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マツダ㈱の株主総会に出席して―マツダのEV戦略

このコロナ禍で県境を跨いで広島でのマツダ㈱の株主総会に赴いた。マツダは燃費が従来比の15%向上した究極のガソリン・エンジン・スカイアクティブを2010年に発表し、順次発売している車種に拡大して行った。そしてCO2削減策には、これをメインに経営戦略を練るつもりであったように見えていた。本質的なCO2総排出量削減には“Well-to-Wheel”のトータルでの削減で、ワールド・ワイドにはこれで社会貢献するべきだと主張していた。だがこのままでは、ガソリンエンジンでは、世界の潮流に取り残される懸念がある。 そこで株主総会に行って、マツダのEV対応を直接訊きたくなったのだ。だが、既に先月に技術戦略を公表したとのこと。それはCASE時代への“カーボンニュートラル”を目指して、2030年にはEVの出荷比率を25%に持って行く計画であり、そのためのプラットフォーム(台車)を現在開発中だとの説明であった。ロータリー・エンジンもEVのための発電のためのエンジンとして考えており、上手く行けば採用して行きたく、捨てた技術ではないとのことであった。また、2030年にはEVを25%とは言っても、残り75%の大半はガソリン車なので、それを現状よりはブラシュ・アップすることは当然だとの説明もあった。 ガソリン・エンジンに固執はしていないという、マツダの柔軟な姿勢に非常に安心した。さすがに、様々な経営危機を乗り越えてきた会社だとの印象だった。 . . . 本文を読む
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