通勤中のビッグアラーム

今朝の通勤途中の事、携帯電話から突然の大音響が。
いわゆる緊急地震速報が乗客全員の携帯から一斉に鳴動し始めたんですな。

結果的には大阪府で初めてとなる震度６弱を起こしたその地震は、俺自身が通勤中の電車の中だったってこともあって揺れ自身はほとんど気にならなかった感じ。
車両は緊急停止したけど、停まってからも微妙に揺られているの分かるぐらいのもので、後で実家から聞いたドンと下から来るような縦揺れは気づかなかった。

地震の時はTwitterでフォローしている地震速報のアカウントが地震情報を瞬時に流してくれるので、緊急地震速報直後にそれで震源地が内陸深さ１０キロという事が分かって「あ、南海地震じゃねえな」とすぐに理解。
震源は大阪北部のあんまり聞いたことが無い場所での大地震だったけど、あとは情報が順に出てくるだけだから自分の通勤の心配にシフト。

職場に行くべきか帰るべきか…。

俺の乗っていた電車自体はすぐに動き出してくれたのだけど、乗り換え先の地下鉄が動いていないのは分かっていたのでそこで少し迷ったんだよね。
そこまで乗ってきた電車もそこで一旦全線運転見合わせになってしまったので、電車では帰れないし。
結局、家に帰るにせよ職場に向かうにせよ歩くことには変わりないので、距離的に近い職場へ出勤することにした次第。

そんな俺の周囲には俺と同じ覚悟をした社畜の皆様が歩いておりました（苦笑）


道中、職場の安否確認をしながら歩いていたので実際には街の様子はほとんど目に入ってないのだけど、もう少し様子を見ておけばよかったな。
しかし安否確認の連絡のためとはいえずっと歩きケータイをしていたから…、もしそれで事故ったら労災がおりるのだろうか？
おりないだろうなあ、立ち止まってやれと言われるだけなんだろうけど。
まあそれはいいや。とにもかくにも数キロ歩いて職場のビルに到着。

がここで最後の罠が…。
職場はビルの高層階にあるのに、まさかのエレベーター全基停止。

いや、地震が起きたら停まるだろうとは思っていたけど、さすがに歩いて着くまでには復旧しているだろうとタカをくくっていたのがまずかった。
考えてみれば安全確認をするにも時間はかかるわなあ、俺が甘かったか…。
せっかく職場のビルまで来たのに今更帰られないし、仕方がないのでビルの非常階段を上がりましたよ、ええ。
これがきっついｗ
避難訓練の時にその非常階段を歩いて下りたことはあったけど、まさか上がることになるだなんてねえ。

正直言って、伊吹山や大台ケ原で山頂まで山登りした時よりしんどかった。
いい経験にはなったけど、もうこりごりです。