goo

24年8月に鑑賞した映画の紹介

このところのTVニュースは、まず台風が大半を占めている。その現在位置情報、被害状況で洪水の様子とJR新幹線と飛行機の交通障害。それからオオタニ・ショウヘイ。次にトーンが落ちて兵庫県知事のパワハラ疑惑。そして時々、自民総裁選。デ・ジャブ、デジャブの既視感満載で終わっていた。
この国には進歩があるのか?世の中は空転しているのではあるまいか?特に兵庫県政は如何に?

今年の8月後半、地震に台風、テイヘンだぁー!
だが何故か、我が神戸はどこ吹く風もない。雨もほとんど降っていない。ただ遠くに行くには不安がある。個人的だが9月に入って週明けの月曜は早朝から九州に日帰り出張の予定だ。若干、不安!
JRは列車を止めるのに妙に熱心な気がする。“計画運休”とは都合の良い言葉を発明したものだ。実際は影響が大したことが無くても止められる。陸上の公共交通機関を安易に、止めてしまってよいものだろうか。じわじわと日本経済に悪い影響が出てくるのではないだろうか。

雨に弱い新幹線。これが世界に誇れるのだろうか。強靭なシステムを作る努力を放棄して、ただ漫然と運営するのが公共機関の“使命”とは思えない。
国鉄時代、国鉄職員は“動かすのが「使命」ですから”と胸を張っていたと思うのだ。それこそ仕事への“誇り”というものだろう。人々はその“誇り”に意気を感じるものだろう。この日本社会から“誇り”が消えてしまったように感じる。そして“元気”のない社会になった。

ローカルなことで噂を耳にした話だが、ある市で中学校の部活を止めて、地域活動に転化させるという。それぞれの分野の地域での指導者をどうやって選択するのかを含め、かなり面倒なことになるような気がする。だがその市の当局者はほんきだという。教師の負担を考えると当然のような気もする。恐らく、世の中の傾向としてそうなるのではないかという気もする。
だが恐らく、これで高校野球も下火になるような気がする。高野連やプロ野球も一寸対応が必要になるのではないだろうか。特に高野連は呑気にしていては利権が無くなるヨ。それに映画“泣くな赤鬼”を見ていて感じたことだが、甲子園に行くことが教育目的ではあるまいが、実際はそれが金科玉条になっていないか。そしてその背後えに利権が絡んできているのではないか。
サッカーはもともと地域活動に力をいれて来ているので、あまり影響はないようだ。

高校野球は“熱中症・熱疲労”の問題もあるようだが、利権があるのでやり続けなければならない。既に障害を背負っている人もいるようだが、無視して現状を継続するならば、恐らく死人が出る。死者が出ないと変わらないのがこの日本社会なのか?
それに、審判のボランティアの問題、今や常識化しつつあるビデオ判定の問題もある。試合そのものにこだわるなら必要なことではないか。



さて、またまた月初めになった。前月に見た映画の紹介としたい。前月は休みがあったため、いつもより多く、総計38本を鑑賞した。内訳は、NHK・BSのプレミアム・シネマが10本。TV放映分を録画しておいたものを見たのが、15本。ネット経由で見たのが9本。レンタル・ビデオが4本、となっている。月末は見たいのだが、仕事が立て込んであまり見れずに残念だった。

それでは、BSプレミアム・シネマで見たものの紹介から始める。

①8月1日“おにいちゃんのハナビ”2010年・日本・監督:国本雅広
出演:高良健吾、谷村美月、宮崎美子、大杉漣、早織、尾上寛之、岡本玲、佐藤隆太、佐々木蔵之介、塩見三省
実話ベース。ドラマではよくあるような話だが、花火を背景に、やっぱり泣ける。

