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前年末12月に鑑賞した映画の紹介



明けましておめでとうございます。本年も何卒御贔屓によろしくお願いいたしたい。

年始早々に思うこと。ウクライナ戦争も当然のことだが、IPCC主導のCO2起因の地球温暖化説への改めての懸念だ。私のような素人が何を言っても聞き入れられないだろうが、やっぱり言いたい。“疑う心こそ科学的精神だ”と。
本当にCO2増大による地球温暖化は科学的知見で正しいのか。それとも単なる一説に過ぎないのか。さらに温暖化は人々に本当に不幸をもたらすのか。

温暖化が“人々に不幸をもたらす”とは単純に断言できない。それは縄文時代は現在よりもっと温暖化していたという科学的知見に基づく。一万年以上の縄文文明(一万7千年前~3千年前とも言われる)は日本列島に大きな文化的基礎をもたらしたと言って良いはずだ。
その時代は温暖化が進行し、氷河が溶けて海水面が上昇し、海が陸地に進入してきた。関東平野は縄文海進と呼ばれるほどの現状より海岸線が内陸に浸行していた。大阪平野も上町台地が和歌山方面から北に伸びる半島であり、河内平野は海だった。その北端に大阪城がある。勿論今、大阪駅のある梅田界隈は海中に没していた。その後干上がったのに乗じて“埋メタ”のであって、それが転じてウメダとなったというのだ。
そう考えると現在の気候が異常気象と呼ばれるが、その当時はもっと異常だったのではないか。ならば何が異常なのかは分からない。温暖化による気候変動をいたずらに恐れる必要はなく、それに“適応”する能力・順応力こそが重要になってくる。このままでは“シロクマ”が絶滅するといたずらに騒いで、恐れることが滑稽に見えてくる。

その上、現状の温暖化は本当にCO2増大だけによるものかに疑問を呈する火山学者が多いようだ。20世紀は火山活動が静穏であった。それは火山灰による寒冷化の影響が少なかったことを意味するのではないか。IPCCはその影響を意図的に無視しているのではあるまいか、という見解があるのは事実なのだ。
温暖化すれば海洋から蒸発する水蒸気が増加し、大気中の水蒸気が増加すれば必然的に雲量が増加するはずである。雲は最も太陽光を反射する効果のあるものであり、それは火山灰の影響よりも明らかに大きい。このように自然は一方的な方向には容易に動かないハズと見るのが正しい“科学的態度”なのであることを肝に銘じるべきなのだ。
IPCCは“その影響を無視する”という報告書を書いているのを見たことがある。何故“無視する”かは書いていなかったと記憶する。今、その証拠を示すことができないのが残念なのだが、今やその部分を修正して科学的知見を断定的に述べているのであろうか。
こう考えるとIPCCの言説が到底科学的知見に基づくとは思えないのだ。そしていたずらに温暖化への恐怖を煽っているとしか見えないのだ。この何かの陰謀なのかどうかは別として、意図的な巨大なミスリードをいつ是正する時代となるのか気懸りなのだ。非科学的知見はある種の“宗教”に近い。宗教的偏見の裏には大抵何らかの利害があるものだ。それは歴史的教訓なのだ。私は“予防原則”なるものは有無を言わさない“予防検束”に近い対応であり、それを補強する態度にほかならないと考える。

さらに地球科学的:地学的にはマクロ視点では寒冷化の時期であると指摘する科学者もいるのは事実なのだ。しかしそのプロセスを科学的には示せていないようなのだ。だから声高には主張されない。そして、その寒冷化対策にエネルギーを削いでいないことを不安視する見解もあるのだ。
確かに、寒冷化が人類を危機に陥れる可能性は、温暖化のそれよりも大きいし恐怖であるはずなのは間違いない。あのウクライナが明らかに穀倉地帯ではなくなるのは明らかであり、欧州はアルプスの北側はツンドラ地帯となる可能性もあるのだ。だからこそヨーロッパは地中海から発展したのであろう。

