愛丸のサッカー観戦記

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スペイン-ベルギー(W杯予選)

2009-09-06 10:32:40 | 各国代表戦
観戦日 9/6(日)       

愛丸’s チェック
トルコとの連戦を連勝で乗り切り、このグループのトップをほぼ確定させてるスペイン。
コンフェデで無敗も連勝もストップしたが、これがいい方に出てくるはず。
今のスペインに太刀打ちできるチームはそうはいない。
2トップは強力だし、中盤はひとが溢れかえってる。
DF陣にも不安はなく、GKも誰がレギュラーでもおかしくない。
リアソールでのこの試合も制して、早く、本選出場を決めたいところ。
ベルギーはまだまだ若いチーム。
この予選、かなり苦しんでるが、まだ先があるチーム。
ここでの経験がいい結果に繋がっていく。
世界最強と言ってもおかしくないスペインに自分たちのサッカーがどこまで通用するか、おもいっきりぶつかってもらいたい。
引いて守るようなサッカーだと、今後に繋がらない。

スペインはこのままW杯本大会を迎えても、しっかり結果を出せるようなチーム状態。
ここまでクオリティの高いサッカーをやれるチームが他にいるのか。
もうどこも止められないかもしれない。
やるべき選手がしっかり仕事をできてる。
とにかく、全体が同じ方向に向かってしっかりサッカーができてるし、そう簡単に崩れそうにない。
F・トーレス、ビジャのコンビはクラブでも一緒にやってるんじゃないかってぐらい完璧。
左にビジャが流れることが多く、中のスペースをF・トーレスやら中盤の選手やらがしっかり使うことができる。
これだけ連動して動いてれば、相手はうまく捕まえれることができない。
このスペースにX・アロンソ、チャビがしっかりいいパスを出してくれる。
このふたりはもう代表から外せない。
そうなると、中盤の選手は使えてふたり。
ひとりは守備的なピボーテを置くことになり、攻撃的な選手はあとひとり。
この試合ではD・シルバが務めたが、この男も切れきれ。
先制点もこの男だし、相手に引導を渡すゴールも叩き込んだ。
ビジャとの相性はばっちりだし、パスも出せれば、シュートも正確。
イニエスタが復帰すると、この男とのポジション争いになる。
けがさえしなければ、D・シルバはスペインの中心選手なってもおかしくない。
そうなると、セスク、S・カソルラ、リエラなんかが浮いてくることに。
リエラはタイプが違ってるし、バックアッパーに置いといて問題ない。
セスクは中盤では4番手評価。
そうなると、S・カソルラは外れることに。
ここにスペインの層の厚さが伺える。
守備的なピボーテはもうブスケツで決まりな感じだし、M・セナも今シーズンはやってくれそう。
マルチェナもオールラウンダーとして使えるし、この辺の選手選考で、デル・ボスケは頭を悩ませるだろう。
守備でもピケの成長があって、どこにも穴がない。
アルベロアがいてくれれば、左右のラテラルのバックアッパーになるし、ここまで戦力が充実してるチームは他にないだろう。
世界制覇も夢ではなくなった。
バルサのサッカーみたいな高い位置からのプレッシングと、良質のポセッシオンサッカー。
今、このサッカーが世界を制圧しそうだし、流れにのったスペインはブラジルもアルゼンチンもイタリアもドイツもどこも止めることはできないだろう。
ベルギーは若いチームってこともあって、スペインに押されると、ただただ下がるだけ。
チームリーダーっての不在みたいだし、ひとりベテランがチームをまとめてくれれば、まだよくなっていきそう。
エバートンでの輝きをフェライニが発揮できす、デンベレも、噂されるような爆発的なスピードは封印された。
デフールもインパクトは残せず、ちょっとスペインとの格の違いを見せつけられた。
5失点すべてが完全に崩されたもので、世界を相手に戦うなら、経験値をあげていかないと。
ヨーロッパの舞台でやってる選手も多いし、まだ強くなれるチーム。
来年からアドフォカートが指揮をとるみたいだし、悪くなることはないだろう。
ただ、中盤以降にはいい若手がいるんだが、トップの層が薄い。
しっかり点を期待できるFWが出現しないことには、勝てる試合も勝てなくなる。
ムペンザ兄弟クラスの選手が出てきてくれれば・・・。

スコア 5-0

<得点者> 
スペイン   D・シルバ×2、ビジャ×2、ピケ 
~愛丸's MVP~
チャビ(ボールを取られたり、パスミスをしたりってシーンがほとんどなかった。まだまだこの男は進化してる。完全にチャビのチームに)