②8月6日“エディット・ピアフ 愛の讃歌 原題:La Môme, 英題:La Vie En Rose”2007年・仏・英・捷・監督:オリヴィエ・ダアン
出演:マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ、ジャン=ポール・ルーヴ、ジェラール・ドパルデュー、クロチルド・クロ、ジャン=ピエール・マルタンス、カトリーヌ・アレグレ、マルク・バルベ、カロリーヌ・シオル、マノン・シュヴァリエ、ポリーヌ・ビュルレ
前半、何だか混乱していたが、マルセル・セルダンとの恋愛シーンから落ち着いて見れた。愛する子供、恋人に先立たれる不幸な人生、それに身長142㎝の小柄で47歳で老人のように壮絶な一生を終えた。だが、その周囲にはディートリッヒ、アズナブール、モンタン、ベコー、ムスタキ等著名人多数。ナチスのパリ占領時代にワン・ツークラブでドイツ軍高官のために歌を歌うことでピアフはフランス兵捕虜との写真をとる権利を得、その写真を使って、脱走計画に使用する偽造文書に貼り付けたという。このようにピアフのレジスタンス運動への貢献はよく知られているという。その人気は絶大で“葬儀には無数の死を悼む人々が路上に現れ葬列を見送り、パリ中の商店が弔意を表して休業し喪に服した。墓地での葬儀は40,000人以上のファンで混雑した”という。

③8月7日“アゲイン 28年目の甲子園”2015年・日本・監督:大森寿美男
出演:中井貴一、波瑠、和久井映見、柳葉敏郎、門脇麦、仲野太賀、工藤阿須加、村木仁、堀内敬子、西岡德馬、角盈男
青春回顧モノ。高校生にあんな判断できるのか?その割にはつまらん人生を送っている。マスターズ甲子園を背景に複雑なストーリー。だからかハッピーなラスト・シーンがしつこい。

④8月14日“泣くな赤鬼”2019年・日本・監督:兼重淳・原作:重松清
出演: 堤真一、柳楽優弥、川栄李奈、竜星涼、堀家一希、武藤潤、佐藤玲、キムラ緑子、麻生祐未
確かに“努力は報われる”のか?思うような形で報われることは少ないのが真実だ。だが、何らかの形で報われると信じる外ない。そうでなければ、努力する意味が無い。簡単に諦めるな。先生の目標は生徒を精神的・肉体的に育てること、それが甲子園に行くことではあるまい。
しかし演者の末期癌患者なのに皮膚は張り切って、眼光も鋭く力があるのは、如何なものか?

⑤8月15日“インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 Indiana Jones and the Last Crusade”1989年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、リヴァー・フェニックス、アリソン・ドゥーディ、デンホルム・エリオット、ジョン・リス=デイヴィス、ジュリアン・グローヴァー、マイケル・バーン、マイケル・シェアード
このシリーズの特徴で息を継がせず物語が展開していく。そこに間抜けな一瞬もある。スピルバーグの少年の夢のような映画によくある手法で面白い。父親と同じ女とセックスしていたという大人の事情も織り込みながら。その女、ナチスとも手を組む悪女で、遺跡崩壊に伴い非業の死を遂げる。探し求める聖杯は古代ヨルダンの都市ペトラ遺跡にあり、遺跡内部は聖杯争奪のドタバタで崩壊して終わる。2時間の絶え間ない展開の連続だ。

⑥8月16日“三人の名付親 3 Godfathers”1948年・米・監督:ジョン・フォード
出演:ジョン・ウェイン、ペドロ・アルメンダリス、ハリー・ケリー・Jr、ジェーン・ダーウェル、ベン・ジョンソン、メエ・マーシュ、ウォード・ボンド、ミルドレッド・ナトウィック、ガイ・キビー、フランシス・フォード、ハンク・ウォーデン
ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の1948年製作のテクニカラー作品。だがこれを西部劇と言えるのか、何とも言えない内容。銀行強盗の逃走、その追跡ここまでは西部劇。赤ん坊を抱えて砂漠の横断・・・これを何というべきか・・・間抜けな強盗・・・危機の赤ん坊を救うヒューマンドラマ?

