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映画好き、円柱野郎のブログです

「ミッション・インポッシブル」シリーズ(1~2作目)の感想を改訂しました

2015年08月14日 23時14分29秒 | 映画(感想)
今日も過去感想の改訂です。
今回は「ミッション:インポッシブル」シリーズの感想の書き換え記録。
1~2作目だけだけどね。

改訂前と改定後です。

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ミッション:インポッシブル™ スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

「ミッション:インポッシブル」【改訂前】

世代が違うんで、テレビシリーズは見てないんだけど、面白かった。
デ・パルマの中では一番好き。
って言うか、ノリがいいね。
あの有名なテーマがオープニングに流れただけで、ドキドキする。
ジャン・レノもいい味だしてるし、短髪のトム・クルーズも格好いい。
でも、この映画はストーリーが秀逸だと思う。
ひねりすぎないサスペンスっていう感じで、テンポもいいし。

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「ミッション:インポッシブル」【改訂後】

トム・クルーズ主演、「ミッション・インポッシブル」シリーズ第一弾。
CIAの諜報員リストを巡る作戦中、次々と仲間が殺され生き残った主人公イーサン・ハント。
本部からも追われる身となったハントは事件の発端となった裏切り者を探す。

冒頭の変装を外すシーンからTVドラマ版と同じテーマ曲、そしてダイジェスト映像。
カッコイイ!
それはそうとしても、2時間弱の中で非常にテンポよく事態が推移し、余計な脇道もなく一気に最後まで観せてくれる構成の上手さは見事。
監督のブライアン・デ・パルマは少々クセのある作品が多いという認識だけど、彼のヒッチコック好きが本作のサスペンス・ミステリー調のストーリーとマッチしたのだろう。
マックスに会うために車に乗るシーンのワンカットが、もっともデ・パルマっぽいシーンだろうか。

結果としてフェルプス君が黒幕だったというのがTV版視聴者に対する最大のサプライズというところだろうが、主役交代の方法としてはちょっと力技かな?
でも冒頭でフェルプスが指令を聴くシーンと、エンディングでイーサンが映画を進められるシーンで対比など、いちいち構成でニヤニヤしてしまっていかんw
よくできているよ。

有名な天井ぶら下がりは観ている側にも緊張を強いる名シーン。
まあ部屋の警備システム自体が映像で見せるために作られたようなセキュリティなので、冷静に考えればセキュリティとしてそれでいいのか?と思わなくもないが、映画的ケレンということで。
システム担当の更迭やTGV車掌の気絶など、ユーモアも良い味を出している。
スパイグッズとしてはメガネのカメラや爆発するガムと地味な感じではあるが、冒頭で使用してみせておいて、しっかり終盤で使いこなしているあたりも伏線の張り方が上手いね。

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M:I-2 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

「M:I-2」【改訂前】

1はどこに行ってしまったんでしょう?
ワザとそうしたらしいけど、ただのアクション映画に成り下がってしまった・・・。
全然スパイ映画っぽくない。
変装も、顔剥がしまくりでインフレ状態。
体張ったアクションは凄いと思うんだけど、ストーリーが面白くないんで、全体的にダメだった。
1作目はよかったのになぁ。

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「M:I-2」【改訂後】

トム・クルーズ主演、「ミッション・インポッシブル」シリーズ第二弾。
感染後20時間で治癒不可能となるウイルス「キメラ」をめぐって、イーサン・ハントと元IMFであるショーン・アンブローズの攻防が繰り広げられる。

トム・クルーズのPVだよね、これ。
冒頭のフラメンコダンサーを挟んでナイアと見つめ合うシーンなんて、クサくて失笑してしまったw
女を口説き落とし、スパイの潜入とは思えない銃撃戦を繰り広げ、なんだかジェームズ・ボンドの様な活躍ぶりだけど、個人的に期待するスパイ合戦とは違ったなあ。
チームもいるっちゃいるけど影が薄い。
基本的にトム・クルーズのアクションのための映画になっている感じ。
まあジョン・ウーを監督にしておいて鳩も二丁拳銃もスローモーションも無しじゃ宝の持ち腐れなのも理解するし、一作ごとにテイストを変えたいということなのかもしれないが。

アクション映画としては派手で見応えはある。
ウイルスを巡る話としても退屈はしないし、変装でのどんでん返しや小指のけがの伏線も上手いと思う。
でも変装はちょっと中盤でも使いすぎたので、逆にクライマックスシーンでの意外性がちょっと薄くなってしまったかもね。
ただ何となくこの映画にノリきれないのは、きっとイーサンとショーンの女の取り合いが動機の半分以上を占めているからだろう。
ウイルスは深刻な話のはずなのに、どうも私情の要素が大きくなると「プロとしてどうか?」というところが気になってくる。
これがチームとしての友情ならまたちょっと違うんだけど、やっぱり痴情のもつれに見えちゃうとね…。

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2作目の路線変更がどうしても受け入れにくい「ミッション:インポッシブル」シリーズですが、まあアクションは見応えあるということをちょっと書き足しました。
いずれにせよ改訂前の感想は15年前のものなので、何が良いのか何が悪いのか書き足りてないわなあ。
けど、これはこの時に設けてた文字数制限のせいなので、仕方のないところもあるのだけれど。

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