遠くへ行きたい

サイクリングの原点みたいなもの

選評に感動する

2007年05月17日 | Weblog
 「くまもと児童版画コンクール」展覧会(熊本県立美術館多目的室)へ。
 作品の感想については、熊本はんがの会の会長さんの選評を一部載せていただいて、感じ取っていただければと思う。
 
 ・・よい作品には、自分で実際に遊んだり、動物のお世話をしたり、花を育てたり、お手伝いをしたりして、どんなふうにおもしろかったか、どんなふうにやさしくしたか、どんなふうにがんばったかなど、自分の気持ちや喜びが絵に表されています。つまり、外で元気よく遊んだり、進んでお手伝いをしたりしていろんな体験をしているお友達がよい作品をつくっているということです。
 二つ目に、形をかく力、スケッチする力がついているお友達の作品は、形のおもしろさやものの感じがよく表されてすばらしいと思いました。自分の目で見つけて描いているので、心がこもってとってもいいです。とくに木版画では下絵が作品のよさを大きく左右していました。
 三つ目は、最後までがんばり通した人の作品は見ごたえがありました。指先やハサミ、彫刻刀などに集中して、インキをつけて刷り上げるまで心を込めてこつこつと努力しています。この熱心な態度が、誠実でたくましい心を育て、よい作品を生むのだと思います。
 さあ、今度はどんな作品をつくりますか。楽しみに待っていますよ。

 ※ 去年までの作品はこの日専連児童版画コンクールのホームページを参照あれ。
 壁の作品以外に、机に積まれた作品をみる。
生徒の苦労した点の感想や、先生の励ましの一言を楽しく読む。
 このあと、すぐ近くの熊本県伝統工芸館へ。竹が、昆虫や一輪挿しに形を変えていた。
 どれだけ好きかですよ、アイデアやセンスは造っているうちにあとから出てきます・・と飾らない性格の人で、黒竹(クロチク)は竹屋さんから買います、孟宗竹は昆虫の羽根に向いているし、足は真竹を使う、カビが生えないようにニスを塗っていますなど気さくに教えていただく。御歳77歳とか。
 竹細工は落ち着きます。