ただし、地球資源の有効活用にはIPCCの言説は効果的なのかもしれない。地球資源は無尽蔵ではないのだ。そういった“脅し”が無い限り地球資源の無駄遣いは治まらないのかも知れない。だから、そうした“良心”に心ある科学者は口を閉ざしているのかも知れない。

このような状態で、私は私の所属するEMSの団体で主導権を握りたいと切に望んではいるが、現在の指導者がその気には微塵もなっていない中では、絶望的と言ってよい状況である。従い、私の野望は今年も実現はしないだろう。
私も既に老境。身体的にも限界が近付いている。そのような中で、今年も良い御歳をとは軽々に言えないのが実情だ。

そのような中で去年のことを言って恐縮だが、大晦日は例によって紅白を見たのだが、ジャニーズのアホ・タレの手踊りから始まってゲンナリ。あんなの見せられてバカにされているような気分を持ってしまうのは、人間が古くなったせいだろうか。
それよりは、映画を見ている方がマシ!とは思ったものの、それは初めだけだったのカモ。後半にはそれなりに見応えのある場面もあったかなぁ。それでもまぁまぁ、やっぱり映画を見ていた。

というより、子供達の勧める“山田五郎のオトナの教養講座”を年末年始は見ていた。藤田嗣二やアンリ・ルソー、明治の日本画壇、徳川将軍家の絵の話や“みうらじゅん”との対話を面白可笑しく拝聴していた。確かに“教養”には効果的だった気がする。

ところで、中国のコロナ政策が日本のそれより滅茶苦茶。罹患して死ぬ奴は死ね!の政策ではないのか。また世界にウィルスを撒き散らすのか。迷惑の限り。習近平は自分たち共産党首脳部だけ密かに欧米のワクチンを入手して接種しているのは、間違いないことだろう。兎に角、自己都合の甚だしい酷い政権であることも間違いない。


さて、ここで前年の前月鑑賞の映画の紹介となる。全部で36本、内BSシネマ11本、ネット無料映画は6本、TV放映の録画は以下の18本と最も多く、レンタルビデオは少なく1本。前月1カ月で36本となると毎日1本以上見た計算だ。健闘したと言えるのではないか。
ここで、年始・松の内の映画鑑賞もついでに言及しておくと、全12本でBSシネマで2本、ネット無料映画は3本、TV放映録画4本、レンタルビデオ3本となっていて、これも結構健闘したつもりだ。具体的内容は来月に紹介したい。


以下にベースとなるNHK-BSプレミアムのBSシネマ11本の紹介とする。

①12月2日“明日なき追撃 Posse”1975年・米・制作・監督:カーク・ダグラス
出演:カーク・ダグラス、ブルース・ダーン、ボー・ホプキンス
ラリー・コーエンとロバート・パーハムによる短編小説が原作どという。悪漢ストロホーンを捕まえるが、上院議員選挙のためのパフォーマンスと分かってしまうと、人々もついてこなくなった。まぁそんなに単純な話でもないのだが、仕掛けが面白い。

②12月5日“キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン Catch Me If You Can”2002年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン、 ナタリー・バイ、エイミー・アダムス、マーティン・シーン
先月TV録画分で見たが、カット部分が気懸りだったのでBSシネマで懸命に見た。で、不満の残った一応の筋書きは納得。さすがにスピルバーグ、納得性ありで面白かった。

③12月7日“ブレードランナー 2049 Blade Runner 2049”2017年・米・監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイヴィス、カーラ・ジュリ、レニー・ジェームズ、デイヴ・バウティスタ、ジャレッド・レト
2度目だと思うがヤッパリ、チンプンカンプンだった。解説を読むと“ブレードランナー”を見ていないと良く分からないのはあたりまえのようだ。画面が暗く全体にツライ印象で、見ていて耐えられない刹那に襲われる。悪夢に出てきそうな場面が多い。

