愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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トットナム-マンチェスターU

2009-09-13 10:48:46 | プレミアリーグ
観戦日 9/13(日)       

愛丸’s チェック
開幕4連勝と絶好調のスパーズ。
シティ同様、このチームもビッグ4の一角を崩そうと、虎視眈々と狙ってる。
ポーツマスで、機能したあの凸凹コンビが、レドナップの下、スパーズで復活。
高さを活かすもよし、スピードを活かすもよし。
これにモドリッチがうまく絡めば・・・。
そのモドリッチがけがで戦線離脱中で、この穴をどう埋めるか。
ユナイテッドは、試合内容では劣りながらも、アーセナルを撃破。
インターナショナルマッチに出てない選手が多く、コンディションではスパーズよりも上かも。
ウィガン戦で流れをつかみ、強いユナイテッドがそろそろ本気を出す頃か。
スパーズとの相性もいいし、下から突き上げてくるこのチームをアウエーで黙らせることも難しい問題ではない。

開幕4連勝の力が本物かどうか、このユナイテッド戦が試金石に。
ただ、やっぱり、ここまでの4連勝は、相手に恵まれたmのだったのかもしれん。
ユナイテッド相手に開始1分もしないうちに得点できたまではよかったが、ここからどうも攻守においてちぐはぐ。
攻撃では、やっぱりモドリッチの不在が響いた。
クラウチを狙うパワープレー的な攻撃がしたいのか、デフォー、レノンあたりのスピードを活かしたいのか。
どこか中途半端。
クラウチはヴィディッチとのやりあいで負けることはなかったが、あの高さを有効活用できず。
ほんと、最初のあの得点シーンだけ。
この高さってことよりも、足元の技術は目立ってたが、これがチャンスになかなか繋がらない。
デフォーとの距離も微妙だったし、ポーツマス時代のようなコンビは見られなかった。
デフォーも先制点を挙げ、好調さをアピールしたが、その後沈黙。
レノンも代表戦で見せたようなパフォーマンスではなく、この男は明らかに疲労の色が伺えた。
縦突破ではなく、中への仕掛けもできるようになり、攻撃パターンの幅は広がってるんだが、この試合では自慢の縦への突破がなかなか見られず。
コルルカとのコンビもお世辞にもいいとは言えず、単独での仕掛けだと、ユナイテッド相手にはそう簡単に崩すことはできない。
この3人以上に問題だったのが、左のサイドハーフに入ったR・キーン。
レドナップはどうしてこの男にこだわり続けるのか。
この試合、何もできてない。
仕掛けることもなく、効果的なパスを出すこともできない。
トップまたはセカンドトップで活きてくる選手で中盤のサイドでは無能な選手。
ルーニーみたいにって考えかもしれんが、そんな力は持ち合わせてない。
モドリッチがいれば、間違いなく、ここにモドリッチなんだろうが、いない今、ここはクラニチャルに任せるのがベスト。
スパーズのいい流れを断ち切ったのは、このキャプテンであることは間違いない。
早く、ここに見切りをつけないと、勝てる試合も勝てなくなる。
ユナイテッドは、まだ強さを前面に押し出しての勝利ってわけではなかったが、結果は伴ってきてる。
リオも戻ってきたし、ユナイテッドはここからか。
こういう試合の積み重ねで3連覇を達成したわけで、今シーズンも期待できる。
この試合、ルーニー、ベルバトフの2トップだったが、やっぱり、ユナイテッドは2トップで戦うべき。
どちらの選手もやりやすそうだった。
攻撃に専念してるルーニーは脅威だし、ベルバトフも下がってのプレーに磨きがかかってきた。
このコンビが基本軸になるだろう。
中盤の選手をいろいろ試してる状況での、この勝ち点3だし、1敗は喫してるとは言え、優勝候補の筆頭であることに間違いはない。
60分にスコールズが2枚目のイエローで退場になり、多少暗雲は立ち込めたが、これを力に変えれるのがユナイテッド。
世界最強のリアクションサッカーを展開できるチームは相手が出てきてくれた方がいい。
実際、10人になってから、とどめの3点目をゲット。
まだまだ本調子にないユナイテッドだが、こうやって勝ち点を積み上げることはできる。
ルーニーがけがさえしなければ、そう簡単に負けることはないだろう。

スコア 1-3

<得点者> 
トットナム    デフォー
マンチャスターU ギグス、アンデルソン、ルーニー 
~愛丸's MVP~
ギグス(まだまだこのベテランは健在。同点に追いつくあのFKは見事だった。90分戦えるスタミナもあるし、この男に頼ることは多くなりそう)

