個々のものは具体的に「事象(事実と現象)」として他と比較してそれぞれに違いがあります。
そのことを一般的には「差異」といい仏教では「差別(しゃべつ)」といいます。
「法」とは「差別(しゃべつ)」です。
「ものの本質」というものは時間的にも空間的にも「同一(平等)」であり、因果の法則に従って「差別(しゃべつ)の相」が出て来ているということです。
これはおシャカ様以前からそうであったということです。
この事を仏教では「自然(じねん)」といいます。
即ち、自ずから然りということです。