④12月8日“長江哀歌(ちょうこうエレジー) 三峡好人(英題:Still Life)”2006年・中・監督:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ、ハン・サンミン、リー・チュウビン、ワン・ホンウェイ、マー・リーチェン、チョウ・リン
バラバラになった家族を探して、水没する町にやって来た捜し人。結局元通りにならない家族に、元通りにならない町。煙草、酒、茶、飴(ウサギ印)を字幕を入れて示していた。中国人のコミュニケーションに欠かせない大切な品とのこと。
山稜を光るUFOが飛び去るシーン、住民移住のモニュメントがロケットのように飛翔するシーンは監督の意図つまり、三峡の風光とそぐわないので、「飛んでいってほしい」との思いの由。

⑤12月12日“舟を編む The Great Passage”2013年・日本・監督:石井裕也、原作:三浦しをん
出演:松田龍平、宮﨑あおい、オダギリジョー、小林薫、加藤剛、渡辺美佐子、伊佐山ひろ子
編纂する辞書の名が『大渡海』。そこで“舟を編む”となったようだ。辞書と言っても大変な労力と歳月が必要と分かった。

⑥12月13日“ブリット Bullitt”1968年・米・監督:ピーター・イェーツ
出演:スティーブ・マックイーン、ジャクリーン・ビセット、ロバート・ヴォーン、ドン・ゴードン、サイモン・オークランド、ロバート・デュヴァル、ノーマン・フェル
見たことないはずだが、見たような気もする。記憶にない。スタートシーンが出演者の表示字幕と共にあって見難く分かり辛い。サンフランシスコの急坂の際に建つホテル、坂の連続のカーチェイス。上院議員の関わりや、ニセ・ジョニーのレニーが何故わざとドア・チェーンを外したのか、等々チョット分かり難いままだ。

⑦12月15日“招かれざる客 Guess Who's Coming to Dinner”1967年・米・監督:スタンリー・クレイマー
出演:スペンサー・トレイシー、シドニー・ポワチエ、キャサリン・ヘプバーン、キャサリン・ホートン、セシル・ケラウェイ、ビア・リチャーズ、ロイ・グレン、イザベル・サンフォード
映画としては規模は小さい。劇にすれば1場モノ、ドレイトン家が唯一の舞台だろう。だが内容は黒人と白人の結婚、人種差別の話だ。神父がなかなかよい立ち回りをする。娘が黒人と結婚するのに反対する父親マットにリベラリストの仮面が剥がれたと露骨に非難する。マットの妻は娘を信じると言い全面的に支援すると言い切る。ジョンの母親も頑固なマットに“男は皆セックスしなくなると情熱が無くなる!”と言って嘆く。そしてリベラリストの新聞を創刊したマットは最後に折れて大団円。久しぶりに硬い良い映画を見た。

⑧12月19日“ホワイトナイツ/白夜 White Nights”1985年・米・監督:テイラー・ハックフォード
出演:ミハイル・バリシニコフ、グレゴリー・ハインズ、イエジー・スコリモフスキ、ヘレン・ミレン、ジェラルディン・ペイジ、イザベラ・ロッセリーニ
2度目。思い違いだろうが、何だかカット・シーンがあったような気がする。ソ連の監視体制下の心理戦のような内容だが、その監視から逃れる実行場面からはサスペンス映画になり、息をつかさずラストに至る面白さがある。

⑨12月23日“荒野のストレンジャー High Plains Drifter”1973年・米・監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヴァーナ・ブルーム、マリアンナ・ヒル、ミッチェル・ライアン、ジャック・ギンク、ステファン・ギーラッシュ、テッド・ハートレイ、ビリー・カーティス、ジョフリー・ルイス
以前見たような気がする、モノ・レイクの岸辺でのロケに記憶有。最初10分うかつにも見れず。ラーゴ町の全員の共謀で保安官ジム・ダンカンを殺したようなものだという台詞が気になり、一寸、理解しかねている。鉱山会社の用心棒だった3人だけが悪?だが流れ者クリントは結局何者?難しいシナリオだ。

