The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
4月に鑑賞した映画の紹介
統一地方選挙の結果、表面的には自民万全に見えるが衰退が明白になったと言われている、という。そして漁夫の利を得たのが“聞く耳を持つ”ホノボノおじさん。
何せ、元気の良かったオバちゃんがウシロダテを亡くし、国会で叩かれ、挙句の果てゴリオシした地元で大敗し完全に党内影響力を喪失。そしてこのオバちゃんの影響力の無い地域で総力を挙げたつもりのところでこれまた“イシン”にヤラレコラレ!!ここでは、何やら“都民ファースト”のオバちゃんトミン・ファースト・カラーを捨てて、ブルーの衣装で応援。選挙戦では“トミン・ファースト”の応援で全力を尽くしたというが・・・?
その東京でも、上位を“イシン”が占め、常連の“自民”が下位だった、という。これでイヨイヨ都心も大阪の“イシン”に取られるかという事態だという。“トミン・ファースト”はもう消えたのか?
自民衰退が明白になったにもかかわらず、漁夫の利を得たホノボノおじさん、アホアホよりましかと思いきや、何やら解散風を吹かそうか。イヤ待てよ!内閣改造で自前の政権を押し出して、それから解散か?その時は自民完全衰退か・・・?という解説を為す向きもあるようだ。
それにしても“イシン”の勢い!破竹の進撃!!果たして、その実態は?
かように都市自治体の各個撃破から攻める。これが政権を握る王道である。それを“イシン”は実践している。それは彼のナチスが実践したことなのだ。“イシン”のファウンダーはナチスを徹底的に“お勉強”したという。その成果が出始めている。それがジワリと実現して来ているのだ。
その真反対が“リツミン”というかかつての“民主”なのだ。正に空中楼閣なのではないか。“全国政党”などと威張っている場合ではあるまい。
この一方、ノンキに財政赤字を続けていて大丈夫なのか。バラマキ財政!花見酒に酔いしれていて、そのままあの世に行ってしまうのではないか。
素直に御陀仏できれば良いが、そうはいかないのがこの世の現実!地獄を見るのは必至ではないのか?
理工系出身の経済専門家が、著書にバランスしていないバランスシートを掲載したり、自己のウェッブサイトに日銀の当座預金は日銀が任意に各銀行に割り振ったものだ等、とその見識を疑うような発言を堂々となさっているのを見ると情けない思いにとらわれるのは、私だけだろうか。そのような方々がMMT理論を安易に振りかざしているのではないか。世の中にはいい加減な議論が多過ぎるような気がする。
ところで、世界はクレムリンへのドローン攻撃の真犯人をめぐって、奇々怪々の議論が巻き起こっている。
先ずは、偽旗作戦の自作自演説。だが、これはロシア国内でのプーチン政権の弱体化を示すものと解される恐れ大なので、やるはずがない。という訳でプリゴジン氏説もあり。となれば、ロシア国内での勢力争いが激化しているのではあるまいか。それは、外から見ればプーチン体制の弱体化ではないのか?
コロナ対応が5月8日から変わる。ようやくフリー、解放かと思いきや、やっぱり感染相談は窓口が神戸市では決まっている(新型コロナウイルス専用健康相談窓口)。ということは、いきなり掛かりつけでは診てくれない、ということか。恐らく、ムシロ保健所によるフォローが入るだけで、放置に近い状況に置かれるハメになるのか。
これまでの日本のコロナ対策の是非は議論・検証して欲しいものだが、言えることは、その対応が世の中の雰囲気を見て実施していたことではないか。だから右往左往して主体性が皆目なく遅れ遅れになった。要するに、科学的に調査して、科学的に対策・対応できなかったことだ。この幕引きすら対応が世界から遅れた。それは下水でのPCR検査をやらず、感染の広がりがどうなっているのか科学的調査をやらなかったためではないのか。特に、PCR検査を何故か嫌がった。そこに政府機関の感染症研究所が中心にならなかったこと。何故なのか。その検証は必須ではないのか。だが、“科学立国”のこの国では厳正な検証はムリだろう!
さて、今回紹介するのは又しても月始めの事なので、前月見た映画の紹介としたい。ところで、今月からネットを介しての映画の入手は不可となった。そこでレンタルビデオに頼るか、これまでに録り貯めたTV録画に頼らざるを得ない。これが行き詰まれば、どれかのネットで提供してくれる映画サイトを見つけてそれに頼らざるを得ないだろうが、それはその時か。
先ずは、NHK・BSプレミアムのBSシネマから。先月は14作品。レンタルビデオが12。TV録画は16。計、42作品となった。レンタルビデオが12作品となってしまい、途中で資金不足になると気付いてTV録画に乗り換えたという経緯だった。考えが浅すぎたという外ない。アホか、情けなやと反省しきり。
例によって先ずは、BSシネマの紹介14件から・
①4月3日“イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 The Imitation Game”2014年・米・監督:モルテン・ティルドゥム
出演: ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グッド、ロリー・キニア、チャールズ・ダンス、マーク・ストロング
先月ネット無料映画GYAO!で見たもの。今回は吹替でなく字幕で見た。チョット複雑な作りの映画になると2度見た方が私には良いようだ。複雑というほどの作りではなく、単純な過去と現在のフラシュバックなのだが。台詞にも意味深な部分が随所にあるのが今回は分かった。確かに良い映画だ。
②4月5日“イングリッシュ・ペイシェント The English Patient”1996年・米・監督・脚本:アンソニー・ミンゲラ、原作:マイケル・オンダーチェ
出演:レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、ナヴィーン・アンドリュース、コリン・ファース、ジュリアン・ワダム、ユルゲン・プロホノフ
90年代アカデミー賞の映画で、当時見たいと思っていたが見逃していたのだが、この作品も私には難しかった。記憶をなくしたアルマシーが英国人患者(イングリッシュ・ペイシェント)。だが実はハンガリー人伯爵で、英国地理学協会に所属し、サハラ砂漠で地図作りに携わっていた。
③4月7日“抜き打ち2丁拳銃 The Duel at Silver Creek”1952年・米・監督:ドン・シーゲル
出演:スティーヴン・マクナリー、オーディ・マーフィ、ジェーン・ダスティ・ファーゴ、
普通の西部劇。だけど会話前には怪しい人間だと思っていた人物を簡単に保安官助手を任命するものだ。米人の人物を見極める眼力に驚嘆!
