愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

R・マドリー-ヘレス

2009-09-21 20:15:41 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/21(月)       

愛丸’s チェック
爆発的な得点力をいかんなく発揮してるマドリー。
あの攻撃陣なんだから、これだけ取れててもなんらおかしくない。
まだチームとして連動してるとはいいづらいが、それでも、しっかり結果を出してるんだから、問題ないだろう。
新加入組に刺激されるように、グティ、L・ディアラ、ラウルも好調だし、まだまだ強くなっていくだろう。
ヘレスは昇格してどこまでプリメーラでやれるか。
初めて見るチームだし、なんとも予想がつかない。
あのマドリーを止めれるほどの守備力を持ち合わせてるとも思えないし、どこまで我慢できるか。
マドリーをイライラさせるようなような展開に持ち込めれば、もしかするともしかするかも。

マドリーは幸先よく先制したが、そこからなかなか追加点が奪えなかった。
この時間のマドリーは攻撃陣がうまく連動できず、やっぱりまだ完全にチームができてないのかと思わせる展開に。
たしかに1トップのベンゼマは動きが少ないし、カカも今までほど目立った活躍ができず。
C・ロナウドも先制点を上げたまではよかったが、その後は・・・。
流れの中でチャンスを作れず、ピンチもいくつか迎えてた中、マドリーにぐっと流れを引き寄せたのがC・ロナウド。
CKからどんぴしゃのカベッサ。
高さ勝負でも相手を寄せ付けないところを、ここサンチャゴ・ベルナベウで披露できた。
この追加点でマドリーに火が着いた。
途中交代のグティがベンゼマがボレーを空振りしたところをしっかり決め、そのベンゼマもニステルとの2トップになった途端リーガ初ゴール。
ひさびさのリーガ登場になった、ニステルもグティの見事なスルーに抜けて、ヘナンの股を抜くゴールをゲット。
あれだけ、点を取ることに苦労してたマドリーが、短い時間で4得点。
ニステルの復帰で、ベンゼマとの2トップが実現したわけだが、このシステムもなかなかいいみたい。
ベンゼマはどう見ても、この2トップの方が動きはよかった。
このベンゼマの動きを見て、ペジェグリーニはどう思う。
ニステルとラウルとも2トップは組める。
C・ロナウドをトップとして見たら2トップにもなるんだろうが、これではベンゼマは活きてきてない。
やっぱりニステルとのコンビがしっくりきてそう。
この2トップの下にカカ、C・ロナウドってカルテットも破壊力ばつぐん。
もう攻撃の組み合わせはいくらでもできそう。
疲れてる選手を使わないといいだけで、マドリーは日替わりで素敵な攻撃が見られそう。
DF面ではサイドを突破されるシーンが目立ったが、クロスの正確さのなさに助けられたか。
まだマルセロには守備の不安が付きまとうし、S・ラモスも復帰したばかり。
このクラスのチームだったから、無失点ですんだが、強豪との戦いになるといささか不安。
そのときはまた違った守備重視のシステムを敷いてくるだろう。
3点取られても4点取れるだけの攻撃力があるチームだし、ほんとに力でねじ伏せるような試合を多く見せてくれるかも。
ヘレスはいきなりの失点で躓くかに思えたが、なんとかここから耐えることはできた。
最後の大量失点は完全に力負けだし、そう気にすることはないだろう。
それまで押さえ込めたことを自信に今後戦っていければ。
攻撃ではうまくサイドを突破するまではよかったんだが、そこからのクロスが・・・。
ひとつでもいいボールが入ってれば、どうなったかわからなかった。
1本もいいクロスは見られず。
チャンスを迎えたシーンは、ビケイラからボールが入ったとき。
セットプレーでのキックの精度はまずまず。
ここからのキックであわやのシーンは作ることはできた。
直接狙ったFKもクロスバーだったし、もっとビケイラにボールがわたるような展開だったら、よかったんだが・・・。
ピボーテの選手だし、マドリーを向こうにまわして攻撃に専念しようなんてことはできないわけで、これもいたし方ない。
5失点での敗戦でショックもあると思うが、相手はマドリーだし、そう気にすることはないだろう。

スコア 5-0

<得点者> 
R・マドリー   C・ロナウド×2、グティ、ベンゼマ、V・ニステルローイ 
~愛丸's MVP~
C・ロナウド(先制点の個人技も見事だったが、あの悪い流れの中でのカベッサがチームを生き返らせた。もう完全にチームの顔に)