愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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マンチェスターU-マンチェスターC

2009-09-20 23:59:23 | プレミアリーグ
観戦日 9/20(日)       

愛丸’s チェック
今シーズンのダービーは一味違う。
ユナイテッドはいつものように強いんだが、シティが今までのシティとは違う。
サー・アレックスは、まだシティをライバルと認めてないが、ここまで4連勝ってのは並大抵のことではない。
王者の貫禄を見せるか、それとも大型補強が間違いじゃないことを証明するか。
ユナイテッドはCLを戦ったあとだが、しっかりターンオーバーできてるし、チーム状態に問題はない。
オールドトラッフォードでの試合だし、完膚なきまでに叩きのめしたいことだろう。
シティはアウエーとは言え、連勝を止めたくないはず。
アデバがアーセナル戦の愚行でサスペンション、ホビーニョは疲労骨折と攻撃陣が手薄なのが気になる・・・。

近年稀に見るおもしろいダービーになった。
ここはで白熱するとは。
ユナイテッドはしっかり意地を見せたし、シティもいつもと違うところしっかり見せつけた。
この試合を見たひとは全てが満足だっただろう。
ユナイテッドはやっぱりルーニーの調子が全てだし、ギグスのできもぴか一。
このふたりが今のユナイテッドの攻撃を支えてる。
このままいけばルーニーは得点王が狙える。
パートナーが確定してなくても、これだけ結果を出せるのはすごい。
守備的に振舞うこともできるが、今、この男に与えられた仕事は点を取ること。
そのミッションをしっかり遂行してる。
先制点なんか、見事なテクニックで決めたものだし、まだまだ進化してる。
それとギグス。
衰えるどころか、更に元気になってる感が。
昨シーズン、セントラルMFで使われることが多かったが、今シーズンはまた左サイドでの起用が多い。
ここに張ってのプレーだけでなく、幅がかなり広がった。
クロスの精度も高いし、スルーの精度もばつぐん。
この男のあの絶妙のパスが試合を決めた。
フレッチャーも使われれば必ず結果を出してくる。
この試合2得点だし、ここまで点が取れる選手に成長するとは・・・。
アンデルソンとのコンビもいいし、ユナイテッドはセントラルMFの選出に困らない。
誰が出てもいい仕事をしてくれる。
ユナイテッドの問題点は守備。
4点を取った攻撃陣は問題ないとして、ミスがらみでの2失点はいただけない。
2失点目のベラミーのスーパーミドルは仕方ないにしても、あとの2つはやらなくてもよかった点。
最初のは明らかにフォスターのミス。
エリアぎりぎりまで行って、不慣れな足元のテクニックでどうにかしようとしたんだが、テベスには通用しなかった。
あそこはセーフティファーストじゃないと。
それとリオの3失点目のミス。
これもしっかりフィードしてればいいものをおしゃれなパスをしようとしたのか何なのかベラミーにパスしてしまった。
ここからベラミーのスピードに追いつけずの失点。
こういうミスの少ないチームだったはずなのに・・・。
フォスターもリオも最後決めてくれたオーウェンに感謝しないと。
シティはベラミーさまさまで勝ち点1を奪えるはずだった。
あのATの失点さえなければ。
セットプレーからクリアできたもんだから、ちょっと気が抜けてたんだろう。
終了間際のプレーだったし。
シティはどうも気が抜けるディフェンスが目に付く。
すばやいリスタートをされると、突っ立てる選手が多すぎる。
トゥレが一回かなりの剣幕で怒ってたのもわかる。
しっかり集中して守らないと、ビッグクラブ相手だと、失点してしまう。
それとセットプレーでの守備と、クロスの対応。
横からの攻撃に弱いみたいで、ギブンのスーパーセーブがなかったら、後半はどれだけ失点したことか。
アデバかホビーニョかがいてくれたら、もうちょっとポゼッションを高めての攻撃ができたかもしれんが、今はテベス、ベラミーで十分戦える。
とくにベラミーは最高の状態をキープ。
スピードに磨きがかかった印象だし、S・W・Pよりも数倍使える。
シティはこれで連勝がストップしたわけだが、そう落ち込む敗戦にはならなかったはず。
主力が戻ってきたら、まだ強力になるはずだし、しっかり集中して戦うことができれば、ビッグ4の一角を崩してもおかしくない。

スコア 4-3

<得点者> 
マンチェスターU  ルーニー、フレッチャー×2、オーウェン
マンチェスターC  G・バリー、ベラミー×2 
~愛丸's MVP~
ギグス(90分走り続けれるスタミナもたいしたもんだが、あのパス能力もみごとなもん。まだまだユナイテッドのために働いてくれそう)