④4月10日“心の旅 Regarding Henry”1991年・米・監督:マイク・ニコルズ
出演:ハリソン・フォード、アネット・ベニング、ミッキー・アレン、ビル・ナン、ドナルド・モファット
気が付けば30分経過していた。だが、後半だけでも十分堪能できた。意識を失って、元のいやらしい弁護士から変身。米国のエスタブリッシュメント層への反感が根底にあるような気がする。そういう意識が現在の米国民の政治的分断を生んでいるのかも知れない。
⑤4月11日“バラ色の選択 For Love or Money”1993年・米・監督:バリー・ソネンフェルド
出演:マイケル・J・フォックス、ガブリエル・アンウォー、アンソニー・ヒギンズ、ボブ・バラバン、アイザック・ミスラヒ、パトリック・ブリーン、ウド・キア、ダン・ヘダヤ
ドタバタ、ラブ・コメ?ガブリエル・アンウォーが良かった。クリスチャンに騙され通さずに、上手くアンディと結婚し夢のホテルも手に入れた。
⑥4月12日“恋をしましょう Let's Make Love”1960年・米・監督:ジョージ・キューカー
出演: マリリン・モンロー、イヴ・モンタン、トニー・ランドール、フランキー・ヴォーガン、ウィルフリッド・ハイド=ホワイト、デヴィッド・バーンズ、ミルトン・バールジョー・ベサー、ビングクロスビー、ジーンケリー
フランスの大富豪クレマンが貧乏役者のふりをして一介の舞台女優アマンダに一目ぼれして結婚しようとする話。クレマンの演技指導にビングクロスビーとジーンケリーが登場して面白い。イブモンタン指導されるのだから難しい役どころ。モンローがもっとも輝いた時期だろうか。
⑦4月14日“誇り高き男 The Proud Ones”1956年・米・監督:ロバート・D・ウェッブ
出演:ロバート・ライアン、ジェフリー・ハンター、ヴァージニア・メイヨ、ロバート・ミドルトン、ウォルター・ブレナン
シネマスコープ西部劇映画。それにしては見易い普通の西部劇。ここでも保安官助手は自分に悪意を抱いている若いものを採用して後釜に育成していた。
⑧4月17日“42 ―世界を変えた男― 42”2013年・米・監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード、二コール・ベハーリー、クリストファー・メローニ、
リッキーがハリソン・フォードとは全く気付かず!功労賞受賞の由。リッキーの手厚い細かい保護と励ましの言葉に感心した。何だか楽しくなった。ドジャーズは昔ニューヨークのチームだったのだ。選手起用に革新的、だから野茂選手も採用したのか。
⑨4月18日“ベニスに死す Death in Venice (伊)Morte a Venezia”1971年・米、伊、仏・監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン、シルヴァーナ・マンガーノ、ロモロ・ヴァリ、ユーセロ・ボニーニ・オラス、キャロル・アンドレ
2度目か?何度見ても分からない!トーマス・マン作の同名小説の映画化。原作は主人公グスタフ・フォン・アッシェンバッハを作家としていたが、モデルとしてはマン自身以外に、友人のグスタフ・マーラーも入っているので作曲家になっている、という。『地獄に堕ちた勇者ども』『ルートヴィヒ』と並ぶ「ドイツ三部作」の第2作だという。結局、コレラで死んだの?
⑩4月19日“小さな恋のメロディ 原題:Melody, または S.W.A.L.K*”1971年・英・監督:ワリス・フセイン
出演:マーク・レスター、トレイシー・ハイド、ジャック・ワイルド、コリン・バリー、ビリー・フランクス、アシュレイ・ナイト、クレイグ・マリオット、シーラ・スティーフェル、ジェームズ・コシンズ、ロイ・キニア
何故だか初見。見れて良かった。素直で罪のない映画。“僕たち幸せで一緒にいたいだけなんだ”の台詞に尽きる。メロディの一家良い人たちだが、父親が保釈で帰って来ていた。どういこと?小学生たちが教師に集団で反抗するが、それが数年後学生運動になった?英米でボツ、日本で大ヒット!?
*Sealed with A Loving Kiss:慣用句「愛情の証のキスで封印された告白のメッセージ」
⑪4月24日“ナイト&デイ Knight and Day”2010年・米・監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ、ジョルディ・モリャ、フォーク・ヘンチェル、マギー・グレイス、デイル・ダイ、マーク・ブルカス、ヴィオラ・デイヴィス
夜と昼がどうした?日本語では“騎士と昼”。アクション・コメディ映画。何で見たのか定かではないが確かに見たので2度目。強烈なロイのアクション。登場して何人殺した?まぁ映画なので許しましょう。革命的電池のゼファーも。目指す南アメリカのホーン岬がリゾートとは思えないが?楽しい所なのか?
⑫4月25日“湯を沸かすほどの熱い愛 Her Love Boils Bathwater”2016年・日本・監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲花、伊東蒼、松坂桃李、オダギリジョー、篠原ゆき子、駿河太郎、遥、松原菜野花、りりィ
肉親に恵まれなかったが、しっかりした女の人を描いている。夫々寂しい人を勇気付ける、どうしてそうなれるの?と思うほどだ!
⑬4月26日“恋に落ちたら・・・ Mad Dog and Glory”1993年・米・監督:ジョン・マクノートン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ユマ・サーマン、ビル・マーレイ、デヴィッド・カルーソ、キャシー・ベイカー、マイク・スター、トム・トウルズ
シカゴが舞台だという。さすが治安が悪い。警官とギャングの関係?それでも映画が成立する素晴らしきアメリカ?デ・ニーロが若い!一度見たような気もする。全く個人的な話、グローリーはノット・マイ・タイプ残念!
⑭4月27日“オールウェイズ Always”1989年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、オードリー・ヘプバーン、ジョン・グッドマン、ブラッド・ジョンソン
BSシネマで2度目。だが、何故か心に滲みる。テーマ曲も“煙が目に染みる Smoke Gets In Your Eyes” のスタンダード・ナンバーが良い。見るのが2度目にして第一印象と多少異なる部分が結構あったのは何故だろうか?夜のライトの光の中に愛機が浮かんでいるシーンはスピルバーグの好みか。ヘップバーンのラスト・スクリーン、これにも深い因縁があるという。さすが配役も良い。
次が、途中で無駄遣いに気付いたレンタルビデオの紹介。
⑮4月1日“ルージュ(R+15)”1984年・日本・監督:那須博之
出演:新藤恵美、火野正平、北詰友樹、松居一代、土屋嘉男、星セント
ある男に引っかかっかて、堕ちてゆく女。その男を殺してみたが・・・で終わる話。新藤恵美の裸身が凄い。こんな映画があったのか!
⑯4月2日“トカレフ Tokarev、別題: Rage”2014年・米・監督:パコ・カベサス
出演:ニコラス・ケイジ、レイチェル・ニコルズ、マイケル・マグレイディ、ピーター・ストーメア、パシャ・D・リチニコフ、マックス・ファウラー、ウェストン・ケイジダ、ニー・グローヴァー
一人娘が誘拐され殺害された。過去の犯罪がバレたかと、仲間と探るが一向に分からない。凶器がトカレフと判明しロシア・マフィアかと探し回ったが返ってそれで過去の犯罪が明らかになってしまい、仲間も殺される。ところが娘の死は自分の持っていた銃を面白がって使っていたボーイフレンドによる事故だった。過去の悪事が最悪の形で露見した悲劇。
⑰4月3日“フューリー Fury”2014年・米・監督・脚本:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス、スコット・イーストウッド
一寸キツイ戦争映画。結局何が言いたいのか?戦争はキツイモンダよ!・・・?シャーマン戦車はタイガー戦車4:1でようやく勝ったのか。タイガー戦車1発の砲弾で砲塔が吹っ飛んでいた。
⑱4月4日“レッド・ライト Red Lights”2012年・米・監督・脚本:ロドリゴ・コルテス
出演:キリアン・マーフィー、シガニー・ウィーバー、ロバート・デ・ニーロ、 トビー・ジョーンズ
以前、見ていたようだ。すっかり忘れていたが、内容はヤッパリ謎だらけ。分かり難い映画だ。どうやらトムは本当の超能力者との設定。シルバーは盲目を演じているインチキ。トムはシルバーが自分と同じ超能力者であって欲しかった。マーガレットも実は超能力者を探していて、できれば息子デービッドを救いたがっていた。だが、本物のトムは自分にはそれが出来ないと分かっているので、デービッドの生命維持装置をOFFにした。オカルト否定映画だと思い込んでいたので分かり難く見えたのだが、結局肯定映画なのか?