⑩12月26日“ビリギャル Flying Colors”2015年・日本・監督:土井裕泰
出演:有村架純、伊藤淳史、野村周平、あがた森魚、安田顕、吉田羊、田中哲司
学習塾のPR映画との酷評もあるが、映画としては成功している。様々な困難、生涯を押し切って行く映画はいつ見ても良いものがある。人生失敗の方が多いと思うので、それにめげない映画も上手く作って欲しいものだが。

⑪12月27日“グーニーズ The Goonies”1985年・米・監督:リチャード・ドナー
出演:ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ジェフ・コーエン、コリー・フェルドマン、ケリー・グリーン、マーサ・プリンプトン、キー・ホイ・クァン
BSシネマで2度目の鑑賞。製作総指揮はスピルバーグなので、子供目線だが彼の好みで溢れている。だがラストの海賊船が地下の穴倉から外洋に姿を現わすのは映画を盛り上げるためであり、イミフで現実的には意味なし!?


ネット無料映画は次の6本。

⑫12月9日“君よ憤怒の河を渉れ”1976年・日本・監督:佐藤純彌
出演:高倉健、中野良子、原田芳雄、池部良、田中邦衛、大滝秀治、西村晃、岡田英次
原作は良さそうだが、映画全体がダサイ!どうして邦画は米英映画に比べて情けないくらいダサいのか!取って付けたような逃亡中の洞窟でのセックス・シーンは全く無意味。続くセスナで北海道を脱出するシーンも酷い!追撃空自の模型F104も蒸機のように煙を吐いてあえいでシュッポッポ!実写しろッ!クマの縫いグルも酷い!もっとカッコヨクヤレ!

⑬12月16日“釈迦”1961年・日本・監督:三隅研次
出演:本郷功次郎、チェリト・ソリス、勝新太郎、市川雷蔵、山本富士子、中村玉緒、京マチ子、中村鴈治郎、杉村春子
日本初の「70ミリスーパーテクニラマ」による総天然色、156分の超大作映画]。だが、残念ながら何故か当時の名優たちによる“学芸会”のような印象。冒頭の画面も特撮もチャッチイ、スタジオセット感満載、残念!もっと工夫できなかったのか。永田雅一渾身の制作と聞くが本当か?

⑭12月18日“残侠伝説 覇王道”2002年・日本・監督:望月六郎
出演:白竜、力也、木村衣里、遠藤憲一、竹内力、山口祥行
全体におふざけの印象の映画。特に遠藤憲一、竹内力のふざけ方。白竜がセックスしていた、何でや。変な映画。

⑮12月25日“蘇える金狼 Resurrection of Golden Wolf”1979年・日本・監督:村川透
出演:松田優作、風吹ジュン、千葉真一、成田三樹夫、小池朝雄、佐藤慶、結城しのぶ、真行寺君枝、南原宏治、安部徹、
どこが“蘇る金狼”なのか不明。でも日本のセンスあるサスペンス映画を初めて見た。しかし、音楽がダサイ。永井京子(風吹ジュン)の服装もダサイ。まともな音楽担当はいないのか、コスチューム・デザイナーも居ないのか。これでは角川春樹もたいした映画が作れていない。ラストの飛行機搭乗シーンは余計だ。無駄金を使ってしまった。それにしてもあれは本当に風吹ジュンのオッパイ?

⑯12月29日“シャーロック・ホームズ Sherlock Holmes”2009年・英米・監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス、マーク・ストロング、ケリー・ライリー、エディ・マーサン、ハンス・マシソン
コナン・ドイルが作ったキャラクターを使っているが話は全く別のようだ。なかなか分かり難いが、独特のタッチで面白い。字幕版と吹替版を見た。いつの間にかロンドン橋でのブラックウッドとの闘争となったが、闘争後彼が死んで、ホームズは種明かしをしている。銅の容器に薬品の組み合わせで殺せるのか。モリアティの陰謀が未完成のままだが、捜査すると言って終わってしまった。その後映画は作られたのか。

⑰12月29日“闇金の帝王”2007年・日本・監督:山村淳史
出演:小沢仁志、鬼丸、小木茂光、中西良太、鈴木隆二郎、江原 修、野口雅弘、岡崎礼、水上竜士、成瀬正孝、曽根晴美
闇金界の実態を“ミナミの帝王”よりリアルに描いている。逃げ場がない感じ。実力行使があ得るのでバックに暴力団がいないとヤッパリムリ!