⑦8月19日“ダンケルク Dunkirk”2017年・英・蘭・仏・米・監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
出演:フィン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー、バリー・コーガン、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、マーク・ライランス、トム・ハーディ
以前TV放映で見たような気がするが、印象が薄いのでもう一度見ることとした。映画批評家レビュー集積サイトでは、批評家支持率は93%、平均点は10点満点で8.7点となっている由。そんな大した映画とは思えないのだが、・・・反ナチの欧米人にとっては大事なのだろうか?スターが居ないためか、“ドラマ”を提供していない、小規模、過度な演出、薄く特徴付けられたキャスト等の批評が納得できる。

⑧8月20日“舞妓はレディ Lady Maiko”2014年・日本・監督・脚本:周防正行
出演:上白石萌音、長谷川博己、富司純子、渡辺えり、草刈民代、田畑智子、竹中直人、濱田岳、岸部一徳、髙嶋政宏、小日向文世、妻夫木聡、松井珠理奈、武藤十夢、大原櫻子
高級酌婦の映画、と言えば身も蓋もないが、現代舞子の最初のステップを描く。ミュージカルとは知らず、歌い始めた時は一寸引いた、がしかし不自然さが少なく見れた。さすが周防監督。京都出身者が結構多く支えている。まぁハッピー・エンドでよかった、よかった。

⑨8月27日“ベートーベン Beethoven”1992年・米・監督:ブライアン・レヴァント
出演:チャールズ・グローディン、ボニー・ハント、ディーン・ジョーンズ、ニコール・トム、クリストファー・キャスタイル、サラ・ローズ・カー、オリヴァー・プラット、デヴィッド・ドゥカヴニー、パトリシア・ヒートン、スタンリー・トゥッチ、
セント・バーナード犬の登場するドタバタ喜劇。罪が無くて面白い。だが、若干映像に不自然さがあり、残念。動物に演技をさせるのは困難なのは分かるが・・・。

⑩8月30日“勇気ある追跡 True Grit”1969年・米・監督:ヘンリー・ハサウェイ
出演:ジョン・ウェイン、キム・ダービー、グレン・キャンベル、ロバート・デュヴァル、デニス・ホッパー、ジェレミー・スレート、アルフレッド・ライダー、ストローザー・マーティン、ジェフ・コーリイ、ウィルフォード・ブリムリー、ジョン・フィードラー、ジェームズ・ウェスターフィールド、エディス・アトウォーター
マティのキム・ダービーは“いちご白書”に出ていた女の子。歳より幼く10代前半に見えるが、この映画に出演時22歳のハズ!主役のジョン・ウェインはアカデミー賞主演男優賞をもらっているが、名画とは思えない。ストーリ展開がモタモタしている。キム・ダービーは英国アカデミー賞新人賞ノミネートの模様。

次にTV放映分を録画しておいたものを見た15本の紹介。録画したものの選別はその時の気分でやっているので、実放映時とはかかわりなく見ている。また既にお気付きだと思うが、放映源の放送局と放映日を示し、CMを含めた放映時間と本来の上映時間を示して、見たものがどれほどカットされて放映しているかを想像できるようにしているつもりだ。

⑪8月3日“キングダム KINGDOM”2019年・日本・監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、阿部進之介、深水元基、六平直政、髙嶋政宏、要潤、橋本じゅん、坂口拓、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司、大沢たかお
読売TV金曜ロードショー24/6/28放映。録画CM含め129分。実放映134分。“山の民”など登場し、ファンタジーの性格現わす。だが、楊端和は記録に実在?秦の将軍、五大夫の爵位。秦王・嬴政の若き日、弟・成蟜の反乱を抑え、中華統一を宣言して第1話は終わる。

⑫8月5日“キングダム2 KINGDOM 2: Far And Away”2022年・日本・監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、田中美央、山本千尋、豊川悦司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、、高橋努、渋川清彦、小澤征悦、大沢たかお、佐藤浩市、玉木宏、平山祐介、栄信
読売TV金曜ロードショー24/7/5放映。録画CM含め129分。実放映134分。魏火龍七師・呉慶率いる隣国・魏の大軍が秦へと侵攻し、蛇甘平原での戦いとなるが、不利な戦況を何とか打開し、信は王騎に弟子入りすると称して終わる。羌瘣は実在する秦の将軍で映画とは異なる。