⑲4月5日“ル・コルビジェの家 El hombre de al lado”2009年・亜・監督 :ガストン・ドゥプラット/マリアノ・コーン
出演:ラファエル・スプレゲルブルド、ダニエル・アラオス、エウヘニア・アロンソ
ル・コルビュジエがアメリカ大陸で設計した唯一の私邸で、アルゼンチン、ブエノスアイレス州都ラ・プラタに建つ「クルチェット邸」が舞台。“隣人は選べない”結局、明けられた大きな窓は塞がれたが、それまでのイザコザ。
⑳4月6日“さすらいの用心棒/暁のガンマン 伊: E per tetto un cielo di stelle、英: A Sky Full of Stars for a Roof”1968年・伊・監督:ジュリオ・ペトローニ
出演:ジュリアーノ・ジェンマ、マリオ・アドルフフランコ・バルドゥッチフェデリコ・ボイドアンソニー・ドーソンサンドロ・ドリマグダ・コノプカジュリー・メナード
何てぇことない、ドタバタ・マカロニ・ウェスタン。こういうウェスタンは初めて見た。ビリー・ザ・キッドでも模しているのか?
㉑4月8日“最後の極道”2014年・日本・監督:渋谷正一
出演:中野英雄、永倉大輔、KOJI、池野浩子、宮﨑貴久、奈良坂篤(奈良坂敦)、野口雅弘、諏訪太朗
最悪!もうちょっとマシかと思ったが、残念。それにけったいな大阪弁。あんまり現実には有りそうでない話で、下らないものを見た印象。
㉒4月8日“ねこタクシー Neko-Taxi”2010年・日本・監督:亀井亨
出演:カンニング竹山、鶴田真由、山下リオ、芦名星、室井滋、内藤剛志、高橋長英、甲本雅裕、草村礼子、田村泰二郎、根岸季衣、柳沢なな(麗奈)、みーすけ
口直しに見た邦画。猫の出るハート・ウォーミングな映画。教師を辞めた男がタクシー運転手を始めてうだつが上がらない状態なところへ、こっそり猫を同乗させて意外な人気を得る。しかし法の障害があることが判っていったん中止したが、資格を取って何とか再開。だが、その猫は亡くなる。そして男は教師に復帰する。奥さんは理解ある教師で良かったネ。
㉓4月10日“アガサと殺人の真相 Agatha and the Truth of Murder”2018年・英・監督:テリー・ローン
出演:ディーン・アンドリューズ、ルース・ブラッドリー、ベベ・ケーブ、アメリア・ローズ・デル、リチャード・ダブルデイ、ブレイク・ハリソン
筋を追うのでやっと。登場人物が一気に増えるとついて行けなくなる、私の弱点。でも作品に行き詰まってコナンドイルに相談し、ゴルフ場の設計に手出ししたのは面白い作り話?
㉔4月11日“アガサとイシュタルの呪い Agatha and the Curse of Ishtar”2019年・英・監督:サム・イエーツ
出演:ブロナー・ウォー、ジョナ・ハウアー・キング、リンゼイ・マーシャル、ジャック・ディーム、スタンリー・タウンゼント
これも登場人物が一気に増えるとついて行けなくなる、石油利権にまみれた話。アガサ40才、マックス26才の14才はなれたカップルの成立。
㉕4月12日“アガサと深夜の殺人者 Agatha and the Midnight Murders”2020年・英、馬・監督:ジョー・スティーヴンソン
出演:ヘレン・バクセンデイル、ブレイク・ハリソン、ジョディー・マクニー、トーマス・チャンヒング、モーガン・ワトキンズ
今度は何とかついて行けたが、ラストシーンでピックフォードに毒入りの酒を飲ませたのは分からなかった。いつやった?
㉖4月15日“新・仁義なき戦い 謀殺”2003年・日本・監督:橋本一
出演: 高橋克典、渡辺謙、南野陽子、小林稔侍、夏木マリ、石橋蓮司、薬師寺保栄
物語は前作『新・仁義なき戦い。』の後日談となっているというが続き具合が分からない。だが本作はよくできている。折角の舞台回しをしても“人間は…おっとろしい生きモンや。”で猜疑心で自滅してしまう。
次に、TV録画したもの16件の紹介。CMが入り、カット部分もあるのだが、それだけに見易いこともあるので、あまりおろそかにはできないものと思っている。それに最近はカット無しのも増えているような気がする。でなければ、誰も見ないのでは?
㉗4月9日“ソーシャル・ネットワーク The Social Network”2010年・米・監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー、ジョシュ・ペンス、マックス・ミンゲラ、ラシダ・ジョーンズ、ブレンダ・ソング、ルーニー・マーラ
TV大阪シネマクラブ・23/2/1放映分、CM含めて168分、原版上映時間95分。創業し大きくすることはやっぱり大変なんだ。基本コンセプトを高速で拡大し占有することや陰謀渦巻き後から外部参入した者が共同創業者をも切る。最後に弁護士がマークに言った。“あなたは最低の人間じゃないけど、そう見える生き方をしている。”否、何だか最低の人間に見える。
㉘4月16日“マラヴィータ 英語題: The Family, 仏語題: Malavita*”2013年・米、仏・監督:リュック・ベッソン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ、ディアナ・アグロン、ジョン・デレオ、スタン・カープ、ジョン・フレダ
関西TVシネマパラダイス23/1/15放映。CM入れて115分、原盤112分。大物俳優3人。主人公フレッドは本名がジョヴァンニ・マンゾーニというニューヨークの元マフィアで家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、様々な偽名・職業を名乗りながら世界各地を転々。そのノルマンジーでの潜伏を切り取った映画。恨みを買ったマフィアに潜伏がバレて襲われるが一家やっとで返り討ち。発想がさすがのリュック・ベッソン。
*イタリア語で裏社会の意
㉙4月17日“21ブリッジ 21 Bridges”2019年・米・監督 ブライアン・カーク
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、ステファン・ジェームス、キース・デイヴィッド、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズ
TV大阪シネマクラブ23/2/15放映、CM含めて107分上映時間。原盤128分。犯罪の裏に分署全体の景観汚職があった。まぁそういう脚色の下のアクション・スト-リー。だが、犯罪者の言い分、汚職署長の言い分があって面白かった。
㉚4月18日“アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング I Feel Pretty”2018年・米・監督:アビー・コーン、マーク・シルヴァースタイン
出演:エイミー・シューマー、ミシェル・ウィリアムズ、ローリー・スコーヴェル、エミリー・ラタコウスキー、エイディ・ブライアント、トム・ホッパー、ナオミ・キャンベル、ローレン・ハットン
TV大阪・新春ロードショウ23/1/2放映・時間CM含めて125分、原盤110分。自尊心を抱けずに長年思い悩んでいた人に勇気と希望を与える。勘違いが原因で、楽しくなる映画。
㉛4月19日“フォレスト・ガンプ/一期一会 Forrest Gump”1994年・米・監督:ロバート・ゼメキス
出演: トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン
TV大阪年忘れロードショウ20/12/30放映。CM含めて135分、原版142分。初見だがなんか、良い映画だ。知能は劣るが、自然体で苦難を乗り越え成功を収め、人々を惹きつける。そんなアラバマの放言で「うすのろフォレスト」の半生を描いた。ダン中尉の足はどう撮影したのか?バッバは原作では普通の白人だという。オープニングとエンディングの羽毛の飛ぶシーンは大金を掛けたというがセンス良く凝っている。
㉜4月20日“ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出 A Royal Night Out”2015年・英・監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:サラ・ガドン、ベル・パウリー、ジャック・レイナー、ルパート・エヴェレット、エミリー・ワトソン、ロジャー・アラム
TV大阪年忘れロードショウ22/12/29放映。CM含めて110分、原版97分。「ヨーロッパ戦勝記念日1945/5/8の夜、英国王女エリザベス2世が、妹マーガレット王女と共に外出を許され、臣民と共に戦勝を祝った」という史実に基づくフィクション。御付きの将校が護衛をサボってお楽しみで、王女二人は別々になり夫々いかがわしいところにまで紛れ込む話。特にエリザベスは空軍兵と一緒に動き回る。深刻な庶民生活と自由に憧れる王女の隔絶対比が面白い!