TV放映の録画は以下の18本。録画したまま死蔵しては無意味なので、年末に意識的に一挙鑑賞としたつもりだ。

⑱12月2日“塔の上のラプンツェル Tangled”2010年・米・監督:バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ
声の出演: マンディ・ムーア(中川翔子)、ザッカリー・リーヴァイ(畠中洋)
読売TV ・金曜ロードショウ22/3/25放映分・ノーカット放送を謳っている。70過ぎのジジイが見るようなアニメではない。だが、たまには童心に返るのも良いではないか?原作はグリム童話の“ラプンツェル(髪長姫)”だが、残念ながら脚本で相当変化しているらしい。

⑲12月5日“エントラップメント Entrapment”1999年・米・監督:ジョン・アミエル
出演:ショーン・コネリー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ウィル・パットン、モーリー・チェイキン、ヴィング・レイムス
TV 大阪・シネマクラブ21/5/21放映分、CM含めて105分TV東京版。原版放映時間113分。くるくるどんでん返しが面白い。最初の盗みはジンの仕業。2000年問題のスキマを突いた国際金融犯罪。

⑳12月6日“アンロック 陰謀のコード Unlocked”2017年・英・米・監督:マイケル・アプテッド
出演:ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチ、マイケル・ダグラス
TV 大阪・シネマクラブ21/2/19放映分、CM含めて110分。原版放映時間98分なのでカットは殆ど無い。だが複雑すぎて実に分かり難い。エリック・ラッシュ(マイケル・ダグラス)のバイオテロが本筋なのか。結局アラブのテロは出し抜かれたのか実体はどうなったのか。元海兵隊員ジャックの役割が分からない。

㉑12月7日“REDリターンズ RED 2”2013年・米・監督:ディーン・パリソット
出演:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン
関西TV・シネマパラディッソ21/7/4放映分、CM含めて113分。原版上映時間116分。アクションコメディ映画、捧腹絶倒とまでは行かないが、最終兵器をめぐって世界を駆け巡るお笑い。アンソニー・ホプキンスまでもがコメディをやっている。こんな映画でカットに目くじら?

㉒12月9日“ローマの休日 Roman Holiday”1953年・米・監督:ウィリアム・ワイラー
出演:グレゴリー・ペック、オードリー・ヘプバーン、エディ・アルバート
読売TV・金曜ロードショウ22/5/13放映分、CM含めて114分。原版上映時間118分。一種の貴種流離譚、御伽噺だが、話自体は破綻してはいない。上手くできていてさすがに名画だ。ラストの記者会見シーンが特に良い。

㉓12月10日“キング・オブ・エジプト Gods of Egypt”2016年・米・監督:アレックス・プロヤス
出演:ニコライ・コスター=ワルドー、ブレントン・スウェイツ、チャドウィック・ボーズマン、エロディ・ユン、コートニー・イートン、ジェラルド・バトラー、ジェフリー・ラッシュ
ABC-TV20/12/26放映分、CM含めて105分。原版上映時間103分。荒唐無稽のCG映画。勧善懲悪?エジプト神をよく知らないのだが、そう面白いとも思わなかった。期待外れで時間の無駄。

㉔12月11日“ローグ・アサシン 原題:War、別題:Rogue Assassin”2007年・米・監督:フィリップ・G・アトウェル
出演:ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、石橋凌、デヴォン青木、ケイン・コスギ
TV大阪・シネマクラブ22/10/12放映分、CM含めて105分。原版上映時間103分。日本のヤクザ全盛時代、FBI捜査官のジョン・クロフォードが日本のヤクザ・柳川シロウとつるんでいた。そんな話があるのか。

