諺

　お客のYさんがラジオを聴いていたら、山崎邦正の面白いトークがあったとか。
　それは出かける時に奥さんの化粧が長いので待ちくたびれた山崎が「時は金なりやぞ」と言ったら「それ、誰？」と聞いたとか。「常盤兼成(トキワカネナリ)」みたいな人の名前だと思ったらしい。それ以来、あまり諺を言わないようにしたとか。

　客Y「今の子はあんまり諺を知らんねんなあ」
　私 「学校で教えてくれへんのかなあ」
　客Y「よう知られてる様な諺でも『～を聞いたことある？』と尋ねても首を傾けるだけやて」
　私 「例えばどんな諺？」
　客Y「犬も歩けばにつづくのは？と聞いても答えられへんらしいわ」
　私 「そんな簡単なん分からんのかいな。犬も歩けばウンコする、やろ」
　客Y「なでやねん！棒に当たるや」
　私 「あ、すまんすまん。ボウ(棒)っとしてたわ。しやけど山崎邦正の奥さん、内助の功やなあ」
　客Y「なんで？」
　私 「旦那の為に話のネタを作ったやん。あ、新しい諺を思いついたわ」
　客Y「一体、何や？」
　私 「ボケはネタなり。ちょっとしたボケが笑い話のネタになってるやん」
　客Y「ホンマやなあ」
　私 「しやけど、ボケで滑ったらボケツ掘るで
　※常盤兼成＝テレビアニメ『忍たま乱太郎』の登場人物。

　一句：諺を　覚えて人生　豊かなり
　謎かけ：諺とかけて、目覚まし時計と解く。どちらも時は(金なり・鐘鳴り)