ここあコテージ

風景、鳥、畑、クラフト、ハンドメイド「みつより」情報など発信♪

津軽三味線&おいしいもの&リンゴの木にスズメ

2019-06-18 05:34:07 | 音楽

弘前公園の向かいにある「津軽藩ねぷた村」へ
ある目的があって出掛けました。


その目的は明日アップするとして、
今日は、その前に楽しんだものと食べ物などをアップします。


「津軽藩ねぷた村」には、「弘前ねぷた」の展示や太鼓の実演と体験、
津軽の工芸・民芸の体験・販売、三味線演奏・展示、地元のお土産品店、
食事処、煎餅屋などがあり、観光客が大勢来られます。

有料です。大人550円(団体割引有り)


私は過去何回か訪れているので、
この日は、津軽三味線の演奏だけを聴きました。




津軽三味線は、リズムが速く、強く、胸に響きます。
超絶技巧かと思うほどの、指とバチさばきのすばらしさに
曲そのものよりも、その動きに目が行ってしまいます。

激しいけれども、アクセント、クレッシェンド、ディミヌエンドなどが
しっかり付けられていて、今までの三味線のイメージとは違いました。
(三味線をじっくり聴いていなかつたことに気づきました。)

毎日1時間毎に10分(2曲ほど)くらいの演奏が行われます。



コンサート会場の隣には、三味線の展示室があります。

津軽三味線の一番有名な方と言えば



そう、高橋竹山(ちくざん)さんですね。
(青森県の小湊出身。麻疹によって3歳の時に半失明になる。
津軽三味線を全国に広めた第一人者。北島三郎の「風雪ながれ旅」の
モデルになった方のようです。)





そして、山田千里(ちさと)さん。

その他、数名の方の写真があります。




三味線、沖縄の三線など展示。



聴き終わった頃、お昼になったので、
津軽の食が味わえる食事処「津軽旨米屋(うまいや)」へ。
ねぷた村の中にあります。



鴨ハンバーグ定食(900円)


八甲田で育った鴨(元々フランスの鴨だったのを飼育)を使用。
ソースは和風で、りんごのすり下ろしが入っています。

ジューシーで、柔らかくて、とてもおいしいです。


その他、ホタテカレー、けの汁の具で作られたキーマカレー、
煮干しだしの津軽のラーメン、津軽そば、貝焼きとけの汁の定食、
その他の郷土料理が食べられます。













「津軽藩ねぷた村」の入り口には、本物のリンゴの木が
1本植えられています。



りんごの実が3~4㎝くらいに大きくなっていました。
品種は何でしょう。



そこでスズメたちが遊んでいました。














りんごの上に乗ってほしかったですけどね。
そこは無理でしたけど、かわいかったです。


館内のおみやげ店で、つがる市の「ジュンサイ」(食べ物)と、
地元名物の「あさか餅」(お菓子のヒロヤ)を買いました。



続く。




昨日は、朝から小雨だったので、畑作業はできず、
おかげで弘前まで出かけられました。






ここあでした。

頂いた本から②きよしこの夜

2018-12-30 05:56:23 | 音楽

おととい紹介した本の続きです。


「荒野の果てに」よりももっと有名で、クリスマスと言えば
この曲と言われるのが「きよしこの夜」ですよね。





日本語の歌詞から。

きよし この夜 星はひかり
救いのみ子は まぶねの中に
眠りたもう いとやすく

(1節)

(余談ですが、叔父の名前は「清(きよし)」でした。
子供の頃、「きよしこの夜」を歌うと、
叔父が出て来る気がして、なんとなく変な気持ちでした。笑)




英語では「Silent night

Silent night Holy night.
all is calm. all is bright.
round yon virgin Mother and Child.
Holy Infant so tender and mild.
sleep in Heavenly Peace ×2