⑬8月6日“キングダム 運命の炎 KINGDOM: The Flame of Destiny”2023年・日本・監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、杏、山田裕貴、吉川晃司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋光臣、平山祐介、片岡愛之助、山本耕史、長澤まさみ、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬、大沢たかお
読売TV金曜ロードショー24/7/12放映。録画CM含め159分。実放映130分。隣国・趙が大軍勢を率いて秦国領土への侵攻する。これを迎え撃つ秦国軍は、韓攻めに軍の大半を送っていたことで農民兵主体の軍編成を余儀なくされ、これを補うために長らく戦場から離れていた大将軍・王騎を総大将にして戦いに臨む。王騎は信と百人隊に飛信隊と命名し、趙の武将・馮忌(ふうき)の首を取らせる。軍神とされる龐煖(ほうけん)は文武にすぐれた才人(道家・将軍)として記録有り。趙軍は胡服騎射の黒の軍団だったはずだが兵卒は赤い軍装で、将軍は白となっていた?!が・・・・。

⑭8月10日“最後の忠臣蔵”2010年・日本・監督:杉田成道、原作:池宮彰一郎
出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、安田成美、山本耕史、風吹ジュン、田中邦衛、伊武雅刀、笈田ヨシ、片岡仁左衛門、柴俊夫、佐川満男、こぐれ修、福本清三、田畑猛雄、芝本正、結城市朗、井上肇、芹沢礼多、望月章男、高橋信吾、片岡功、白井滋郎
J-COM・TV23/12/10放映・日曜映画劇場。録画CM含め150分。実放映133分。歴史の隙を突いた巧い原作。やっぱり本懐を遂げたら切腹か。哀しい宿命。瀬尾 孫左衛門は一説によれば赤穂に戻って剃髪したともある。寺坂 信行は“生き証人として「生きろ」”と命ぜられた?嫁入りの行列、或いは籠、松明行列が町人としては華美・豪華に過ぎて、御公儀に睨まれる可能性大ではなかったか。可音姫の自称が“うち”は適切であったか?これ以外仕方なかったか!

⑮8月11日“ヒキタさん! ご懐妊ですよ”2019年・日本・監督:細川徹
出演:松重豊、北川景子、山中崇、濱田岳、伊東四朗、呑山仁奈子、皆川猿時、河野安郎、マグ万平(地球)、早出明弘
J-COM・TV24/7/21放映・日曜映画劇場。録画CM含め120分。実放映102分。原作は『「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」 男45歳・不妊治療はじめました』だというが、映画では49歳となっている。疋田氏の大学時代のエピソードがあるようだが、そのようなシーンは放映されていない。カットされた?妊活の悲喜こもごも大変さを初めて知った。

⑯8月12日“魔女の宅急便 Kiki's Delivery Service”1989年・日本・監督:宮崎駿
出演: 高山みなみ、佐久間レイ、戸田恵子、山口勝平、信沢三恵子、関弘子、加藤治子、三浦浩一、山寺宏一、井上喜久子、渕崎ゆり子、土井美加、土師孝也、西村知道、小林優子、池水通洋、辻親八、大塚明夫、坂本千夏、田口昂、鍵本景子、丸山裕子
読売TV金曜ロードショー24/3/22放映。録画CM含め129分。実放映112分。同じように別のTV録画により見て2度目。人々の付き合い方の距離が程よくて気持ちが良い。話も爽やかに進むが、問題が生じない訳ではない。結構、大小さまざまな問題が生じているが基本爽やかに気持ちよくハッピーエンド。

⑰8月13日“わさお”2,011年・日本・監督:錦織良成
出演:薬師丸ひろ子、きくやわさお、甲本雅裕、鈴木砂羽、伊澤柾樹、阿部純子、嶋大輔、大沢樹生、尾美としのり、河原さぶ、不破万作、上田耕一、佐野史郎、笹野高史、平田満
J-COM・TV24/1/14放映・日曜映画劇場。録画CM含め135分。実放映116分。主演は実在した“ブサかわ犬・わさお”自身。わさおが少年・飼い主と再会するまでが描かれたハートフル・ドラマだがストーリーはフィクション。監督の動物映画は初挑戦、ということで残念ながら不出来。折角の名優たちが皆、大根に見える。編集も下の下で2時間も必要ない、ダラダラ作ってんじゃねぇよ。こういう監督を起用する大勢のプロデューサー達も不可。このフィクションの決定的問題点は子供が青森まで歩いて行こうとはするまい、わさおのあの体格では子熊とすら互角には戦い得ないこと。祭りでわさおの山車を出すタイミングをミスっている、エンド・ロールだろう。これで受賞歴なしは当然!特に主演の薬師丸ひろ子が気の毒。

