ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

好奇心旺盛!趣味はHP作成、カラオケ、似顔絵、ギター、映画、作詩、etc。特技はスナック芸

●慕嬢詩『兄の法要』

2024-09-01 18:36:28 | Weblog

 今日は兄の49日法要。2、3日前の天気予報では台風10号が大阪を直撃するとの報道で大丈夫かなと危惧していたが、朝起きたら晴れていて問題なく兄宅にたどり着けた。これは仏様の思し召し?
 仏前の在りし日の兄の遺影の微笑みは、今もなお残された者たちの心に寄り添い、闇を照らす灯火となって導いてくれるみたいだ。
 室内に響き渡る僧侶の低い声の読経と時々打ち鳴らされるおりんの澄んだ音、その旋律には独特のブルージーなムード感があり哀愁が漂う。
 それを目を閉じて耳にしていると、実家で兄が幼い私の娘を抱いている映像が目に浮かび、兄の温かな笑顔と娘の無垢な表情が重なり合い、時が止まったように感じた。
 その光景は、まるで過ぎ去った風が木々を揺らし、落ち葉がひとつ舞い上がるように、静かでありながらも確かな温もりを感じさせるものであった。
 時間を越えて愛情の記憶が織りなす繊細な糸が、目に見えぬ手で二人を繋ぎ、今もなお守り続けているかのように感じられた。
 天国では娘が先輩であるが、人生では遥かに年上の兄さん、娘を宜しくお願い致します。

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●水洗トイレ

2024-08-29 18:56:13 | Weblog

 一見のお客さんが来た。ある程度飲んで会話をしてからトイレの場所を聞いた。

お客「トイレは何処ですか?」
私 「トイレは店の外の横や」
お客「店の横て川ですやん」
私 「そうや。天然の水洗や」
お客「天然の水洗て、川が流れてるだけやん」
私 「文部省スイセンや」
お客「文部省はそんなん推薦せーへんで」
私 「すいせん」
お客「手抜きのダジャレで謝れても…」

 謎かけ:水洗トイレとかけて、和歌と解く。どちらも(タンク・短句)があります

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●法語

2024-08-26 16:44:27 | Weblog

 「意思が濁ると、意地になり
  口が濁ると、愚痴になり
  徳も濁れば、毒となる」

 FB友達の投稿記事で見つけた寺院の掲示板の法語だが、「くち」が「ぐち」、「いし」が「いじ」、「とく」が「どく」と言葉が濁るだけで正反対の言葉になるとは、上手いこと考えたものだと感心した。
 この法語をネットで検索すると更に続きがあった。

 「戒が濁れば、害となり、
  本能が濁れば、煩悩となり、
  報恩が濁れば、忘恩となる」
※戒=よくない事態に備えて気を引き締める。
※煩悩=私たちの心を乱し、苦しみを生む原因とされる。
※報恩=恩にむくいること。恩返し。
※忘恩= 受けた恩を忘れること。恩知らず。

   これらは仏の教えを説いた言葉で、心が「濁る」と邪念に振り回され本来の心を濁らせるとか。
 濁った心では真実を見極めることができず、その結果、迷いや判断の誤りとなり苦悩となるので、心を静めて、「濁りのない心」を保つ必要がある。
 だから一度立ち止まって、心静かに我が身の行いを振り返り、正しい判断をするように促している。
 清らかでいることは難しいが、穢れないように真摯にすることは大切なことと考えさせられた言葉となりました。

 ついでに、言葉が濁ると日本語がとたんに意味が変わる言葉を見つけました。
 「福は徳なり、フグは毒なり、
  刷毛に毛があり、ハゲに毛がなし
  為になる人、ダメになる人
  多才が濁る、ダサイとなる」
  
  謎かけ:法語とかけて満杯と解く。どちらも(法話・飽和)です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●Wikipedia初投稿

2024-08-23 13:07:04 | Weblog

 今年の7月19日に私の尊敬する兄が87年の生涯を終えました。
 兄は大映の俳優で勝新太郎の一番弟子として数々の映画に出演、また香港映画の『ドラゴン怒りの鉄拳』ではリーとの一騎討ちでは強烈な一本背負いをして怪我をさせてしまい、それ以降『ブルース・リーを投げ飛ばした男』としてブルース・リーのファンの間で有名になった。また店では勝新そっくりな座頭市の形態模写を演じ沢山の人に愛されてきました。
 そんな兄がインターネット百科事典のWikipediaに掲載されていないのが残念に思い、私が無い知恵を絞って四苦八苦しながら作成しました。

Wikipedia・勝村淳(俳優)⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E6%9D%91%E6%B7%B3_(%E4%BF%B3%E5%84%AA)

 謎かけ:Wikipediaとかけて、最高点の次の点数と解く。どちらも(辞典・次点)です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●のど自慢

2024-08-19 10:47:28 | Weblog

 女性客のS子さんは同窓会で歌を唄わされるのでカラオケを練習に来た。

 客S「今度の同窓会でのど自慢大会をするねん」
 私 「同窓会、何人ぐらい来るのん?」
 客S「20人ぐらい」
 私 「20人か。聴衆が多いと唄いがいがあるなあ」
 客S「私、人前で唄うのは苦手なの」
 私 「そうかいな、俺もや」
 客S「何でやのん、NHKののど自慢出たやん。それも優勝したやん」
 私 「あれはたまたまや」
 客S「たまたまでは優勝しないでしょ」
 私 「俺、ホンマはのど自慢は好きじゃないねん」
 客S「ホントに?」
 私 「のど自慢より磯自慢が好きやねん」
 客S「なんや、それを言いたかったんや」
 私 「冗談ではなく、50歳になってから好きになってん」
 客S「どうして50歳になってから?」
 私 「50歳の事を五十路(イソジ)て言うやろ」
 客S「それがどうしたの?」
 私 「五十路になった男、五十路マン」
 客S「イソジマンのダジャレかいな、しょうもな」