ウエストハム-リバプール

2009-09-20 21:04:30 | プレミアリーグ
観戦日 9/20(日)       

愛丸’s チェック
イングランド代表が意外と多くいるハマーズ。
W杯出場を決め、チームもこれで乗ってくるかもしれん。
なかなか上位進出のきっかけをつかめずにいるが、こういうことで勝ち続けることもある。
アップソンがリオの代役で最高のできだっただけに、キャプテンが乗れば、チームにも好影響。
C・コールも成長してきたし、ここのパートナーが決まれば、得点も期待できる。
リバプールは3勝2敗と、やっと勝ち星が先行してきた。
CLも満足のいくできではなかったが、勝ち点3をゲット。
2敗したことは忘れて、ここから全てを勝つつもりでいけば、優勝も狙えるはず。
X・アロンソの穴を埋めれずにいるが、これは時間が解決してくれるだろう。
ラファは4-2-3-1を崩さずに戦うみたいだから、何か考えがあるはず。

ハマーズは負けはしたが、いい試合を展開することができた。
前半の20分にアップソン、26分にベーラミが負傷退場するアクシデントに見舞われたが、交代選手がしっかりがんばった。
キャプテンのけがはそうとうな痛手だろうが、なんとかチームとして乗り切ってもらいたい。
それが、できるような内容だった。
ふたりが欠けたことはかなりチーム状態に響くことだが、攻撃陣に新しい光が。
ひとりはイタリアからやってきたディアマンティ。
トップ下というかセカンドトップというか、それなりに自由なポジションを与えられ、まずまずのプレーを披露。
PKではあったが、プレミア初ゴールも挙げれたし、ここから勢いになるだろう。
セリエB時代のリボルノで14得点挙げてるし、まだまだやれる選手だろう。
ゾラが見出した選手だし、間違いはないはず。
それと大発見がハインズ。
左サイドでのプレーだったが、あのスピードはかなり魅力的。
リバプールDF陣はこの男の対応にかなり苦しんだ。
この男のパスミスで先制点を献上し、落ち込むかに思われたが、それが、これをばねにここから輝きを増した。
同点に追いつくPKを獲得したのは、スピードを活かしたドリブル突破だったし、G・ジョンソンにそこまで活躍の場を与えなかったのも、この男が左サイドに君臨したから。
まだ荒々しいプレーが目立ってるが、経験を積んでいけば、プレミアを代表をするようなスピードスターになるはず。
C・コールも高さ、強さ、うまさが増してきてる印象だし、攻撃陣はじょじょに高いレベルまで引き上げれてる。
後半出てきたダイアーも、あの頃を思い出させるようなプレーを披露できてきたし、ベーラミの穴はこれでうまるはず。
SBに廻ったフォベールもスピードを活かしたオーバーラップもあったし、守備力もだいぶ向上してきた。
2度も追いついた精神力も身につけてるし、ここからハマーズはおもしろいサッカーを展開してくれそう。
リバプールはハマーズのスピードサッカーに苦労しながらもエースの活躍で、アウエーで勝ち点3をゲット。
F・トーレスの状態はすこぶる良さそう。
あの先制点は見事だった。
スペイン的に言えばゴラッソ。
縦に突破するスピードとテクニック。
それと、あのシュートのすばらしさ。
スライディングしながら、グリーンのニアの上を抜く強烈なシュートは、どのGKも止めれないだろう。
決勝点もこの男のヘディングだったし、エースがやってくれれば、チームは勝つことができる。
ジェラードが今までほどの輝きが感じられないのは不満だが、これはやっぱりX・アロンソがいなくなったからか。
ルーカスでは代わりは勤まってない。
あの展開力はX・アロンソしかできないし、そうなると、ジェラードにその負担が。
最後のパスを出すってことだけやってればいいわけではなく、展開、組み立てもやらなくてはならない。
トップ下ではなく、セントラルMFで使うのも手かもしれん。
この試合、左SBのインスーアが開幕戦よりもかなりいいできだった。
積極的に攻撃参加してたし、守備でも慌てる場面はなかった。
まだこれといった武器を手に入れてるわけではないが、マラドーナも目をつけてるみたいで、ラファの元、しっかり経験を積んでもらいたい。
2失点したことは問題だが、今のリバプールには勝ち点3が必要だし、しっかり勝てたことはよかった。

スコア 2-3

<得点者> 
ウエストハム  ディアマンティ、C・コール
リバプール   F・トーレス×2、カイト 
~愛丸's MVP~
F・トーレス(まさにエースとしての働きっぷり。あの先制点は見事なものだった。まさにゴラッソ。決勝点もゲットし、状態はすこぶるいい)