㉝4月22日“ジオストーム Geostorm”2017年・米・監督:ディーン・デヴリン
出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララ、ダニエル・ウー、エウヘニオ・デルベス、アムール・ワケド、アデペロ・オデュイエ、エド・ハリス、アンディ・ガルシア
関西TV21/5/15放映・土曜プレミアム映画。CM含めて130分。原盤109分。“SF災害映画”というジャンルがあるのか。何だか安っぽい作り。やっぱり“本作は批評家から酷評”“印象に残る特殊効果や練り上げられた登場人物、感動的な物語に欠けている。『ジオストーム』は壮大な規模の災害映画として製作されたはずなのだが、完成品は映画災害とも言うべきものになってしまった。”その通り。
㉞4月23日“マイ・ブラザー Brothers”2009年・米・監督:ジム・シェリダン
出演:トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード、クリフトン・コリンズ・Jr、メア・ウィニンガム、テイラー・ギア、ベイリー・マディソン、キャリー・マリガン、パトリック・フリューガー
TV大阪シネマ・クラブ20/10/30放映。CM含めエンドロール無しで110分、原盤は104分。戦争が思わぬ影響で、健全な家庭を崩壊させる一例を示してくれている。皆それぞれ生きるのに必死なのだが、戦争の極限において、それは悲惨さを何倍にも増幅させるのだ。
㉟4月24日“THE GREY 凍える太陽 The Grey”2012年・米・監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン、フランク・グリロ、ダーモット・マローニー、ダラス・ロバーツ、ジョー・アンダーソン、ノンソー・アノジー、ジェームズ・バッジ・デール、アン・オープンショー
サンTVシネマスタジアム20/9/17放映。CM含んで109分、原盤117分。航空機事故でツンドラ山岳地域に放り出された7人の男が狼の群れに襲われながら1人ずつ倒れていく姿を描く。カット部分が多かったように思うので折角の迫力半減では?
㊱4月25日“レクイエム・フォー・ドリーム Requiem for a Dream”2000年・米・監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:エレン・バースティン、ジャレッド・レト、ジェニファー・コネリー、マーロン・ウェイアンズ、クリストファー・マクドナルド、マーク・マーゴリス、ルイーズ・ラサー、 マーシャ・ジーン・カーツ、ショーン・ガレット、キース・デイヴィッド、ベン・シェンクマン
TV大阪シネマクラブ21/4/23放映。放映時間CM含めて110分、原盤102分。ドラッグにより破滅してゆく様を描いた衝撃作。見ていて次第に気分が悪くなる。そうでなければ価値がないか?もうちょっと焦点を絞った方がよかった?
㊲4月26日“ゴースト&ダークネス The Ghost and the Darkness”1997年・米・監督:スティーヴン・ホプキンス
出演:ヴァル・キルマー、マイケル・ダグラス、バーナード・ヒル、トム・ウィルキンソン、ブライアン・マッカーディ、ジョン・カニ、オム・プリ、エミリー・モーティマー
関西TVシネマパラダイス22/5/22放映。CM入れて135分、原盤110分。“19世紀末、アフリカ・ケニアでシャイタニ(夜の悪魔)”と呼ばれた2頭のライオン“ゴースト(幽霊)”と“ダークネス(暗黒)”が鉄道建設の従業員(アフリカ現地人、インド人、アラブ人)数十人が食い殺された。これを腕利きのハンター・レミントンと共に射殺する陸軍大佐パターソンの話。野生動物保護の観点から不可の話?レミントンは架空の人物!
㊳4月27日“スカイスクレイパー Skyscraper”2018年・米・監督:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ドウェイン・ジョンソン、ネーヴ・キャンベル、チン・ハン、ローランド・ムーラー、ノア・テイラー、バイロン・マン、パブロ・シュレイバー、ハンナ・クィンリヴァン
関西TVドヨウプレミアム映画20/12/19放映。本編ノーカットの表示有。CM含めて130分、原盤102分。何で香港を舞台にしたのか。最早、こんな米映画も作れまい。高層ビルの大規模火災は恐らく鉄骨が基本だろうから500℃以上になれば軟化してビルが崩壊するので、基本ありえないシナリオ。あれだけの火災でも消火システムが生き残っているのも考えられない。まぁハラハラドキドキを狙っただろうが、“映画のコト大丈夫”で見れば、残念だが面白くない。
㊴4月28日“エリン・ブロコビッチ Erin Brockovich”2000年・米・監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー、アーロン・エッカート、マージ・ヘルゲンバーガー、チェリー・ジョーンズ、ピーター・コヨーテ、ヴィエンヌ・コックス、スコッティ・リーヴェンワース、マイケル・ハーネイ、ジーナ・ガレゴ、ウェイド・ウィリアムズ、シーラ・ショウ、ミミ・ケネディ
TV大阪シネマクラブ20/6/5放映。CM含めて105分、原盤130分。カット部分多すぎるようだが、十分に感動し理解できた。6価クロム汚染の公害訴訟で全米史上最高の和解金をシスコベイエリアのPG&Eから獲得した法律事務所の助手をしたたくましいシングル・マザーの実話。本人がレストランのウェイトレスとしてカメオ出演(映画始まって7分、字幕スーパー表示有)。やっぱり優しくて感じの良い人で、ロバーツの演じた逞しさまでは感じなかった。数百名の訴訟人夫々の実情、電話番号を全て記憶している凄い人だった。
㊵4月29日“逃亡者 The Fugitive”1993年・米・監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズ、ジェローン・クラッベ、セーラ・ウォード、アンドレアス・カツーラス、ジョー・パントリアーノ
朝日放送TV20/6/20放映。CM含めて108分、原盤130分。これもカット部分多すぎるようだが、筋立ては十分理解できた。両者休みなく追い立て、ついに暴く。米国では結構企業悪がテーマになるものだ。根深いのか?果たして日本では起きていないのか?本当か?
㊶4月29日“君の膵臓をたべたい”2017年・日本・監督:月川翔
出演:浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬、桜田通、森下大地、松藤剛人、長野里美、上地雄輔、北川景子、小栗旬
朝日放送TV22/1/3放映。CM含めて135分、原盤115分。これはほぼノーカット?十分に高校時代を思い起こさせてくれたが、自分のとはかけ離れている。そして型通り泣いた。桜良は実在すれば相当に頭の良い女性だ。“人生は選択の結果だ”という凄い卓見を吐く。春樹もそれに下手だが対応できている。原作は芥川賞かと思ったが2016年“本屋大賞”第2位作品だそうな、残念!しかし同時期の本屋大賞10位は又吉直樹の“花火”(2015年153回芥川賞)、どうなんだか。しかし、こんな女の子にめぐり合った春樹、結婚できるのか?
