妹の家に行った時、母の作った郷土料理の
「けの汁」を貰ってきました。
津軽地方に伝わる、懐かしい味。
野菜がたくさん入っている味噌汁ですが、
たくさん作って保存食として食べられます。
でも、最近は作る人は減っていると思います。
「けの汁」は、もはや郷土料理店でしか
食べられなくなってきました。
大根、人参、高野豆腐、ゼンマイ(乾燥)、油揚げ、
こんにゃく、大豆を砕いた物(ずんだ)、昆布、味噌など。
この「ずんだ」が入るので、味噌汁が濃厚になります。
場所によっては、栗、豆などが入っていたり、
味噌ではなく、醤油で味付けしたりします。
保存食なので、毎日、味噌を足して食べます。
名前が変わっていますが、由来は、お粥→かいの汁→けの汁
と変わったと聞いた気がします。
栄養もあるしヘルシーだし、おいしいし、言う事無いですが、
細かく切るので、時間がかかります。
すべてさいの目切りです。
昆布は、かなり細かく切ります。
我が家では、祖母から母、母から私、
私から娘へと引き継がれた味です。
ここあでした。
けんちん汁に似ていますが、砕いた大豆が入るのですね。
冬?の保存食なら、濃い味付けなのでしょうか。
お母様の直伝の味、ここあさんから娘さんにも、しっかり受け継がれていくのですね(*^^)
我が家には「けの汁」のような伝統料理がなくて、残念です。
平成最後の福袋、もう良いものが残っておらず、結局ひとつも買えず終いとなりました^^;
「けの汁」って変わった名前なので、きっと初めて聞いた人は、「けもの」の肉が入った汁物だと思うかなと思ったりします。(笑)
保存食なので、昔は少し塩気を強くして、薄めながら食べたようですよ。でも、冷蔵庫がある現代は、保存食としてよりも、味噌汁として普通の濃さで飲まれていると思います。たくさん作るため、3日間くらいは食べますから、そういう意味では保存食の性質は残っていますね。
冬、特に正月や2月頃になると、こちらの人々はけの汁を食べたくなります。スーパーでは、大豆を砕いた「ずんだの粉」も売られていて、誰でも簡単に作れるようになりました。でも、作らなくなっているのが残念です。
平成最後の福袋、やはり初日か2日目くらいが山なのでしょうね。残念!!来年の、年号○○初の福袋
は是非ゲット!ですね。(^^)