⑱8月15日“おらおらでひとりいぐも Ora, Ora Be Goin' Alone”2020年・日本・監督:沖田修一、原作:若竹千佐子
出演:田中裕子、蒼井優、東出昌大、濱田岳、青木崇高、宮藤官九郎、田畑智子、黒田大輔、山中崇、岡山天音、三浦透子、六角精児、大方斐紗子、鷲尾真知子
J-COM・TV24/1/21放映・日曜映画劇場。録画CM含め145分。実放映137分。単純な独居老人の話ではない。考えてみると、“自分の人生を振り返ると、一番輝いていたのはここ数年である”というのは実感できる。そうなってみないと分からないものだ。

⑲8月16日“バーレスク Burlesque”2010年・米・監督:スティーヴン・アンティン
出演:シェール、クリスティーナ・アギレラ、エリック・デイン、キャム・ギガンデット、ジュリアン・ハフ、アラン・カミング、ピーター・ギャラガー、クリスティン・ベル、スタンリー・トゥッチ
TV大阪・シネマ・クラブ24/8/14放映。録画CM含め110分。実放映120分。バーレスク・ラウンジというダンサーによるセクシー・ショーを繰り広げる大人のエンタテインメントクラブ。そこを舞台に田舎からロスに出てきた女の子が活躍する話。合間に挿入されるパンチのきいた音楽に合わせてのショウはどれも視聴し甲斐があり、魅了される。なので、何とかラウンジは売らずに融資され恋もハッピーエンド!
だが、“映画バーレスク内にあるのは「バーレスクではない何か」と評されている。”由。“作中のほぼ全パフォーマンスにおいてストリップティーズが存在しないため”だという。(Wikipedia)

⑳8月17日“ジュラシック・ワールド Jurassic World”2015年・米・監督:コリン・トレヴォロウ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、オマール・シー、B・D・ウォン、イルファーン・カーン、ジュディ・グリア、ケイティ・マクグラス、ジェイク・ジョンソン、ローレン・ラプカス
読売TV金曜ロードショー24/5/17放映。録画CM含め129分。実放映125分。TVで何度か見ているがシリーズものの第何作か分からず混乱している。今作は第1作か?恐竜が複数個所で暴れ出し、手の付けられない状態に。一行はどうやってイスラ・ヌブラル島から脱出したのか不明のまま、本作は終了する。子供の兄弟は助かるが、何だか終局がいい加減な印象。

㉑8月17日“起終点駅 ターミナル”2015年・日本・監督:篠原哲雄
出演:佐藤浩市、本田翼、中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげる、尾野真千子
J-COM・TV23/12/30放映・スペシャルアワー。録画CM含め120分。実放映111分。確か2度目か、だがストーリーはすっかり忘れていた。最初は、あまり理解できなかったように思ったが今回は何となくすっきり馴染めた。どいうことだろう。その時の気分で変わるのか。

㉒8月18日“ジュラシック・ワールド/炎の王国 Jurassic World: Fallen Kingdom”2018年・米・監督:J・A・バヨナ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、レイフ・スポール、ジャスティス・スミス、ダニエラ・ピネダ、ジェームズ・クロムウェル、トビー・ジョーンズ、テッド・レヴィン、B・D・ウォン、イザベラ・サーモン、ジェラルディン・チャップリン、ジェフ・ゴールドブラム
読売TV金曜ロードショー24/5/24放映。録画CM含め134分。実放映128分。どうして恐竜を単に売ろうとするのか?世界各地にばらまいていいことあるのか?結局捕えた恐竜たちはどうんるのか、分からないまま映画は終わる。続きをどうぞ、なのか。

㉓8月19日“イチケイのカラス”2023年・日本・監督:田中亮
出演:竹野内豊、黒木華、斎藤工、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村梅雀、板谷由夏、升毅、草刈民代、吉田羊、向井理、小日向文世、田中みな実
関テレ土曜プレミアム24/1/6放映。録画CM含め160分。実放映119分。表題は第1刑事部(通称:イチケイ)の黒い法衣を纏う裁判官のこと。竹野内豊の活躍が面白い。ある地方都市を支える企業の公害を地域ぐるみでの隠蔽犯罪。日本社会に有りがちな問題世相。それが良いのか悪いのか?やっぱり法は一応の正義!!

