活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

「真の自分」とは2

2023年12月08日 | 法理

私たち衆生は「修行(今の事実に徹すること)」に因って「自らが道(法)その物である」ということを知(識)らない限りは、平等とか差別(しゃべつ)という言葉は知(識)っていても決して自分のものにはなりません。

 

ですから、これは「万、止むを得ない」ことですがしばらくの間はおシャカ様や歴代の覚者の教えに従って修行し、精進していかなければならない訳です。

 

「道(法)」が自分のものになるまで務めて精進していくのです。

 

そうした時に「自分の道(法)」に目醒め、「仏法(仏道)」というものがなくなるのです。

 

おシャカ様や歴代の覚者の教えが支えになっていては、本当に独立した「真の自分」には成ることは出来ないのです。