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㊷4月30日“犬飼さんちの犬 Mr.Inukai Keeps a Dog”2011年・日本・監督:亀井亨
出演:小日向文世、ちはる、小野花梨、矢部光祐、木南晴夏、池田鉄洋、佐藤二朗、清水章吾、でんでん、
サンTV新春映画劇場23/1/4放映。CM含んで115分、原盤92分。サモエド犬のサモンが主役。子供時代に犬好きだったのが、大人になって見るのも嫌なくらい毛嫌いするものか。何だか不自然が過ぎるのが残念。その子供時代に隠れて飼ったイヌキチの話には急にお墓が出てくるのだが、イヌキチがどのように死んだのか気になる。

何せ、元気の良かったオバちゃんがウシロダテを亡くし、国会で叩かれ、挙句の果てゴリオシした地元で大敗し完全に党内影響力を喪失。そしてこのオバちゃんの影響力の無い地域で総力を挙げたつもりのところでこれまた“イシン”にヤラレコラレ!!ここでは、何やら“都民ファースト”のオバちゃんトミン・ファースト・カラーを捨てて、ブルーの衣装で応援。選挙戦では“トミン・ファースト”の応援で全力を尽くしたというが・・・?
その東京でも、上位を“イシン”が占め、常連の“自民”が下位だった、という。これでイヨイヨ都心も大阪の“イシン”に取られるかという事態だという。“トミン・ファースト”はもう消えたのか?
自民衰退が明白になったにもかかわらず、漁夫の利を得たホノボノおじさん、アホアホよりましかと思いきや、何やら解散風を吹かそうか。イヤ待てよ!内閣改造で自前の政権を押し出して、それから解散か?その時は自民完全衰退か・・・?という解説を為す向きもあるようだ。
それにしても“イシン”の勢い!破竹の進撃!!果たして、その実態は?
かように都市自治体の各個撃破から攻める。これが政権を握る王道である。それを“イシン”は実践している。それは彼のナチスが実践したことなのだ。“イシン”のファウンダーはナチスを徹底的に“お勉強”したという。その成果が出始めている。それがジワリと実現して来ているのだ。
その真反対が“リツミン”というかかつての“民主”なのだ。正に空中楼閣なのではないか。“全国政党”などと威張っている場合ではあるまい。
この一方、ノンキに財政赤字を続けていて大丈夫なのか。バラマキ財政!花見酒に酔いしれていて、そのままあの世に行ってしまうのではないか。
素直に御陀仏できれば良いが、そうはいかないのがこの世の現実!地獄を見るのは必至ではないのか?
理工系出身の経済専門家が、著書にバランスしていないバランスシートを掲載したり、自己のウェッブサイトに日銀の当座預金は日銀が任意に各銀行に割り振ったものだ等、とその見識を疑うような発言を堂々となさっているのを見ると情けない思いにとらわれるのは、私だけだろうか。そのような方々がMMT理論を安易に振りかざしているのではないか。世の中にはいい加減な議論が多過ぎるような気がする。
ところで、世界はクレムリンへのドローン攻撃の真犯人をめぐって、奇々怪々の議論が巻き起こっている。
先ずは、偽旗作戦の自作自演説。だが、これはロシア国内でのプーチン政権の弱体化を示すものと解される恐れ大なので、やるはずがない。という訳でプリゴジン氏説もあり。となれば、ロシア国内での勢力争いが激化しているのではあるまいか。それは、外から見ればプーチン体制の弱体化ではないのか?
コロナ対応が5月8日から変わる。ようやくフリー、解放かと思いきや、やっぱり感染相談は窓口が神戸市では決まっている(新型コロナウイルス専用健康相談窓口)。ということは、いきなり掛かりつけでは診てくれない、ということか。恐らく、ムシロ保健所によるフォローが入るだけで、放置に近い状況に置かれるハメになるのか。
これまでの日本のコロナ対策の是非は議論・検証して欲しいものだが、言えることは、その対応が世の中の雰囲気を見て実施していたことではないか。だから右往左往して主体性が皆目なく遅れ遅れになった。要するに、科学的に調査して、科学的に対策・対応できなかったことだ。この幕引きすら対応が世界から遅れた。それは下水でのPCR検査をやらず、感染の広がりがどうなっているのか科学的調査をやらなかったためではないのか。特に、PCR検査を何故か嫌がった。そこに政府機関の感染症研究所が中心にならなかったこと。何故なのか。その検証は必須ではないのか。だが、“科学立国”のこの国では厳正な検証はムリだろう!
さて、今回紹介するのは又しても月始めの事なので、前月見た映画の紹介としたい。ところで、今月からネットを介しての映画の入手は不可となった。そこでレンタルビデオに頼るか、これまでに録り貯めたTV録画に頼らざるを得ない。これが行き詰まれば、どれかのネットで提供してくれる映画サイトを見つけてそれに頼らざるを得ないだろうが、それはその時か。
先ずは、NHK・BSプレミアムのBSシネマから。先月は14作品。レンタルビデオが12。TV録画は16。計、42作品となった。レンタルビデオが12作品となってしまい、途中で資金不足になると気付いてTV録画に乗り換えたという経緯だった。考えが浅すぎたという外ない。アホか、情けなやと反省しきり。
例によって先ずは、BSシネマの紹介14件から・
①4月3日“イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 The Imitation Game”2014年・米・監督:モルテン・ティルドゥム
出演: ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グッド、ロリー・キニア、チャールズ・ダンス、マーク・ストロング
先月ネット無料映画GYAO!で見たもの。今回は吹替でなく字幕で見た。チョット複雑な作りの映画になると2度見た方が私には良いようだ。複雑というほどの作りではなく、単純な過去と現在のフラシュバックなのだが。台詞にも意味深な部分が随所にあるのが今回は分かった。確かに良い映画だ。
②4月5日“イングリッシュ・ペイシェント The English Patient”1996年・米・監督・脚本:アンソニー・ミンゲラ、原作:マイケル・オンダーチェ
出演:レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、ナヴィーン・アンドリュース、コリン・ファース、ジュリアン・ワダム、ユルゲン・プロホノフ
90年代アカデミー賞の映画で、当時見たいと思っていたが見逃していたのだが、この作品も私には難しかった。記憶をなくしたアルマシーが英国人患者(イングリッシュ・ペイシェント)。だが実はハンガリー人伯爵で、英国地理学協会に所属し、サハラ砂漠で地図作りに携わっていた。
③4月7日“抜き打ち2丁拳銃 The Duel at Silver Creek”1952年・米・監督:ドン・シーゲル
出演:スティーヴン・マクナリー、オーディ・マーフィ、ジェーン・ダスティ・ファーゴ、
普通の西部劇。だけど会話前には怪しい人間だと思っていた人物を簡単に保安官助手を任命するものだ。米人の人物を見極める眼力に驚嘆!
