アメリカのスターバックスは7月9日、2020年までに全店でプラスティック製の ストローの提供を止めると発表した。すでに海洋汚染の元凶にもなっていて、 地球を守る点ではいい話ではないかと思う。日本も早く対策を講じるべきだと 思うのだが、まだ具体的な対策は聞こえてこない。
ぼくたちがコーヒー店などで飲み物を注文すると、ストロー付きのプラスティック 製のカップをわたされ、それをもって歩きながら吸うという光景は珍しくもないが、 それが環境に影響を与えるなどと神経を尖らせながら飲んでいる人は少ないの ではないか。
ところが台湾では今面白い論争があるというのだ。台湾でもこのストローを禁じる 規制案が打ち出された。すると、名物のタピオカの粒入りミルク・ティはどうやって 飲むのか、という批判が起っているらしい。将来は持ち帰り用にも認めない方針を 出した。
たちまち、だったらスプーンで食べたらいいのではないか、という反論がでた。 しかし、こうしたいい方では解決にもならないという。いまやちょっとしたタピオカ論争が 起こっているという。
とにかく入り口はそれでよい。問題はプラスティック製に替わってどのような対策が 取れるのか、当面の宿題になりそうだ。知恵者の多い日本のこと。紙にすればよい のでは? 食べきれるストローにしては? などなど。
問題は食べ方や飲み方ではなく、ここはどうやって汚れた海を正常に戻せるか、 という世界的視野に立って考えろ、ということだ。そう海が叫んでいるのかもしれない。 そう言えば16日は海の日だ。海にロマンを感じながらも汚してしまったのでは 申し訳ないのだ。この論争、どう決着するか、注目していたい。
やさしいタイガー
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