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京都・本家尾張屋の蕎麦と菓子

もう涼しくなってきて、暑い盛りの時の話をするのは 恐縮だが 先月、京都商工会議所を会場にしたセミナー受講に赴いた。省エネセンターによる改正省エネ法の解説であった。午後一開始のセミナーだったので、昼食は会場近くで摂ることにした。以前に この近くの敦盛そばを紹介したが、今回も 評判の良い蕎麦屋さんはないかと探し、本家尾張屋さんという店が見つかったので食べに行ってみた。

京都地下鉄・烏丸御池駅から北上、南北の大通である烏丸通から 1本東側の車屋町通の町家の一角にある。外観は 趣のある老舗の蕎麦屋さんという印象だが、入ってみると町家そのものを 少し改造したような感じ。あるいは昔は、履物を脱いで畳の部屋に上がり込んで食事したのを、靴のまま上がれるようにしたのが 逆に少し違和感のある店内イメージになったのかも知れない。



やっぱり季節を感じるものを食べたいと思い、注文したのは “京野菜せいろ”。季節野菜のおしたしにダシを入れて ここに蕎麦を浸けて食べるようになっている。京都の夏を満喫した。



パンフレットによると “「やんごとなき御方より召されて、山鳥の尾張の国より都にまいりしは、室町時代花の御所の時なり」と家譜に伝える本家尾張屋。寛正六年(西暦一四六五年・応仁の乱の前年)に、菓子司として始まり次第に、そば処としても、京の町衆に親しまれるようになりました。”とある。京都の老舗中の老舗の蕎麦屋さんのようだ。

このパンフレットにあるように どうやら菓子が本来の製品のようだ。そこで、セミナーの帰りに 今度は表通りの店に立ち寄って 蕎麦粉菓子を買って帰った。さすがに 本業の方を表通りに構えているのか。どれが 美味いのか 初めての者には良く分からないので、とにかく“詰め合せ”を買った。
ここには “そば餅”と“蕎麦板”、“そばぼうる”が入っている。半生の饅頭である“そば餅”を先ず開いて食べた。これを“餅”と言うのには何か歴史があるようだ。
次に “蕎麦板”。これは 硬い煎餅というイメージのもので、カリッとしていて 美味い。
蕎麦ぼうろが どうして“そばぼうる”と標記されているのかは不明である。これも何かいわくがあるのだろう。しかし、今回 買ったものは、残念ながら ビニールの袋の密封度が悪かったのか 少々湿っていた。
だが、この詰め合わせは 十分に 気の効いた京都土産にはなると思う。歴史のある京都には 蕎麦粉菓子の伝統もあるのだ、と了解した次第であった。

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