㉔8月20日“サイレント・トーキョー Silent Tokyo”2020年・日本・監督:波多野貴文、原作:秦建日子
出演:佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、毎熊克哉、中村加弥乃、野間口徹、白石聖
J-COM・TV23/12/29放映・日曜映画劇場。録画CM含め120分。実放映99分。残念ながら映画では犯人像が明確に語られていない。良く分からないまま終わっていて、平和ボケの日本?何のコッチャ?!それに“まだ始まったばかりだ”の台詞はどういう意味?カット部分が大きいのかもしれない。

㉕8月22日“影踏み”2019年・日本・監督:篠原哲雄
出演:山崎まさよし、尾野真千子、北村匠海、中村ゆり、、竹原ピストル、鶴見辰吾、滝藤賢一、中尾明慶、藤野涼子、下條アトム、大石吾朗、高田里穂、真田麻垂美、田中要次、根岸季衣、大竹しのぶ
TV大阪・シネマ・クラブ24/3/13放映。録画CM含め125分。実放映112分。双生児の微妙な関係がテーマか。恋人も巻き込んで人生がややこしくなってしまった話か。犯罪でごまかすのは、一層人生を狂わせるという教訓か?

次に、ネット経由での鑑賞の9本を紹介する。今月は娘が里帰りしていたが、その娘が入会している動画配信サービス経由での鑑賞を結構した次第であった。

㉖8月8日“湿地 Mýrin”2006年・氷・独・丁・監督:バルタザール・コルマウクル
出演:イングヴァール・E・シーグルソン、オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル、ビヨン・フリム・ハランソン、オラビア・フラン・ヨンシュトテフ、クリスビヨルド・ケルド
見ていて前半で“物語が複雑すぎてよくわからない”状態だったが、後半から何となく分かって来た。内容理解が困難だったのは、登場人物の記憶と客観事実が入り乱れすぎて、当事者以外には理解し難いものとなったのではないか。私の映画理解力にも問題が?事件がおぞましすぎて再見する気にもなれず・・・。アイスランドという純粋な国民性からの遺伝にまつわる障害と少ない人口の国で顔馴染みの多い社会での警察官の在り方などが興味深い。

㉗8月9日“ヒットラーとナチス 悪の審判  シーズン6 Hitler and the Nazis: Evil on Trial”2024年・米・監督:ジョー・バーリンジャー
出演:ウィリアム・L・シャイラー、カロリー・コズマ、バラシュ・カトー、ソーマ・ザンボリ、バルナバス・ベルゲンディ、イシュトヴァーン・ダンコ
ようやく本シリーズ・コンプリート。1944~45年までのヒットラーの断末魔と戦後のニュルンベルグ裁判まで。ヒットラーに最初に引導を渡したのがヒムラーだった。ヒムラーはヒットラーの立場を慮って政権を引継ぐと申し出たらヒットラーは激怒したという。結局、ヒットラーはエバと結婚式を挙げて自殺。青酸カリではなくで拳銃で自決したと推測。ゲッペルスやヒムラーは自殺。裁判ではゲーリング、リッペントロップら12名が死刑となった。それでもユダヤ人に対する闘争は続くのだとヒットラーは言っていたという。東部戦線から軍を西部戦線へと移動させたが、それが契機となって両戦線が崩壊。軍の移動に当たってユダヤ人の移送に使っていた鉄道は使用せず相変わらずユダヤ人虐殺を優先していたとあった。

㉘8月11日“欲望の中の女 Miele di donna/Honey”1988年・伊・監督・原案:ジャンフランコ・アンジェルッチ
出演:クリオ・ゴールドスミス、カトリーヌ・スパーク、フェルナンド・レイ、ドナティラ・ダミアーニ、スーザン・スコット
女が休日の編集者の家に来て銃を突き付け、自分の原稿を目の前で読めと強いる。その小説を映像に、という二重構造。小説の中身は若い女の子が変な宿に泊まりに来て変な泊り客との交流する、そこでほぼボカシなしでその女の裸身も見れる。評価できるのはその程度で、他愛もない下らない話。結局、編集者と女の行動は出来合いのプレイだった?

