただ、攻撃の起点となる選手に、ここに効果的にパスを出せる選手がいないのが残念。
点を取らないことには始まらないわけで、いいとろこは見せれても、勝つってことは難しい。
マルセイユとも差はあるし、このGLで勝ち点1でも取れれば、CLに出た価値はある。
攻撃陣のてこ入れも必要だが、GKの質も高めたい。
たしかにC・ロナウドのFKは2本ともすごいものだったが、レオーニの反応には・・・。
1つ目のFKはいつもの無回転ではなく、ただ、ボールスピードが速かっただけ。
コースもそう厳しくなかった。
2つ目のFKは無回転で手元で変化するものだったが、真正面。
もっと対応の仕方はあったはず。
この2つ目を止めてれば、追い上げムードになってたところだったし、おもしろい試合になったかも。
このGKがこんな感じなら失点は増えそう。
マドリーはなんかだらっとした展開だったが、取るべき選手がしっかり点を取り、危なげなく勝利。
ラウル、イグアインの2トップでカカ、C・ロナウドも先発。
この4人がポジションチェンジを繰り返し、相手を惑わすような攻撃はできてた。
ただ、エリア内になかなか進入できず、引いた相手を崩すには、まだコンビを高めていかないと。
流れの中で点を取ったのがラウル、イグアイン、グティってのが、マドリディスタにはうれしいことだろう。
この3人、あの新戦力が機能しても、外せない存在。
質の高いターンオーバーが期待できそう。
イグアインなんか、かなりアグレッシブにやれてたし、この補強で、火が着いたひとり。
この試合、X・アロンソが膝を負傷し、退場を余儀なくされた。
ベンチで治療してたのがまだ救われるが、どういう状況かまだわからない。
この男、MVP級の活躍で、もうマドリーにはなくてはならない存在になってた矢先で、かなり残念。
いいところに展開できてたし、リバプール時代よりもパスコースが多いし、より、活きてきてる。
早くピッチに戻ってきてもらいたい。
2失点したマドリーだが、PKとCKから。
あのPKはDF陣が裏をつかれてのもので、うまくオフサイドを取れなかった。
リーガではまだ出場停止中のペペが先発してたが、アルビオルとのコンビがどうかってこと。
このクラスのチームが相手だと、問題なくやれるが、残りの2チームはこうもいかないはず。
攻撃陣がだいぶフィットしてきてるし、守備が安定したら、サンチャゴ・ベルナベウでのファイナルに進出も不可能ではない。

スコア 2-5

<得点者> 
チューリッヒ   マーゲラ、エガーター
R・マドリー   C・ロナウド×2、ラウル、イグアイン、グティ 
~愛丸's MVP~
X・アロンソ(けがしたのは残念だが、この男、もうマドリーの中心選手に。パスの出しどころが多いし、活きてきて当然)