㉕12月14日“ザ・コア The Core”2003年・米・監督:ジョン・アミエル
出演:アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク、デルロイ・リンドー、スタンリー・トゥッチ、チェッキー・カリョ、ブルース・グリーンウッド
関西TV・シネマクラブ20/9/6放映分、CM含めて113分。原版上映時間135分。最初はよかったが、次第に内容が荒唐無稽で無意味。地球の内部を航行できる特殊乗物「バージル」で地下2,000マイル (3,200 km)へ潜行し、猛烈な爆弾を投下する話にバカバカしさ一途。爆弾投下時に下らないトラブルで6名の乗員中犠牲者4名?時間を返せ!通りで有名俳優出演無し。正にB級否、C級だろう。

㉖12月14日“ローマ発、しあわせ行き All Roads Lead to Rome”2015年・米・監督:エラ・レムハーゲン
出演:サラ・ジェシカ・パーカー、ラウル・ボバ、クラウディア・カルディナーレ、ロージー・デイ、パス・ベガ
ABC-TV20/10/24放映分、CM含めて96分。原版上映時間91分。母娘、母息子とその息子とその娘。それぞれの当人にとって深刻な問題の恋愛模様を巧みに表現して、結局しあわせ行きとなった楽しい映画。おばあさんがクラウディアとは全く分からず。

㉗12月17日“大統領の料理人 Les Saveurs du palais”2012年・仏・監督:クリスチャン・ヴァンサン
出演:カトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメッソン、イポリット・ジラルド、アルチュール・デュポン
TV大阪・シネマクラブ21/4/9放映分、CM含めて110分。原版上映時間96分。片田舎でレストランを営んでいた女性オルタンスがミッテラン大統領の専属料理人に突然推薦された話。その後オルタンスがフランス極地観測基地での任期満了となる丸一日と、大統領専属料理人として過ごした過去の2年間が交互に描かれる。料理のことは分からないが、既存の料理人やその他の規制の中で自分を通すことの難しさがある。オルタンスの家族の話が出なかったのは何故?

㉘12月19日“ザ・サークル The Circle”2017年・米・監督:ジェームズ・ポンソルト
出演:エマ・ワトソン、トム・ハンクス、ジョン・ボイエガ、カレン・ギラン、エラー・コルトレーン、パットン・オズワルト、グレン・ヘドリー、ビル・パクストン
TV大阪・年忘れロードショウ20/12/31放映分、CM含めて105分。原版上映時間110分。個人情報の全てパーソナリティをオープンにしてシステム化することの恐ろしさを再認識した。ハマヨニーが主演とは。

㉙12月20日“トゥルーライズ True Lies”1994年・米・監督:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイミー・リー・カーティス、トム・アーノルド、ビル・パクストン、ティア・カレル、アート・マリック
関西TVシネマパラダイス・21/7/11放映分、CM含めて113分。原版上映時間141分。フジテレビ版122分をさらにカットか。だが、筋は分かって面白かった。表題は直訳すると“本当の嘘”。シュワちゃん活劇、大統領直属の国家保安組織“オメガ・セクター”所属のエージェント。アメリカ海兵隊よりAV-8B ハリアーIIの実機を借りて着陸シーンを撮影の由。ペルシアの古美術商ていうの実際に成り立つのか。

㉚12月22日“バウンティー・ハンター The Bounty Hunter”2010年・米・監督:アンディ・テナント
出演:ジェニファー・アニストン、ジェラルド・バトラー、クリスティーン・バランスキー、ジョエル・ガーランド、マット・マロイ、ジェイソン・コロトゥーロス
関西TVシネマパラダイス・21/4/11放映分、CM含めて118分。原版上映時間106分。元夫婦の追いつ追われつの面白いドタバタ。少々内容は複雑で分かり辛いのでもう一度見ても良いが、その価値は低い。元妻ニコールが良く、ハッピー・エンドなのが良い!

