遠くへ行きたい

サイクリングの原点みたいなもの

世の中お金か!

2007年03月24日 | Weblog
 飲み会の受付幹事さんとお姉さんがたにチップのお金で喜ばれる。
百円ショップの子供銀行券でも、思わずニヤリとなるのは人の性(さが)か。
 それをわかって差し出す自分の品性もさもしいのだが、場を盛り上げるには我が身を捨てるのだ・・。
 
 いつもの動物観察中、若いお母さんに呼び止められる。
子どもさんにはそっちで待っててと、離れて事情を話される。
うちの子がここ数日ご飯も食べないで泣いている、わけを聞くと、動物園の池の鯉にお菓子を食べさせてしまった。
それで鯉が死んでしまい、新聞沙汰になり、お巡りさんに怒られる・・・。
 とりあえず、現場に行くと、オレンジの大きな鯉を見つめて、ほんとに大粒の涙を流して、ごめんなさい・・と泣く男の子だった。なんて繊細な神経なのだろうと驚いたり、感心したり。
 大人二人でなんとかなぐさめようとするが、うまく言葉が見つからない。
そこで、動物資料館の先生に慰めのことばをかけてもらうことにする。
 さすが、百戦錬磨、元先生、上手に話され、鯉の餌を袋に入れ手渡される。
それから、シロクマの大ジャンプにご招待し、その迫力で繊細な心に活力をと願う。
 後で先生から話をうかがう。
あの後、お母さんがまたお礼に来られ、あの子も鯉に餌を与え、安心したのかニコニコ顔だったそうだ。
子どもの心をくみとり、また来園された若いお母さんも偉いと思う。
 心震わせて泣く子にこころ洗われ、お金では買えない涙をみたのだ。