クリスマスのキャロルは、全体的にとても美しい曲が多いですが、
この「きよしこの夜」は、格別に静かで美しくて、
聖夜にふさわしい曲です。




この曲は、オーストリア・ザルツブルク近くのオーベンドルフにある
聖ニコラス教会で生まれました。


「きよしこの夜」の作詞者は、ヨセフ・モアという副司祭であり、
神父でもある方でした。

1818年のある日、深夜ミサの準備をしていたところ、
教会のパイプオルガンが壊れてしまい、モア神父は思案していました。

その時に浮かんだのが、この「きよしこの夜」でした。

モア神父は、オルガニストのフランツ・クサヴィー・グルーバーに、
オルガン無しでも歌えるシンプルなメロディーの曲を頼みました。

それはギター伴奏による、二人のソリストと
合唱のための曲になりました。

(この地域では川がよく氾濫し洪水でオルガンが
使えなくなったそうです。)





***



「きよしこの夜」にまつわるエピソートと闘い



当時の教会では、ラテン語でミサ(礼拝)を行うのが通常でしたが、
聖ニコラス教会では、オープンな考え方をする司祭が赴任していたため、
モア神父と共に、ドイツ語でミサを行っていました。

それは村民たちの喜びになっていましたが、
カトリック教会上層部はモア神父たちの、
このような行動をよく思わなかったようです。

その結果、上層部は、この教会の司祭を教会から追い出し、
保守的な司祭を赴任させました。

ここから、「きよしこの夜」を巡る争いが始まりました。

モア神父は、オルガニストのグルーバーと共に、
気軽で誰にでも楽しめるミサ曲をと考え、
ドイツ語とラテン語での讃美歌を提唱。
しかし、保守的な新しい司祭は猛反対しました。


それまで味方だった村民たちは、掌を返すように新しい司祭の側に立ち、
ますますモア神父たちは窮地に陥りました。


しかし、クリスマス・ミサ直前にパイプオルガンが故障してしまい、
ミサはモア神父たちの提案で、ギターで伴奏する以外に
方法はありませんでした。

ギターでの伴奏となれば、複雑な曲よりも
シンプルな曲を選ぶしかありません。

こうして「きよしこの夜」は
1818年12月24日に演奏されました。




更に20年後の1838年12月24日、
ドイツのカトリック教会が「きよしこの夜」を掲載した事から、
この曲が公に歌われるようになり、

やがて、アメリカのドイツ語を話す人たちにこの曲が伝わり、
1863年に日曜学校のテキストとして英語でも
歌われるようになったとのことです。



ちなみに、日本語訳をしたのは、由木康牧師です。
鳥取県西伯郡上道村(境港市)に生まれ、中学時代に受洗。
1914年、死の危険に直面したのをきっかけに神学校で学び、
牧師になりました。由木牧師は、生涯に100曲以上の
賛美歌の作詞をしました。




***




「きよしこの夜」のエピソードは聞いた事がある方も多いと思いますが、
闘いや、作詞者のモア神父の生い立ちについては、
(私生児でした。母親は大変な苦労をしたようです。
今回は触れませんでした。)
案外知られていないように思います。

「きよしこの夜」のエピソードを知って歌うと、
新鮮な思いで歌えるのではないでしょうか。





今年も明日が最後ですね。

今日は日曜日、そして礼拝の日。
一年の感謝を献げに行きます。





ここあでした。

頂いた本から①「荒野の果てに」

2018-12-28 06:03:21 | 音楽

先日、あるプロのシンガーからクリスマスカードとともに、
こんな本が送られてきました。




「5」という事なので、シリーズなんですね。

いろいろな賛美歌の背景や出来事から学ぶ
とても興味深い内容です。

(今まで賛美歌のルーツの本は何冊も読みましたが、
この方の本は歴史的な事のみならず、
音楽的な事にも触れていて良かったです。)


今回は、この中から有名で親しみのある
クリスマスキャロル「荒野の果てに」を紹介したいと思います。


少し長くなります。




***




「荒野の果てに」は、必ずと言っていいほど
クリスマスには歌われています。
教会に行っていない方々にも、「きよしこの夜」「諸人こぞりて」と
並んで知られているクリスマスキャロルですね。


