5年ほど前のことだったと思いますが、ぼくは友人と二人で水彩画の二人展を開いたことがあります。ある会館の壁面を使わせたいただいたので費用はタダ。
想像以上に来館者があったことにすっかり味を占め、以後毎年秋になると開催するようになりました。もうそれからは壁面ではなく、専用のギャラリーでした。
しかも、他の仲間も加わり、水彩画だけでなく、油彩画、書道、写真、生物の花、自作の陶器など、だんだん展示作品が増え、結構いろんな腕を持った仲間がいるものだ、と感心したのでした。
今年も10月1日から4日まで同じギャラリーで開かれており、今年は「キルト」や「詩句」まで出ていました。ぼくは今回体調不良のため出しませんでした。
会場は実ににぎやかで、展示会の雰囲気に似つかわしくないと思われるほどでした。一年に一回、鑑賞するのがお楽しみなんですが、それ以上にいろんな人との再会にこそ意味があるような会場でした。
留守番をするものにとっては、日ごろ結構対話をしているつもりでも、案外互いに知り合うほどの情報を得ていないこともあったのか、よくこれほど話を続けることができるなあ、と感心しながらおしゃべりをして留守を預かっていました。
互いにおやつをつまみながら、見知らぬ人とも会話し、楽しい時間を過ごすことができ、あまり疲れを感じることもありませんでした。むしろ帰りに乗ったバスは大勢立っていたこともあり、ぼくも大怪我をした足の痛みに耐えながら、立っていたほうが疲れてしまいました。
札幌にお住まいの方、お手すきでしたら、「ほくせんビル4階」8札幌市中央区南2条西2丁目です。
やさしいタイガー