久しぶりのような気がして

　4日ほど遠出している間に、随分なメールが保管されていて、その処理がまだ終わっていないという有様です。30日からソロプチミストという国際団体からのお呼びで福島県岩瀬郡にある標高１０００ｍのＢｒｉｔｉｓｈ　Ｈｉｌｌｓという研修施設に行ってきました。北海道・東北の多くの高校から選抜された高校生40名と先生、父母、それにソロプチミストのメンバー総勢100名近くがここに集まり、「ユースフォーラム」を開かれたのです。

　環境問題をテーマに参加者全員で今自分たちのできることをワークショップ形式で進め、最後はみんなで作品を制作し、発表しあうフォーラムでした。ぼくはそのコーディネーターとして役割を務めました。子どもたちの熱心なかかわり、大人の方々も若者と一緒になって真剣に取り組む姿にとても感動しました。

　近頃の若者は・・・ととかく厳しい点数のつく青少年。しかしここでは大きな視野と足下の生活の中で少しでも地球を守ろうという姿勢を見、大いに学ぶものがありました。僕はこのような場に立たせてもらえる役得に感謝しながら、なお研究する意欲をもらったような気がしています。

　会場のＢｒｉｔｉｓｈ　Ｈｉｌｌｓは完全な伝統的なイギリスを再現され、基本的には言語もすべて英語という尻込みしそうな環境ですが、そこには日本では味わえない英国滞在を思わせるエキゾチックな面とそれにもまして働くスタッフの見事なホスピタリティには心からの感謝を抱かせるに十分でした。

　久しぶりの貴重な体験はぼくにとっても今夏の忘れえぬ想い出となりました。再び現実の世界に戻り、少しエンジンをかけて動きださなければなりませんが。

やさしいタイガー