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人材不足か見る目がないか

2012-10-19 17:52:50 | 日記・エッセイ・コラム

 また大臣が交代するというニュースを知って、開いた口がふさがらない思いをしています。短い政権で、これほど大臣が交代するのは、任命者の見る目がないのか、それとも大臣自身が今まで隠していたのか、わかりませんが、こんな粗製な大臣がいったい日本の未来を背負っていけるのか、ぼくたちはもう好きなようにしなさい、とあきれ返るほどです。

 それにしてもジャーナリストたちは、なんだかだとよく見つけるものだと、これも呆れます。まるで議員が重要なポストにつくと、一生懸命アラでも探しているのか、と勘ぐりたくなります。これも商売主義から来ているのかもしれません。

 こうした人物を任命する背景には、実力ではなく、議員年数の論功行賞らしいと聞いていますが、当然総理大臣が独りで決めているわけではなく、人事権を握る幹事長や官房長官、あるいは推薦する派閥の親分あたりでは、と想像します。実力や人柄を見つけられないのは任命者の無能といわれても仕方のないことです。また野田さんがよくいう「毅然」として優秀な人物を登用する勇気がないからでしょうか。

 こんな人は大臣どころか、議員も辞めた方がいいと思っている人も多いのでは。もちろん民主党だけでなく、自民党も含めた他の政党も同じ穴の狢のように思えてなりません。ということは同じ傷をなめあい、そこは、まあ適当にということになっているのでしょうか。

 大臣が就任すると、個人財産を公示することになっていますが、大臣個人が金持ちか貧乏なのか、あまり興味のないこと。そんな情報に関心を寄せたところで市民に何にも影響をもたらすことってないのです。感心するか、怒りしかないのですから。

 また官僚のシナリオに沿ってしか物が言えない大臣は、力不足と不勉強のそしりを免れません。そのような人を国会に送る支援者にも問題ありかな、と思ってしまいます。

 きっとぼくたちにはわからないメリットがあるのでしょう。議員は人の上に立つものという錯覚があり、袖にすがる人々もまた政治力を誤解しています。どこの国も政治に関わっている人がみんな首を傾げたくなる人ばかりとは思いません。念のため。

やさしいタイガー