㉙8月12日“始皇帝 天下統一(シーズン1・6エピソード) 大秦賦”2018-2019年・中国・監督:延芸、顧其銘
出演:張 魯一 (チャン・ルーイー)、段 奕宏 (ドアン・イーホン)、李 乃文 (リー・ナイウェン)、朱 珠 (チュウ・チュウ)、辛 柏青 (シン・バイチン)、鄔君 梅 (ヴィヴィアン・ウー)
始皇帝嬴政の父・嬴子楚(異人)が、秦に攻められる趙の首都・邯鄲から脱出して太子となり、秦大王・嬴稷が崩御。趙姫と政を取り返すまで。かつて見た“孫子兵法”と同じテイストだが、映像はより豪華で規模も大きいような気がする。

㉚8月13日“首 Kubi” 2023年・日本・監督・脚本・原作:北野武
出演:ビートたけし、遠藤憲一、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、浅野忠信、大森南朋、小林薫。岸部一徳、アマレス兄弟、副島淳、大竹まこと
信長の実像はあんなに暴力的だったのか。ヤクザの親分ですらあそこまではしないのではないか。これも歴史の隙間を巧く突いてはいるが・・・。首が切られて飛ぶトリックがふんだんに出てくる。荒木村重は毛利氏の下、尾道で生き延びていて信長亡き後は堺に出て茶会に出ていたという。家康を信長のもてなしで毒殺を図るとは考え難いのでは?光秀が信長を横死させたのは、秀吉の策に引っかかったというのは多くの人が指摘するところ。

㉛8月13日“マディのお仕事 恋の手ほどき始めます No Hard Feelings”2023年・米・監督:ジーン・スタプニツキー
出演:ジェニファー・ローレンス、アンドリュー・バース・フェルドマン、ローラ・ベナンティ、ナタリー・モラレス、マシュー・ブロデリック、エボン・モス=バクラック、スコット・マッカーサー、カイル・ムーニー。ダニエラ・マクシミリアン。ハサン・ミンハジ
“内向的な19歳の男の子のデート相手となり、彼がプリンストン大学に行くまでに殻を破らせる”、このデートはセックスだと知りながら仕事を求めた。いろいろドタバタしたが結局プリンストンまで送って行くことで終わる。批評家は“下品なコメディ”と言っているようだが・・・・。

㉜8月14日“ザ・ハッスル The Hustle/Dirty Rotten Scoundrels”2019年・米・監督:クリス・アディソン
出演:アン・ハサウェイ、レベル・ウィルソン、アレックス・シャープ、ディーン・ノリス 、イングリッド・オリヴァー、エマ・デイヴィース、ティモシー・シモンズ、キャスパー・クリステンセン、ニコラス・ウーデソン、ロブ・ディレイニー、ティム・ブレイク・ネルソン
南仏のある町で、高級ホテルに投宿する紳士然とした男どもをカモる女詐欺師・ジョセフィーヌをアン・ハサウェイが演じている。36歳にしては大きな皺が一寸気になる。これがデブの女詐欺師・ペニーと競って、ザッカーバーグ風のIT起業青年・トーマスを騙そうとするが、それが詐欺師で100万ドルをだまし取られる話。その後日、そのトーマスがジョセフィーヌとペニーと組んで騙そうと再度登場してカモを大勢連れ込んで終わるコメディ。

㉝8月15日“ミケランジェロ・プロジェクト The Monuments Men”2015年・米・監督・脚本:ジョージ・クルーニー
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ケイト・ブランシェット、ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダン、ヒュー・ボネヴィル、ボブ・バラバン、ディミトリー・レオニダス、ユストゥス・フォン・ドーナニー
事実に基づいてはいるが、映画としてかなり修正されているようだ。それにしても、分かり易く出来上がっていて、感動もした。だが、批評家の評価は芳しくない由。それにしても、ヒットラーは全欧州の美術品を自分勝手に扱ったものだ。ソ連(ロシア)も酷いことをするのは、彼らの意識の伝統なのか。日本語版は、ブルッヘの聖母子像に偏り過ぎたタイトルになっている。原題の“モニュメンツ・メン”で良かったのでは?