④4月10日“心の旅 Regarding Henry”1991年・米・監督:マイク・ニコルズ
出演:ハリソン・フォード、アネット・ベニング、ミッキー・アレン、ビル・ナン、ドナルド・モファット
気が付けば30分経過していた。だが、後半だけでも十分堪能できた。意識を失って、元のいやらしい弁護士から変身。米国のエスタブリッシュメント層への反感が根底にあるような気がする。そういう意識が現在の米国民の政治的分断を生んでいるのかも知れない。
⑤4月11日“バラ色の選択 For Love or Money”1993年・米・監督:バリー・ソネンフェルド
出演:マイケル・J・フォックス、ガブリエル・アンウォー、アンソニー・ヒギンズ、ボブ・バラバン、アイザック・ミスラヒ、パトリック・ブリーン、ウド・キア、ダン・ヘダヤ
ドタバタ、ラブ・コメ?ガブリエル・アンウォーが良かった。クリスチャンに騙され通さずに、上手くアンディと結婚し夢のホテルも手に入れた。
⑥4月12日“恋をしましょう Let's Make Love”1960年・米・監督:ジョージ・キューカー
出演: マリリン・モンロー、イヴ・モンタン、トニー・ランドール、フランキー・ヴォーガン、ウィルフリッド・ハイド=ホワイト、デヴィッド・バーンズ、ミルトン・バールジョー・ベサー、ビングクロスビー、ジーンケリー
フランスの大富豪クレマンが貧乏役者のふりをして一介の舞台女優アマンダに一目ぼれして結婚しようとする話。クレマンの演技指導にビングクロスビーとジーンケリーが登場して面白い。イブモンタン指導されるのだから難しい役どころ。モンローがもっとも輝いた時期だろうか。
⑦4月14日“誇り高き男 The Proud Ones”1956年・米・監督:ロバート・D・ウェッブ
出演:ロバート・ライアン、ジェフリー・ハンター、ヴァージニア・メイヨ、ロバート・ミドルトン、ウォルター・ブレナン
シネマスコープ西部劇映画。それにしては見易い普通の西部劇。ここでも保安官助手は自分に悪意を抱いている若いものを採用して後釜に育成していた。
⑧4月17日“42 ―世界を変えた男― 42”2013年・米・監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード、二コール・ベハーリー、クリストファー・メローニ、
リッキーがハリソン・フォードとは全く気付かず!功労賞受賞の由。リッキーの手厚い細かい保護と励ましの言葉に感心した。何だか楽しくなった。ドジャーズは昔ニューヨークのチームだったのだ。選手起用に革新的、だから野茂選手も採用したのか。
⑨4月18日“ベニスに死す Death in Venice (伊)Morte a Venezia”1971年・米、伊、仏・監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン、シルヴァーナ・マンガーノ、ロモロ・ヴァリ、ユーセロ・ボニーニ・オラス、キャロル・アンドレ
2度目か?何度見ても分からない!トーマス・マン作の同名小説の映画化。原作は主人公グスタフ・フォン・アッシェンバッハを作家としていたが、モデルとしてはマン自身以外に、友人のグスタフ・マーラーも入っているので作曲家になっている、という。『地獄に堕ちた勇者ども』『ルートヴィヒ』と並ぶ「ドイツ三部作」の第2作だという。結局、コレラで死んだの?
⑩4月19日“小さな恋のメロディ 原題:Melody, または S.W.A.L.K*”1971年・英・監督:ワリス・フセイン
出演:マーク・レスター、トレイシー・ハイド、ジャック・ワイルド、コリン・バリー、ビリー・フランクス、アシュレイ・ナイト、クレイグ・マリオット、シーラ・スティーフェル、ジェームズ・コシンズ、ロイ・キニア
何故だか初見。見れて良かった。素直で罪のない映画。“僕たち幸せで一緒にいたいだけなんだ”の台詞に尽きる。メロディの一家良い人たちだが、父親が保釈で帰って来ていた。どういこと?小学生たちが教師に集団で反抗するが、それが数年後学生運動になった?英米でボツ、日本で大ヒット!?
*Sealed with A Loving Kiss:慣用句「愛情の証のキスで封印された告白のメッセージ」
⑪4月24日“ナイト&デイ Knight and Day”2010年・米・監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ、ジョルディ・モリャ、フォーク・ヘンチェル、マギー・グレイス、デイル・ダイ、マーク・ブルカス、ヴィオラ・デイヴィス
夜と昼がどうした?日本語では“騎士と昼”。アクション・コメディ映画。何で見たのか定かではないが確かに見たので2度目。強烈なロイのアクション。登場して何人殺した?まぁ映画なので許しましょう。革命的電池のゼファーも。目指す南アメリカのホーン岬がリゾートとは思えないが?楽しい所なのか?
⑫4月25日“湯を沸かすほどの熱い愛 Her Love Boils Bathwater”2016年・日本・監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲花、伊東蒼、松坂桃李、オダギリジョー、篠原ゆき子、駿河太郎、遥、松原菜野花、りりィ
肉親に恵まれなかったが、しっかりした女の人を描いている。夫々寂しい人を勇気付ける、どうしてそうなれるの?と思うほどだ!
⑬4月26日“恋に落ちたら・・・ Mad Dog and Glory”1993年・米・監督:ジョン・マクノートン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ユマ・サーマン、ビル・マーレイ、デヴィッド・カルーソ、キャシー・ベイカー、マイク・スター、トム・トウルズ
シカゴが舞台だという。さすが治安が悪い。警官とギャングの関係?それでも映画が成立する素晴らしきアメリカ?デ・ニーロが若い!一度見たような気もする。全く個人的な話、グローリーはノット・マイ・タイプ残念!
⑭4月27日“オールウェイズ Always”1989年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、オードリー・ヘプバーン、ジョン・グッドマン、ブラッド・ジョンソン
BSシネマで2度目。だが、何故か心に滲みる。テーマ曲も“煙が目に染みる Smoke Gets In Your Eyes” のスタンダード・ナンバーが良い。見るのが2度目にして第一印象と多少異なる部分が結構あったのは何故だろうか?夜のライトの光の中に愛機が浮かんでいるシーンはスピルバーグの好みか。ヘップバーンのラスト・スクリーン、これにも深い因縁があるという。さすが配役も良い。
次が、途中で無駄遣いに気付いたレンタルビデオの紹介。
⑮4月1日“ルージュ(R+15)”1984年・日本・監督:那須博之
出演:新藤恵美、火野正平、北詰友樹、松居一代、土屋嘉男、星セント
ある男に引っかかっかて、堕ちてゆく女。その男を殺してみたが・・・で終わる話。新藤恵美の裸身が凄い。こんな映画があったのか!
⑯4月2日“トカレフ Tokarev、別題: Rage”2014年・米・監督:パコ・カベサス
出演:ニコラス・ケイジ、レイチェル・ニコルズ、マイケル・マグレイディ、ピーター・ストーメア、パシャ・D・リチニコフ、マックス・ファウラー、ウェストン・ケイジダ、ニー・グローヴァー
一人娘が誘拐され殺害された。過去の犯罪がバレたかと、仲間と探るが一向に分からない。凶器がトカレフと判明しロシア・マフィアかと探し回ったが返ってそれで過去の犯罪が明らかになってしまい、仲間も殺される。ところが娘の死は自分の持っていた銃を面白がって使っていたボーイフレンドによる事故だった。過去の悪事が最悪の形で露見した悲劇。
⑰4月3日“フューリー Fury”2014年・米・監督・脚本:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス、スコット・イーストウッド
一寸キツイ戦争映画。結局何が言いたいのか?戦争はキツイモンダよ!・・・?シャーマン戦車はタイガー戦車4:1でようやく勝ったのか。タイガー戦車1発の砲弾で砲塔が吹っ飛んでいた。
⑱4月4日“レッド・ライト Red Lights”2012年・米・監督・脚本:ロドリゴ・コルテス
出演:キリアン・マーフィー、シガニー・ウィーバー、ロバート・デ・ニーロ、 トビー・ジョーンズ
以前、見ていたようだ。すっかり忘れていたが、内容はヤッパリ謎だらけ。分かり難い映画だ。どうやらトムは本当の超能力者との設定。シルバーは盲目を演じているインチキ。トムはシルバーが自分と同じ超能力者であって欲しかった。マーガレットも実は超能力者を探していて、できれば息子デービッドを救いたがっていた。だが、本物のトムは自分にはそれが出来ないと分かっているので、デービッドの生命維持装置をOFFにした。オカルト否定映画だと思い込んでいたので分かり難く見えたのだが、結局肯定映画なのか?
