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セプテンバーに寄せて

2018-09-01 17:31:33 | 日記・エッセイ・コラム

 いよいよ今日から9月。この夏は多くの方々にとっては過ごしづらい日々                             だったかもしれませんね。北国に住んでおりますと、いつの間に夏が                              終わったのかな、と思うほど、ほんの少しだけ暑さが通過していったのでした。

 もう吹く風が肌にひやりと冷たく感じる季節になりました。昼間の日向は                           まだ夏の暑さが残っているものの、朝晩はめっきり涼しくなり、しかも日が                          暮れるのが目に見えて早くなったこともあって、どことなく気ぜわしくなって                                     しまいます。

 初秋に入った9月、次第に木々の緑が秋色に変化していく情景を観ると                             つかの間ですが秋もまたいいものです。特段何をするということはないの                            ですが、この季節になると、きまってシャンソンの「セプテンバー・ソング」を                                                                                                                  思い起こします。                                                                             

 ビング・クロスビーやフランク・シナトラ、日本では淡谷のりこさんが甘く、                             ちょっと気だるそうな歌っていた事を思い起こします。この曲は結構古く、                           クルト・ワイルが作曲していますが、歌詞は案外素朴なものです。

おお、5月から12月までは長い、長い月日 だが9月ともなれば、                             昼がめっきり短くなって 秋風が木々の葉を色づかせると もはや                               無為に過ごしている暇はない” 人の訳ですが、そんな歌詞です。

 もともとは1938年に公開されたミュージカル『ニッカボッカ・ホリデイ』の                         挿入歌ですが、1950年の映画『旅愁』の主題歌として効果的に用いられて                         有名になりました。秋に合わせて人生の秋の憂愁を重ねているように感じます。

 北国の秋は短く、気がつくともう近くの山でさえ、白いものが被さっていきます。               少々さびしい思いがしますが、そんな時、セプテンバー・ソングや枯葉をハミング                         してひとり悦に入っているなんてちょっときざすぎますよね。

やさしいタイガー 

                            


 



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