㉛12月23日“ベガスの恋に勝つルール What Happens in Vegas...”2008年・米・監督:トム・ヴォーン
出演:キャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー、ロブ・コードリー、レイク・ベル、ジェイソン・サダイキス、トリート・ウィリアムズ、デニス・ファリーナ、ザック・ガリフィアナキス、クイーン・ラティファ、クリステン・リッター
ABC-TV・20/2/8放映分、CM含めて108分。原版上映時間99分。こういう映画もあっても楽しくていいなぁ。ま、ハッピー・エンドが想像ついたケド!二人の主役が良い!

㉜12月24日“シェフ! 〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜 Comme un chef”2012年・仏・監督:ダニエル・コーエン
出演:ジャン・レノ、ミカエル・ユーン、ラファエル・アゴゲ、ジュリアン・ボワッスリエ、サロメ・ステヴナン、セルジュ・ラヴィリエール、イサ・ドゥンビア、ヴァン・ヘイ・ミーン
ABC-TV・20/11/14放映分、CM含めて97分。原版上映時間85分。ジャン・レノが有名シェフのアレクサンドル・ラガルド役とは珍しい。ミカエル・ユーンも良かった。日本公開時のキャッチコピーは“愛と美味しい料理があれば、人生は三つ星”だった由。それがピタリ!登場する女性が皆自己中で一寸困りもの、仏女性はあぁなのか?

㉝12月30日“ナイト&デイ Knight and Day”2010年・米・監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ポール・ダノ、ヴィオラ・デイヴィス、マーク・ブルカス、ジョルディ・モリャ、フォーク・ヘンチェル、マギー・グレイス、デイル・ダイ
関西TVシネマパラダイス・22/12/30放映分、CM含めて131分、原版上映時間110分。街全体や大型潜水艦の電力を補うほどの膨大な永久エネルギーを生む単三より少し大きい電池ゼファーをめぐる荒唐無稽のスパイ・アクション。CIAとFBIと武器商人が入り乱れる。ナイトKnightはロイ・ミラーの本名、じゃぁDayは?トム出演時48歳。キャメロン出演時38歳、御歳に似合わぬ役回り。

㉞12月31日“ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany’s”1961年・米・監督:ブレイク・エドワーズ、音楽:ヘンリー・マンシーニ
出演:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、パトリシア・ニール、ミッキー・ルーニー、バディ・イブセン、マーティン・バルサム
見たのは3度目らしいが記憶なし。TV大阪新春ロードショウ・21/1/2放映分、CM含めて115分、原版上映時間115分。原作はトルーマン・カポーティの短編小説というが、小説は読んでいないがこの映画には典型的な日本人蔑視がある。だが日本ではニューヨークへのあこがれが強調される。まぁ原作が良いせいか筋立ては良くできているし、ラストが感動的なので帳消しか。

㉟12月31日“ライフ Life”2017年・米・監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:ジェイク・ジレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ、真田広之、アリヨン・バカレ、オルガ・ディホヴィチナヤ
TV大阪新春ロードショウ・21/1/5放映分、CM含めて105分、原版上映時間104分。正体不明の地球外生物をマジックハンドで扱わずに手で扱おうとしたことが全ての誤りの始め。無重力をどうやって映像化したのだろうか、上手くできている。映画の世界から日本の痕跡は消えて、残っているのは仏映画くらいかと思っていたが、日本人が出演していた。だが日本人と言えば真田広之かマァエエケド。


レンタルビデオは前月は少なく次の1本。まぁ出費が少なく経済的だったと言えるのか。

㊱12月31日“嗤う伊右衛門Eternal Love”2004年・日本・監督:蜷川幸雄・原作:京極夏彦
出演:唐沢寿明、小雪、井川比佐志、椎名桔平、香川照之、六平直政、池内博之、松尾玲央
四谷怪談の変形。京極夏彦による第25回泉鏡花文学賞受賞作。映像がすさまじい。首が飛ぶ場面も。さすが蜷川幸雄、いいかげんなものは作らない。ラストの桐箱の中の蛇とネズミのあふれる映像はどう仕掛けたのだろう。

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