⑲4月5日“ル・コルビジェの家 El hombre de al lado”2009年・亜・監督 :ガストン・ドゥプラット/マリアノ・コーン
出演:ラファエル・スプレゲルブルド、ダニエル・アラオス、エウヘニア・アロンソ
ル・コルビュジエがアメリカ大陸で設計した唯一の私邸で、アルゼンチン、ブエノスアイレス州都ラ・プラタに建つ「クルチェット邸」が舞台。“隣人は選べない”結局、明けられた大きな窓は塞がれたが、それまでのイザコザ。
⑳4月6日“さすらいの用心棒/暁のガンマン 伊: E per tetto un cielo di stelle、英: A Sky Full of Stars for a Roof”1968年・伊・監督:ジュリオ・ペトローニ
出演:ジュリアーノ・ジェンマ、マリオ・アドルフフランコ・バルドゥッチフェデリコ・ボイドアンソニー・ドーソンサンドロ・ドリマグダ・コノプカジュリー・メナード
何てぇことない、ドタバタ・マカロニ・ウェスタン。こういうウェスタンは初めて見た。ビリー・ザ・キッドでも模しているのか?
㉑4月8日“最後の極道”2014年・日本・監督:渋谷正一
出演:中野英雄、永倉大輔、KOJI、池野浩子、宮﨑貴久、奈良坂篤(奈良坂敦)、野口雅弘、諏訪太朗
最悪!もうちょっとマシかと思ったが、残念。それにけったいな大阪弁。あんまり現実には有りそうでない話で、下らないものを見た印象。
㉒4月8日“ねこタクシー Neko-Taxi”2010年・日本・監督:亀井亨
出演:カンニング竹山、鶴田真由、山下リオ、芦名星、室井滋、内藤剛志、高橋長英、甲本雅裕、草村礼子、田村泰二郎、根岸季衣、柳沢なな(麗奈)、みーすけ
口直しに見た邦画。猫の出るハート・ウォーミングな映画。教師を辞めた男がタクシー運転手を始めてうだつが上がらない状態なところへ、こっそり猫を同乗させて意外な人気を得る。しかし法の障害があることが判っていったん中止したが、資格を取って何とか再開。だが、その猫は亡くなる。そして男は教師に復帰する。奥さんは理解ある教師で良かったネ。
㉓4月10日“アガサと殺人の真相 Agatha and the Truth of Murder”2018年・英・監督:テリー・ローン
出演:ディーン・アンドリューズ、ルース・ブラッドリー、ベベ・ケーブ、アメリア・ローズ・デル、リチャード・ダブルデイ、ブレイク・ハリソン
筋を追うのでやっと。登場人物が一気に増えるとついて行けなくなる、私の弱点。でも作品に行き詰まってコナンドイルに相談し、ゴルフ場の設計に手出ししたのは面白い作り話?
㉔4月11日“アガサとイシュタルの呪い Agatha and the Curse of Ishtar”2019年・英・監督:サム・イエーツ
出演:ブロナー・ウォー、ジョナ・ハウアー・キング、リンゼイ・マーシャル、ジャック・ディーム、スタンリー・タウンゼント
これも登場人物が一気に増えるとついて行けなくなる、石油利権にまみれた話。アガサ40才、マックス26才の14才はなれたカップルの成立。
㉕4月12日“アガサと深夜の殺人者 Agatha and the Midnight Murders”2020年・英、馬・監督:ジョー・スティーヴンソン
出演:ヘレン・バクセンデイル、ブレイク・ハリソン、ジョディー・マクニー、トーマス・チャンヒング、モーガン・ワトキンズ
今度は何とかついて行けたが、ラストシーンでピックフォードに毒入りの酒を飲ませたのは分からなかった。いつやった?
㉖4月15日“新・仁義なき戦い 謀殺”2003年・日本・監督:橋本一
出演: 高橋克典、渡辺謙、南野陽子、小林稔侍、夏木マリ、石橋蓮司、薬師寺保栄
物語は前作『新・仁義なき戦い。』の後日談となっているというが続き具合が分からない。だが本作はよくできている。折角の舞台回しをしても“人間は…おっとろしい生きモンや。”で猜疑心で自滅してしまう。
次に、TV録画したもの16件の紹介。CMが入り、カット部分もあるのだが、それだけに見易いこともあるので、あまりおろそかにはできないものと思っている。それに最近はカット無しのも増えているような気がする。でなければ、誰も見ないのでは?
㉗4月9日“ソーシャル・ネットワーク The Social Network”2010年・米・監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー、ジョシュ・ペンス、マックス・ミンゲラ、ラシダ・ジョーンズ、ブレンダ・ソング、ルーニー・マーラ
TV大阪シネマクラブ・23/2/1放映分、CM含めて168分、原版上映時間95分。創業し大きくすることはやっぱり大変なんだ。基本コンセプトを高速で拡大し占有することや陰謀渦巻き後から外部参入した者が共同創業者をも切る。最後に弁護士がマークに言った。“あなたは最低の人間じゃないけど、そう見える生き方をしている。”否、何だか最低の人間に見える。
㉘4月16日“マラヴィータ 英語題: The Family, 仏語題: Malavita*”2013年・米、仏・監督:リュック・ベッソン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ、ディアナ・アグロン、ジョン・デレオ、スタン・カープ、ジョン・フレダ
関西TVシネマパラダイス23/1/15放映。CM入れて115分、原盤112分。大物俳優3人。主人公フレッドは本名がジョヴァンニ・マンゾーニというニューヨークの元マフィアで家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、様々な偽名・職業を名乗りながら世界各地を転々。そのノルマンジーでの潜伏を切り取った映画。恨みを買ったマフィアに潜伏がバレて襲われるが一家やっとで返り討ち。発想がさすがのリュック・ベッソン。
*イタリア語で裏社会の意
㉙4月17日“21ブリッジ 21 Bridges”2019年・米・監督 ブライアン・カーク
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、ステファン・ジェームス、キース・デイヴィッド、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズ
TV大阪シネマクラブ23/2/15放映、CM含めて107分上映時間。原盤128分。犯罪の裏に分署全体の景観汚職があった。まぁそういう脚色の下のアクション・スト-リー。だが、犯罪者の言い分、汚職署長の言い分があって面白かった。
㉚4月18日“アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング I Feel Pretty”2018年・米・監督:アビー・コーン、マーク・シルヴァースタイン
出演:エイミー・シューマー、ミシェル・ウィリアムズ、ローリー・スコーヴェル、エミリー・ラタコウスキー、エイディ・ブライアント、トム・ホッパー、ナオミ・キャンベル、ローレン・ハットン
TV大阪・新春ロードショウ23/1/2放映・時間CM含めて125分、原盤110分。自尊心を抱けずに長年思い悩んでいた人に勇気と希望を与える。勘違いが原因で、楽しくなる映画。
㉛4月19日“フォレスト・ガンプ/一期一会 Forrest Gump”1994年・米・監督:ロバート・ゼメキス
出演: トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン
TV大阪年忘れロードショウ20/12/30放映。CM含めて135分、原版142分。初見だがなんか、良い映画だ。知能は劣るが、自然体で苦難を乗り越え成功を収め、人々を惹きつける。そんなアラバマの放言で「うすのろフォレスト」の半生を描いた。ダン中尉の足はどう撮影したのか?バッバは原作では普通の白人だという。オープニングとエンディングの羽毛の飛ぶシーンは大金を掛けたというがセンス良く凝っている。
㉜4月20日“ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出 A Royal Night Out”2015年・英・監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:サラ・ガドン、ベル・パウリー、ジャック・レイナー、ルパート・エヴェレット、エミリー・ワトソン、ロジャー・アラム
TV大阪年忘れロードショウ22/12/29放映。CM含めて110分、原版97分。「ヨーロッパ戦勝記念日1945/5/8の夜、英国王女エリザベス2世が、妹マーガレット王女と共に外出を許され、臣民と共に戦勝を祝った」という史実に基づくフィクション。御付きの将校が護衛をサボってお楽しみで、王女二人は別々になり夫々いかがわしいところにまで紛れ込む話。特にエリザベスは空軍兵と一緒に動き回る。深刻な庶民生活と自由に憧れる王女の隔絶対比が面白い!
