CozyConer

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GW恒例!茅ヶ岳登山

2008年04月28日 | 登山・ウォーキング

P1000338  ここのところ連続3回、ゴールデンウィークを山梨県北杜市の明野で過ごしている。そして、毎回茅ヶ岳へ登るのが恒例となりつつあり、今年で3回連続のGW登山を行ってきたのでご報告しようと思う。

 今回は、4月28日が決行日となった。この山は山頂からの眺望がすばらしく、どうせなら天気が良い時に登りたかったので、毎日天気予報を睨みながら、この日がベストと判断した。3回目ともなると、ペース配分の要領も得ているので、今回は少し早い時間に登り始め、お昼ごろには下山して韮崎の街で昼食にしようという計画でスタート。麓付近は初夏の感じがするが、登り口である深田公園口はまだまだ春まだ浅いという感じである。人気のある山なので、駐車場も満車かと思いきや、この日は平日ということもあるのか、ガラガラであった。登山シューズに履き替えていざ出発だ。最初の1時間程はダラダラ坂の連続である。女岩と言われる茅ヶ岳で唯一の水場でしばし休憩を入れる。ここからは一気に角度が高くなるので充分な休養を意識する。

P1000342  山肌を這うように一歩一歩確実に登っていく。途中瓦礫場も多数あるので、落石させないよう慎重に進んでいく。岩場は両手両足を駆使しての行程が約1時間くらい続く。最初はこの斜面がしんどくてしょうがなかったが、ある程度先が読めるようになると案外楽に感じて来るのが不思議だ。しかもこの時期、ここまで登ると気温もぐっと下がるのだ。下から吹き上げる風が熱った身体をクールダウンさせてくれる。

P1020122  やがて尾根伝いのルートに出る。尾根と言っても角度は相変わらず高角度が続くが、周りの木々の背丈が低くなってきているので、山頂が近いことをうかがわせる。途中、この茅ヶ岳登山中に命を落とした深田久弥氏の墓石を見ることができる。深田氏は日本百名山の著者として有名であるが、この茅ヶ岳をこよなく愛していたと言う。この地点で体長を崩してそのまま帰らぬ人となったとのことだが、きっと本望だったのかもしれない。墓石に手を合わせて先を急ぐ。ここまで来れば山頂まであと一息だ。

P1020124  この辺からは空気が澄んでいれば富士山も良く見ることができるが、この日はいまひとつモヤがかかっていて、残念ながら富士を拝むことができなかった。どの山でもそうだが、山頂に近付くと、先客達の楽しそうな声が近付いてくる。既に山頂でくつろいでいるのだろう。その声を励みに山頂を目指した。やがて目の前が開けて南アルプスの山々が広がった。その右側には隣の金ヶ岳とその背後に八ヶ岳を望む。更にぐるっと右側に顔を向けると奥秩父の山々が連なっている。まさに360度の眺望である。この眺望が見たくて毎回登っているのである。

 休息の後、来た道を逆に辿って下山していくのだが、膝がガクガクと笑い始めた。慎重に急斜面を下りていく。女岩まで戻って来るとホッとするが。ここからまだダラダラ坂が続くのだ。案外これが辛い。どうにか深田公園口の駐車場まで戻り、登山シューズのひもを緩めてスニーカーに履き替えると一気に足が開放されるようだ。また来年のこの時期に登頂することを誓って韮崎の街へと戻っていった。