たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

東日本大震災5年 その4 原発のこと

2016年03月13日 | その他

福島第一原発は2011年3月12日1号機が水素爆発した。5年目の今日の朝日新聞は、当時陸上自衛隊が命がけの作業で1号機の原子炉冷却作業に当たった模様を1面トップで報じている。昨晩のNHKも同じ番組が、テレ朝報道ステーションは金曜日、福島のこども達の甲状腺がんの追跡調査を特集した。

3月9日には大津地裁が再稼働した高浜原発3、4号機の運転停止差し止め請求を認めた。4号機は休止中で、3号機は10日に停まった。関電は承服しないと主張している。
小泉純一郎元首相は「決定は当然・原発ゼロに」と、やればできると主張、原子力規制委員会が40年を超えた高浜原発1、2号機の再稼働を例外で認めたことについても「安全第一といいながら、収益第一となっている」と批判。至極もっともだ。

私は2002年8月12日に、当時仙台の関連会社に出向していた二男を訪ね、東北一周旅行した。下北半島突端の恐山へ行く途中、寄り道してむつ小川原・六ケ所村の原発のゴミ、再処理工場正門前まで見に行った。その当時から原発は止めるべきと確信を持っている。

震災5年前日の夕方6時からの安倍首相記者会見は、経済至上主義で、原発を推進する、アピールは明白なのでチャンネルを切り替えた。
保育園落ちた日本死ね!!!と訴えるヤンママが週刊文春インタビューに答えていた。「不倫議員の補選費用2.6億円、選挙対策で老人に3万円3600億円を配る原資を子育てに」と。そんな首相の記者会見なんてバカらしくて聞けるか。

もう国も電力会社も金食い虫で始末に負えない原発は諦めるべきだ。それとも日本列島を人が住めない島国にしてしまう気か。

2011年9月2日宝島社


東日本大震災大震災5年 その3 昆愛海ちゃんのこと

2016年03月13日 | 日記

喫茶店で今朝読売を開いたら「ややっ!また今朝も昆愛海(こんまなみ)ちゃん特集を組んでいるではないか。
震災復興のシンボルだからね。ナニ、今春小4になるのか。一緒に暮らす祖母幸子さん(68)は「マナは本当に強い子だあ」。海岸を訪れた日の日記には、しっかりした文字で「海に花束を投げました」と書かれていた。
今日の特集は「元気すぎるくらいやんちゃに成長しとるっけ」と目を細める。勉強は得意。「おばあやんは宿題やれってうるさいけど、将来は介護士になって(幸子さんの)世話すっかな」。そんな夢を話すそうだ。

祖父母の3人と昨年の5月10日には9歳の誕生日を祝ってもらい、4月生まれの妹の蒼葉(あおば)ちゃん(当時2歳)を同時に祝うためケーキを2つ用意してもらったそうだ。
よかったね。もうじき10歳だ。今朝はコンビニで読売を買ってきた。

震災で被災3県で両親を失った孤児は厚労省によると昨年9月現在244人、
一人親となった遺児は1538人。孤児の6割以上は親族と暮らしている。(3/11読売)

東日本大震災の現状 (2016/3/11岐阜新聞)
犠牲者数        2万1865人
  死者        1万9304人
  (うち震災関連死)  (3410人)
  行方不明        2561人

プレハブ仮設住宅入居者数 5万7677人
全国の避難者数     約17万4000人
原発関連 福島県から県外への避難者数 4万3139人

岐阜県への避難登録者数 260人余
私の郷里・飛騨へも避難されている人がいる。飛騨は風光明美で、食べ物は美味しいが、東濃の瑞浪市には「核のゴミ・地層処理研究所」もあるし、隣県の福井県は原発銀座。まだ福島へ帰りたい願望があって住所は残しているとあった。

さらにNPO法人・岐阜県動物介護センターは避難犬 47匹を受け入れ 13匹が帰還したが、残りは高齢化しつつあり、飼料や医療費はカンパで補っていて苦しいとあった。