㉝4月22日“ジオストーム Geostorm”2017年・米・監督:ディーン・デヴリン
出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララ、ダニエル・ウー、エウヘニオ・デルベス、アムール・ワケド、アデペロ・オデュイエ、エド・ハリス、アンディ・ガルシア
関西TV21/5/15放映・土曜プレミアム映画。CM含めて130分。原盤109分。“SF災害映画”というジャンルがあるのか。何だか安っぽい作り。やっぱり“本作は批評家から酷評”“印象に残る特殊効果や練り上げられた登場人物、感動的な物語に欠けている。『ジオストーム』は壮大な規模の災害映画として製作されたはずなのだが、完成品は映画災害とも言うべきものになってしまった。”その通り。
㉞4月23日“マイ・ブラザー Brothers”2009年・米・監督:ジム・シェリダン
出演:トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード、クリフトン・コリンズ・Jr、メア・ウィニンガム、テイラー・ギア、ベイリー・マディソン、キャリー・マリガン、パトリック・フリューガー
TV大阪シネマ・クラブ20/10/30放映。CM含めエンドロール無しで110分、原盤は104分。戦争が思わぬ影響で、健全な家庭を崩壊させる一例を示してくれている。皆それぞれ生きるのに必死なのだが、戦争の極限において、それは悲惨さを何倍にも増幅させるのだ。
㉟4月24日“THE GREY 凍える太陽 The Grey”2012年・米・監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン、フランク・グリロ、ダーモット・マローニー、ダラス・ロバーツ、ジョー・アンダーソン、ノンソー・アノジー、ジェームズ・バッジ・デール、アン・オープンショー
サンTVシネマスタジアム20/9/17放映。CM含んで109分、原盤117分。航空機事故でツンドラ山岳地域に放り出された7人の男が狼の群れに襲われながら1人ずつ倒れていく姿を描く。カット部分が多かったように思うので折角の迫力半減では?
㊱4月25日“レクイエム・フォー・ドリーム Requiem for a Dream”2000年・米・監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:エレン・バースティン、ジャレッド・レト、ジェニファー・コネリー、マーロン・ウェイアンズ、クリストファー・マクドナルド、マーク・マーゴリス、ルイーズ・ラサー、 マーシャ・ジーン・カーツ、ショーン・ガレット、キース・デイヴィッド、ベン・シェンクマン
TV大阪シネマクラブ21/4/23放映。放映時間CM含めて110分、原盤102分。ドラッグにより破滅してゆく様を描いた衝撃作。見ていて次第に気分が悪くなる。そうでなければ価値がないか?もうちょっと焦点を絞った方がよかった?
㊲4月26日“ゴースト&ダークネス The Ghost and the Darkness”1997年・米・監督:スティーヴン・ホプキンス
出演:ヴァル・キルマー、マイケル・ダグラス、バーナード・ヒル、トム・ウィルキンソン、ブライアン・マッカーディ、ジョン・カニ、オム・プリ、エミリー・モーティマー
関西TVシネマパラダイス22/5/22放映。CM入れて135分、原盤110分。“19世紀末、アフリカ・ケニアでシャイタニ(夜の悪魔)”と呼ばれた2頭のライオン“ゴースト(幽霊)”と“ダークネス(暗黒)”が鉄道建設の従業員(アフリカ現地人、インド人、アラブ人)数十人が食い殺された。これを腕利きのハンター・レミントンと共に射殺する陸軍大佐パターソンの話。野生動物保護の観点から不可の話?レミントンは架空の人物!
㊳4月27日“スカイスクレイパー Skyscraper”2018年・米・監督:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ドウェイン・ジョンソン、ネーヴ・キャンベル、チン・ハン、ローランド・ムーラー、ノア・テイラー、バイロン・マン、パブロ・シュレイバー、ハンナ・クィンリヴァン
関西TVドヨウプレミアム映画20/12/19放映。本編ノーカットの表示有。CM含めて130分、原盤102分。何で香港を舞台にしたのか。最早、こんな米映画も作れまい。高層ビルの大規模火災は恐らく鉄骨が基本だろうから500℃以上になれば軟化してビルが崩壊するので、基本ありえないシナリオ。あれだけの火災でも消火システムが生き残っているのも考えられない。まぁハラハラドキドキを狙っただろうが、“映画のコト大丈夫”で見れば、残念だが面白くない。
㊴4月28日“エリン・ブロコビッチ Erin Brockovich”2000年・米・監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー、アーロン・エッカート、マージ・ヘルゲンバーガー、チェリー・ジョーンズ、ピーター・コヨーテ、ヴィエンヌ・コックス、スコッティ・リーヴェンワース、マイケル・ハーネイ、ジーナ・ガレゴ、ウェイド・ウィリアムズ、シーラ・ショウ、ミミ・ケネディ
TV大阪シネマクラブ20/6/5放映。CM含めて105分、原盤130分。カット部分多すぎるようだが、十分に感動し理解できた。6価クロム汚染の公害訴訟で全米史上最高の和解金をシスコベイエリアのPG&Eから獲得した法律事務所の助手をしたたくましいシングル・マザーの実話。本人がレストランのウェイトレスとしてカメオ出演(映画始まって7分、字幕スーパー表示有)。やっぱり優しくて感じの良い人で、ロバーツの演じた逞しさまでは感じなかった。数百名の訴訟人夫々の実情、電話番号を全て記憶している凄い人だった。
㊵4月29日“逃亡者 The Fugitive”1993年・米・監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズ、ジェローン・クラッベ、セーラ・ウォード、アンドレアス・カツーラス、ジョー・パントリアーノ
朝日放送TV20/6/20放映。CM含めて108分、原盤130分。これもカット部分多すぎるようだが、筋立ては十分理解できた。両者休みなく追い立て、ついに暴く。米国では結構企業悪がテーマになるものだ。根深いのか?果たして日本では起きていないのか?本当か?
㊶4月29日“君の膵臓をたべたい”2017年・日本・監督:月川翔
出演:浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬、桜田通、森下大地、松藤剛人、長野里美、上地雄輔、北川景子、小栗旬
朝日放送TV22/1/3放映。CM含めて135分、原盤115分。これはほぼノーカット?十分に高校時代を思い起こさせてくれたが、自分のとはかけ離れている。そして型通り泣いた。桜良は実在すれば相当に頭の良い女性だ。“人生は選択の結果だ”という凄い卓見を吐く。春樹もそれに下手だが対応できている。原作は芥川賞かと思ったが2016年“本屋大賞”第2位作品だそうな、残念!しかし同時期の本屋大賞10位は又吉直樹の“花火”(2015年153回芥川賞)、どうなんだか。しかし、こんな女の子にめぐり合った春樹、結婚できるのか?
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㊷4月30日“犬飼さんちの犬 Mr.Inukai Keeps a Dog”2011年・日本・監督:亀井亨
出演:小日向文世、ちはる、小野花梨、矢部光祐、木南晴夏、池田鉄洋、佐藤二朗、清水章吾、でんでん、
サンTV新春映画劇場23/1/4放映。CM含んで115分、原盤92分。サモエド犬のサモンが主役。子供時代に犬好きだったのが、大人になって見るのも嫌なくらい毛嫌いするものか。何だか不自然が過ぎるのが残念。その子供時代に隠れて飼ったイヌキチの話には急にお墓が出てくるのだが、イヌキチがどのように死んだのか気になる。

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