たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

小春日和2

2013年03月17日 | 日記

僕の家から26キロくらいの大垣市の葬儀にお参りに行ってきました。まず会場を前夜ネットで調べました。遠くの葬儀会場へ行くにはネット頼りです。車のナビでゴルフ場へ行くようなわけにはいきません。この会場はホームページがありません。いまどき珍しく不親切でした。

喪服を出して試着して、ワイシャツの袖ボタンを1つ失くしていました。孤老はこういうことがあるので、準備も大切です。あいにく亡妻が残した針箱に予備のボタンはたくさんありますが、針に糸を通すのが一苦労です。長いこと掛かって何とかなりました。仏間へ入って数珠を持ち、入り口で嫁が掃除機をやっていて服の塵を取ってくれた。
 香典袋を書いてさて3,000円の香典の小銭がありません。嫁も手持ちがないといいました。こういう時はなぜか小銭がないのですね。

途中で銀行のATMへ寄って両替するかと、キャッシュカードを持ち、それからモーニング喫茶へ行きました。毎日行くのでお手伝いのお姉さんが誰の葬儀か聞かれました。最近やたら同輩の葬儀が増えていきたと話すと、彼女は笑いました。
R21岐垣バイパスを岐阜市通過に時間がかかります。車の数が休日で多いし、いつでも多い4車線の国道です。
昨年から息子が大垣へ転勤になり、毎朝7時頃早く出る理由がわかります。

大垣市へ行くのはいつ以来か、思い出せないくらい縁のない都市です。ゴルフ場にも縁がありません。バイパスから市街地へ入るルートを確認してメモしたのが生きました。

さて、無事着いたら入り口でガードマンが腕をクロスして満車を示し、しかたなく路肩にハザードランプを点灯し駐車し、窓を開け第二駐車場を教えてもらい、300メートルほど歩きました。旧国道で交通量が多いです。救急車が来て向かいの動物医院へストレッチャーを押して入りました。大垣市は動物の救急までサービスはしないでしょう。

受付で記帳カードを書き受付へ、先輩がウロウロしています。目が悪いと言う。受付を教え、先ずカード記帳を教えました。
香典を差し出すと会葬お礼のお返しが一品、香典返しは無いという。その代わりだとカードを渡し反対側の窓口で好きな品物と交換してくれといった。
狐につままれた感じで行くと、金額ランク別に3種類の枠内で各種の品を選ぶシステムだという。何ともややこしい。
中のご挨拶封筒を見ると、香典返しと挨拶状が入っていて、末尾に追伸で忌明けの印でもあると書いてありました。忌明けの印は金額の大きい人、親戚などに限定し、ハガキ1枚の忌明け御礼の飛騨式が一番だ。

椅子の残りは来賓席を除きわずかに1つ、セーフで後は立ち席です。会葬者も多く盛大でしたが、会場が今日は2つ葬儀がありやや狭すぎでした。国会議員が最初に焼香され、皆に会釈して帰って行きました。喪主挨拶でやはり死因はガンでした。

最近どの会場もメモリアル何とかいう天井からスクリーンがするする・・故人の思い出写真を写すサービスをしますが、僕は望みませんね。会葬者に迷惑な時間をかけたくない。しかもごたいそうな司会者のナレーションがうざくて敵わん。
見送りを待つ間に元同僚5,6人と顔が合い久闊をしのびました。
さようなら、お世話になったシーンもあったな。どうか安らかに。

僕もだんだん死んだら帳をこまごまと書いて、遺族が困らない準備をすべきだと思いながら帰宅しました。
大垣市街地から21号バイパスに合流する、立体交差が曲がりが緩やか過ぎて、しばらく走って方向指示器のランプが戻らず点きっぱなしで走っていました。