㉞8月19日“食べて、祈って、恋をして Eat Pray Love”2010年・米・監督・脚本:ライアン・マーフィー
出演:ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ、リチャード・ジェンキンス、ヴィオラ・デイヴィス、ビリー・クラダップ、ルカ・アルジェンテロ
ジュリア・ロバーツが見たく成り、見たが、さすがに一寸御歳。ニュー・ヨークで女性ジャーナリストが心のうちにどこか満足しきれない思いを抱いていた。バリで手相の占い師から“2度結婚し1回は短く1回は長い”という見立てを得た。ニューヨークに戻り好きな男と手に入れた生活、それが味気なく見えたある日、彼女はすべてを捨てて、イタリア、インド、そして再びバリ島へ“本当の自分”を探しへと旅に出る。イタリアではグルメ三昧、インドでは瞑想に耽り、最後に訪れたバリ島では思いがけない出逢い。思い切ってそこへ飛び込んで行く。アジアに対する蔑視感が全くなく見易かった。

次は、レンタル・ビデオ4本の紹介。

㉟8月4日“大阪闇金”2021年・日本・監督・原案:石原貴洋
出演:柾木玲弥、榊原徹士、朝井大智、木田佳介、兒玉遥、虎牙光揮、海道力也、中野英雄、林海象、橘さり、舘昌美、中山こころ
金利はトイチ、面談をして借用書にサインさせて貸すという昔ながらのアナログな闇金業者。その闇金に群がる人々の狂気じみた人間模様。結構面白い構成でリアリティを感じる。上手い!中野英雄が飄々とこなす。

㊱8月7日“大阪闇金2”2021年・日本・監督:石原貴洋
出演:柾木玲弥、榊原徹士、朝井大智、兒玉遥、木田佳介、舘昌美、川﨑健太、中山こころ、虎牙光揮、海道力也、林海象、中野英雄
全体に細かいスキームは分かり難いが、映画としてはそれで良いのかも!街のヤクザにはそれに上回るヤクザをぶつければグーの根も出ない?給付金の無駄遣い、大変ネ!この映画もシリーズ化難しい?

㊲8月24日“アウェイク Awake”2007年・米・監督・脚本:ジョビー・ハロルド
出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、テレンス・ハワード、レナ・オリン、クリストファー・マクドナルド、サム・ロバーズ、アーリス・ハワード、フィッシャー・スティーヴンス、ジョージナ・チャップマン、デヴィッド・ハーバー
実際の医療現場でも起きる術中覚醒をドラマに取り込んでいるサスペンス・スリラー。億万長者の実業家青年クレイトンは、移植手術が必要な重い心臓疾患を抱えていた。親友の外科医ジャックの尽力でドナーが見つかり、移植手術に臨むが、全身麻酔をしたにも関わらず意識が覚醒したまま手術となり、医師団に妻が加わり殺されることを知る。それを母親が感づいて命を懸けて息子を助ける。あり得ないが起こり得る話。

㊳8月26日“フューチャーワールド Future World”2018年・米・監督:ジェームズ・フランコ、監督・脚本:ブルース・ティエリー・チャン
出演:ジェームズ・フランコ、スキ・ウォーターハウス、ジェフリー・ウォールバーグ、ルーシー・リュー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、マルガリータ・レヴィエヴァ、メソッド・マン、スヌープ・ドッグ、ベン・ユーセフ
第三次世界大戦により資源と秩序を失った近未来。社会システムが分断され完全に壊れた世界を暴力で生き抜く無法者・レイダースの跋扈する世界という設定だが、あまり良く考えられたものではない。子供だましの暴力沙汰。銃は有れども弾丸が無い世界って有り得るの?ガソリンスタンドは無さそうだが1600km給油なしでオートバイは走るの?変なの!?原油をどこから輸入するのか?文明の利器を利用するには、背景に現代的経済システムが必要なのだ。カンタンな理屈だ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 適菜収・著” ... 福岡城址と大... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。