この曲の最後の繰り返しのフレーズが有名ですね。

「グローリア インエクシェルシス デオ」。

意味はわからないけど、そのまま覚えて歌っている、
という方も多いのではないでしょうか。
(かく言う私もそうでしたよ。笑)


Gloria in excelsis Deo」これはラテン語です。

意味は「いと高きところに、栄光が神にあるように」。

クリスマス(キリスト降誕の時)に、
野原で羊の夜番をしていた羊飼いたちに、
天使の軍勢が現れて、キリスト降誕を知らせ、
このフレーズを語ったのです。

(聖書ルカの福音書には「いと高きところに栄光が、神にあるように。
地に平和が(神の)み心にかなう人々にあるように。
」とあります。)


この歌の最後のフレーズが繰り返される奏法を「メリスマ法」と呼び、
長く続く旋律の高低移行の独特な歌い方だそうです。
(メリスマとは古代ギリシャ語で「歌」の意味)

メリスマ法は、睡眠にかかったような陶酔感を
聴き手に与えるものとして利用され、
グレゴリオ聖歌にも用いられたようです。


キリストの時代は、政治的には大ローマ帝国が世界を制覇しており、
イスラエルもローマ帝国の支配下にありました。
文化面では、ギリシャ、ローマの文化が栄えていました。

新約聖書はギリシャ語で書かれました。

一方ラテン語は、行政や裁判などで使われた言葉で、
公文書や裁判目録などはすべてラテン語でした。

ちなみにキリストが処刑されたとき、頭上に掲げられた罪状書きは、
ラテン語、ヘブライ語、ギリシャ語で書かれました。

後世の人々が、クリスマスを、歴史上の事実として覚える為に、
ラテン語を用いたのは、当然の事だったのですね。


この「荒野の果てに」は16世紀のフランスの歌が元になっています。

今歌われている歌詞は、1862年にジェイムズ・チャドウィックが
翻訳したもので、フランス語で歌われ、

原題は「Les Anges dans nos Campagnes
(レ・ザンジュ・ダン・ノ・カンパーニュ)
意味は「我らが牧場(野辺)にて、天使が」。

英語では「Angels We have heard on High
(いと高き所に聞きたり、み使いたちが)。

英語ではエドワード・シッペン・バーンズが編曲した曲が
歌われることが多かったとのことです。


日本語では、ご存じのように、

「荒野の果てに 夕陽は落ちて
妙なる調べ 天(あめ)より響く
グローリア インエクシェルシス デオ」

となっています。(1節)


もうクリスマスは過ぎてしまいましたが、
来年のクリスマスには、是非この背景や音楽的要素を覚えて、
賛美してみてくださいね。


明日は、最も有名な「きよしこの夜」を
取り上げたいと思います。




ここあでした。

パイプオルガンコンサートへ

2017-11-27 08:00:36 | 音楽

昨日は、礼拝と転入式を終えて、
賛美練習をすべて娘に託して、
母のお昼の準備の為に、そそくさと
教会を去り、昼食を食べさせました。

今後、しばらくこんな状況。

ぎりぎりの時間に礼拝へ行き、
後奏が終わったら、急いで家へ帰り。

礼拝後にゆっくりと交わってる
時間がないと思いますが、
しばらくの辛抱です。



***



午後1時、娘とノブさんが帰ってきて、
昼食を摂った後で、近くの別の教会で
パイプオルガンコンサートがある事を知り、

母の事は、ノブさんが見てくれると言うので、
娘の車で出掛けてきました。

とても良い気分転換になりました。



竹佐古真希さんのコンサートです。
(この方は、かつて日本基督教団・浪岡教会で
ご主人と牧会していらっしゃいました。)

私は、お名前は存じ上げていましたが、
今まで演奏は聴いた事がなく、
一度は聴きたかったんですよ。




天井が高い、ステキな広い会堂で、
保育園もあります。



ライトに焦点を当てて
響きのいい教会、うらやましいなあ。




このオルガンは、フランス製、ケルン社のもの。

ストップ5、総パイプ数は306本、
手鍵盤51、足鍵盤27(プルダウン型)