マンチェスターC-アーセナル

2009-09-13 01:01:10 | プレミアリーグ
観戦日 9/12(土)       

愛丸’s チェック
この夏、話題を振りまいたシティ。
移籍期限ぎりぎりに念願のレスコットも獲得し、攻守でバランスのとれたチームに。
それでいて、開幕から3連勝中だし、ユナイテッド、リバプール、アーセナルよりも順位は上。
で、このアーセナル戦が試金石に。
ここでも結果を出せるようだと、ビッグ4崩しが、現実のものに。
アーセナルは厳しい日程の真っ只中。
ユナイテッド戦のあとに代表戦があって、そしてこのシティ戦。
相手はアデバとトゥレ。
このアーセナルから出て行ったふたりにサッカーをさせなければ、アウエーでも結果はついてくる。
ユナイテッド戦もペースは握ってたわけで、負けたとは言え、そう悲観するものではない。
セスク、ロシツキと代表戦でプレーしてるし、この試合でチームに復帰するはず。

シティがなんとアーセナルをここシティ・オブ・マンチェスターで葬り去った。
それも4-2と圧勝。
取るべき選手が得点し、完勝と言っても過言ではない。
ただ、前半、M・リチャーズのゴールで先制したが、これはセットプレーからで、アーセナルを崩しての得点ではなかった。
流れの中ではほとんどチャンスを作れず。
左に張ったベラミーが輝けず、アデバもトップでからだを張るには張ったが、高い身体能力を発揮するシーンはなかった。
アイルランドもどこか本調子になく、これが3連勝中のシティかと疑いたくなるようなできだった。
それが後半、追いつかれてから、じょじょにあのメンバーが力を発揮することに。
ソングが必要にマークし、ちょっとイライラ気味のアデバが、なんとかソングにイエローを出させることに成功し、これが流れを変えた。
M・リチャーズの突破は、イエローをもらって激しくいけなくなったソングを狙ったもので、ここからのクロスをベラミーがダイレクトボレー。
ベラミーは2トップの一角としてプレーするようになってから活きてきた。
テベス、サンタクルスが復調して戻ってきたら、この男がどう使われるかわからないが、今、アデバのパートナーはこの男がベスト。
S・W・Pもレノンほどのスピードと切れがあるわけではなかったが、それでもチャンスは多く作った。
アデバのゴールのクロスはピンポイントだったし、カウンターから決定的な4点目もゲット。
シティの右はこの男が担っていきそう。
3点目をゲットしたアデバだが、ここはちょっと問題行動が。
V・ペルシの顔をスパイクしたシーンは不慮の事故だと思いたいが、どうだろう・・・。
それとゴール後のパフォーマンス。
古巣相手に決めたゴール、これがプレミア50ゴールのメモリアルだったわけだが、決めた後、一目散にアーセナルサポーターの前に。
ここで力いっぱいのアピール。
これはやったらいけなかった。
エミレーツでの試合がどうなることやら・・・。
ただ、アデバはこれで4試合連続ゴールだし、この移籍が失敗ではなかったことをしっかり証明してる。
アーセナルは追いつくまではよかったが、その後の守備が。
というか、ボールの取られ方が悪かった。
前がかりになったところでボールを失い、こうなると、守備の陣形は整わない。
ここをシティにうまくつかれてしまった。
アデバに振り回された試合になった。
もっと落ち着いてやれれば問題なく勝てた試合のような気もするが・・・。
こんなアーセナルで、ロシツキの復帰は唯一の明るい材料か。
後半途中からの出場だったが、あの長期欠場がうそのようにしっかりチームに貢献できてた。
これからもっとコンディションが上がっていくだろうから、そうなるとセスクの負担も軽減できる。
得点も取れたし、試合には負けたが、いい復帰戦になった。
後半のロスタイム、V・ペルシのシュートがポストだったり、キックの精度が上がったかに思えたエブエが相変らずだったり、2点差を追いつけなくもなかった。
G・バリーのハンドを見逃されたりと、アーセナルには不運が付きまとってる。
これを払拭しないと、なんだか悪い流れにどっぷり浸かっていきそうな・・・。

スコア 4-2

<得点者> 
マンチェスターC  M・リチャーズ、ベラミー、アデバイヨール、S・W・P
アーセナル     V・ペルシ、ロシツキ 
~愛丸's MVP~
M・リチャーズ(やっぱり右SBで使われた方が活き活きとしてる。守備でもしっかり魅せれたし、攻撃参加でもチームに貢献)