ユベントス-リボルノ

2009-09-20 16:59:27 | セリエA
観戦日 9/20(日)       

愛丸’s チェック
カンピオナート3連勝中のユーベ。
インテルよりも上の順位で、このままフィニッシュできるかどうか。
ただ、まだカンピオナートは始まったばっかり。
ここからどうなるかまだわからない。
安定感たっぷりのユーベだが、すでにけが人が続出。
攻撃の要、ヂエゴ、アンカーとしてチームにすぐさまフィットしたF・メロ、DFリーダーのカンナと、センターラインが欠けてる状況。
相手はリボルノだし、ここが欠けてもなんとかなるか。
リボルノは昇格してきて、未だ勝ちなし。
ただ、前節はホームでミランとスコアレスドロー。
貴重な勝ち点1をゲット。
開幕から3戦してまだ1点しか取れてない攻撃陣は気になるが、点を取られてないのはDF陣ががんばってるから。
ここでもまずは失点しないようなサッカーを展開するはず。

ユーベは主力を欠いても、しっかり勝ち点3をゲット。
核がいなくても、このぐらいの相手になら、ユーベのサッカーを貫ける。
トップはこの試合トレゼゲとヤクインタの2トップ。
これにアマウーリを加えた3人で、うまくやりくりできてる。
ヤクインタの調子がいいし、トレゼゲも前節、得点することができた。
これにヂエゴがうまく絡んで魅力的な攻撃ユニットを結成してたが、今はヂエゴがいない状況。
ただ、代わりのジョビンコがいるし、そう問題にはならないだろう。
前節と、CLのボルドー戦ではジョビンコが結果を出したし、このまま使っていってもらいたい。
この試合では、期待のジョビンコが不発。
前とうまく絡めてなかったし、強引なドリブル突破が目立った。
たしかにテクニックには自信があるのはわかるが、もうちょっと周りを使えると、もっとこの男のテクニックが活きてくるはずなんだが・・・。
エリア内で仕掛けることをやめろって言ってるわけではないが、フリーの選手がいたら、そこを使うのも手。
ドレゼゲ、ヤクインタが手を上げてがっかりしてるシーンが多かった。
そのためか、ジョビンコは早めにピッチを後に。
この後、このポジションってわけではないが、中盤でがんばったのが、カモ。
昨シーズン、もういらない選手のように思えてたが、今シーズンはインサイドハーフとして中心的存在に。
サイドアタッカーから、完全に違う選手に。
あの運動量は魅力的だし、たしかなテクニックもある。
ヂエゴ、F・メロの代役とまではいかないが、この男がいれば、中盤が破綻することはない。
パッとしなかったのが途中出場のデ・チェーリエ。
もっと果敢に仕掛けれる選手だが、この試合はノーインパクト。
左サイドを突破するシーンはひとつもなかった。
自分の長所を活かしきれてない。
フェラーラからどうのような指示が出てるかわからないが、これではSBとしても中盤の左サイドとしても使いようがない。
DF面で輝いたのが、ブッフォン。
ユーベの得点は2点だったが、この男、3つはビッグセーブを披露。
あのセーブがなかったら、ホームで大変なことになってたかも。
カンナがいなくても、最後の砦がしっかりしてるから、そう失点することはないだろう。
まだまだユーベのために働いてくれる。
リボルノは期待のルカレッリ、タバーノが、ユーベ相手に不発。
ふたりのコンビで惜しいシーンを1つ作り出したが、これはブッフォンに阻まれた。
ルカレッリのいいパスに、タバーノのいい飛び出しから、倒れながらの右足アウトでのシュート。
ブッフォンの果敢な飛び出しがなかったら、決まってもおかしくないティロだった。
ミドルやらヘッドやらで何度かチャンスを作ったが、ブッフォンが大きく立ちはだかった。
リボルノの問題は、ここってところでのミスが目立つこと。
しっかりパスを繋がないといけないところで、ミスが出ると、一気にピンチになってしまう。
中盤でのパスミスは致命傷に。
攻撃面でもバイタルエリアまでうまく進入しても、ズレが生じて、チャンスを不意に。
この辺のチームプレーを徹底させないと。
トップふたりの個人能力に頼るだけの攻撃しかできない。
基本がしっかりできないと、またセリエBでの戦いを送るはめに。

スコア 2-0

<得点者> 
ユベントス   ヤクインタ、マルキージオ 
~愛丸's MVP~
ブッフォン(3度は失点のピンチをこの男の力で乗り切った。世界ナンバー1のGKはまだまだこの男。GKとしての穴がひとつも見当たらない)