見ての通り、とてもコンパクトなオルガンで、
手鍵盤も少ないので、竹佐古さんはいろいろ
楽譜をアレンジしたり、工夫して弾いてくれました。


曲はJ.S.BACHの定番「目覚めよ・・・」と、
「小フーガ ト短調BWV578」

クーナウ曲「聖書ソナタ」の「ダビデとゴリアテ」
これは、朗読と演奏を交互に、生き生きと表現。
子供さんにも良かった。

後半は、宗教改革500周年を記念して、
「神はわが砦」(ルターの曲をD.スタッドのアレンジ)

クリスマス曲は、スイス・ノエル
「来たりたまえ、われらの主よ」
「久しく待ちにし」「神の御子は今宵しも」の3曲は、
とてもすばらしい編曲になっていました。

「きよしこの夜」はプフレッツシュネルによる
変奏曲です。終わりの方には、ルター作曲の
「いずこの家にも・・・」が入っていて、
Oh!と思いました。


最後は、「喜べや たたえよや」
よくイースターに用いられるヘンデルの曲を
ホッティンガーが変奏曲にしました。

アンコールは、教会のリードオルガンによる
エルガーの3曲。


聴衆を飽きさせない、お子さんでも聴ける
とても楽しいコンサートでした。


竹佐古さんたちグループは、
脱原発の活動もしていて、
ステンドグラス等のグッズを販売、
その資金を活動に役立てておられます。

すばらしいですよね。


会場では、楽譜や本も売られていて、
私は久しぶりにこの雑誌を買いました。



「礼拝と音楽」2017年冬号(季刊)

楽譜も欲しかったけど・・・
今回は我慢。



***




さあ、気分転換もできて、
今週は忙しくなります。

リース、クランツ作り、ツリーの飾り付け、
土曜日の青年会の手伝い、聖餐式のパン焼き、
畑の最後の片付け、子供クリスマス会の
いろんな準備。

私的には、母の事のほかに、
義父が今日、大腸の手術をします(内視鏡で。)。
我が家は、両方の親や兄弟が立て続けに
病気と怪我をしています。

そんなこともたまにありますよね。

一つ一つ、焦らずこなして行きます。




ここあでした。

Lyraの楽譜とCD&本

2017-03-16 07:21:19 | 音楽

昨日は良い天気でしたが、
風が冷たくて、気温は3℃ほどでした。


でも、太陽の光で、
また雪解けが進みました。


さて、久しぶりにキリスト教書店へ
行き、本やCDを購入しました。



クリスチャンなら結構知られている
Lyra(リラ)のCDです。
2017年の最新版。


そして、最新版以外のすべての曲が
載っている楽譜も。
(CDは娘が、楽譜は私が買いましたが、
共有しています。)




そして、2冊の本も。



左の本は最近出版され、
知人の方が翻訳された
「風をとらえ、沖へ出よ~教会変革のプロセス~」という本。
(チャールズ・リングマ著。あめんどう。1800円+税)


右は、「教会は祈りで建てられる」
(ジョン・ピルド著。Duranno発行。)

いずれもテーマは「教会」です。

教会も必ず、時代や状況の中で変化が
起こるのは当然です。

その変化に対して、どう受けとめ、
今後、どうやって行くか、
これが問題なんですよね。


高齢化、後継者の問題、霊的問題、
ハード面の問題、地域との壁の問題、
最近では性別による差別の問題など、

この社会と同様な問題は、
教会にも当てはまるわけですよね。


うちの教会の場合も課題は山積。
(ソフト面、ハード面両方)


だから、少し本に耳を傾けようと思い、
別の面から語る2つの本を買ってみました。

読んでみないとわかりませんが。。。



書店の帰りは、近くの白鳥飛来地へ。



つづく。。。




ここあでした。