 謎かけ:のど自慢とかけて、政治と解く。どちらも(鐘・金)がつきものです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●慕嬢詩『夏の宝石』

2024-08-15 19:12:07 | Weblog

テーブルにゴロンと鎮座した
みどり色の丸い大きなスイカ
艶やかに光る夏の宝石
今はカットされたものばかりで
その姿はほとんど見かけない

子の頭とスイカとどっちが大きい?
ポンポンと叩いて見極める
真剣な眼差し胸躍る
大きな玉を囲んで真っ二つ
娘の目はキラリと宝石のよう

砂浜での楽しいスイカ割り
波の音と共に響く歓声
縁側に並んで種の飛ばしあい
笑い声に包まれた夏の午後
瑞々しいスイカをかぶりつく

シャリシャリの食感に溢れる果汁
爽やかな甘さで暑さ和らぐ
艶やかに光る夏の宝石
口にすると喜びが広がり
そのシーンが心に刻まれる

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●後継ぎ

2024-08-12 09:59:06 | Weblog

 63歳のO君は愛想が良く、どのお客さんにも話を合わせてくれるので私は助かっている。

 私 「O君は場を盛り上げるのが上手いなあ。コツは何?」
 客O「その場の空気を読む事かなあ」
 私 「へえ、空気にどんな字が書いてるのん?」
 客O「空気に字は書いてない。その場の雰囲気から状況を推察する事やん」
 私 「なるほど。空気が読める上に、人当たりもエエなあ」
 客O「人が好きですから」
 私 「会話も上手いし、こういう商売に向いてるわ」
 客O「そうですか?」
 私 「俺が引退したら、後を継いでもらうわ」
 客O「えぇ、ホントですか?」
 私 「せっかく45年も続いた店、俺で終わらせたないし」
 客O「分かりました。定年後に何かしたいと思てたから丁度エエわ」
 私 「そうか。利害が一致したなあ」
 客O「引継ぎはいつ頃になりますの?」
 私 「俺が引退する時やなあ」
 客O「というと?」
 私 「100歳までするから、あと24年後や」
 客O「僕、87歳になるやん。24年も待ってられへんわ」

 謎かけ:後継ぎとかけて、急勾配すぎる坂と解く。どちらも(後継者・高傾斜)です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●南海トラフ!?

2024-08-09 14:49:14 | Weblog

宮崎県南部で震度6弱の地震があった。「震源地は南海トラフ巨大地震の想定震源域内で、気象庁は有識者で構成する評価検討会を臨時開催した」とのニュース。

 我が家はひどい雨漏れで先月の22日に工務店に補修を依頼。築46年なのであちこちにガタがきていたので雨漏れ以外にも不良個所を補修してもらっているが仕上がるのが8月22日の予定。1カ月かけて自宅がきれいに仕上がったとたんに南海トラフ巨大地震が起きてはたまらない。

 妻 「あんた、テレビで南海トラフがどうのこうのと言うてるで」
 私 「なんか、言っとらーふ?」
 妻 「訳の分からんダジャレを言うてる場合と違うで」
 私 「南海トラフか、怖いなあ」
 妻 「せっかく自宅と店を改修したのに、地震が起きたらどうしよ!」
 私 「俺には地震を止める自信はないしな」
 妻 「地震は誰にも止められへん。対策を考えんな」
 私 「そうか、タイ王国について理解を深めんなアカンなあ」
 妻 「なんでタイが出てくるのん?」
 私 「タイについて深化。タイ深化、耐震化…」
 妻 「なに、それ。聞いて損したわ」
 私 「死んだ事で地震を知らせる魚、知ってる?」
 妻 「知らんなあ、聞いたことがないわ」
 私 「アジや。アジ死んだ…、あ、地震だ」
 妻 「しょーもな!震災のダジャレはええかげんにしんさい!」
 私 「自分(妻)もダジャレを言うてるやん」

 謎かけ:南海トラフとかけて、エジソンと解く。どちらも(天災・天才)です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●イカ

2024-08-04 21:32:33 | Weblog

 お客さんがメニューを見てアタリメの話になった。

 客Y「何でスルメの事をアタリメて言うのん?」
 私 「スルメのスルはお金を擦るみたいで商売人には験(げん)が悪いから、スルメを嫌いアタリメに言い換えてん」
 客Y「よう知ってるなあ」
 私 「アタリメ~よ」
 客Y「アタリメだけに…」
 私 「飲食店の業界用語やから知ってるねん」
 客Y「なるほど」
 私 「イカの足、何本か知ってるか?」
 客Y「タコが8本でイカは10本やん」
 私 「10本と思てるけど、よう見ると2本だけ長い足があるねん」
 客Y「へえ、気ぃつけへんかったわ」
 私 「その2本の長い部位は、足ではなく手やねん」
 客Y「手?」
 私 「正確には触腕(ショクワン)と呼ばれ、獲物を捕える為に使われるねん」
 客Y「へえ、そうなんや」
 私 「イカは触腕を伸ばして獲物を捕まえ、8本の足で抱え込んで捕食するとか」
 客Y「えらい詳しいな」
 私 「大学生に聞いてん」
 客Y「どこの大学?」
 私 「イカしか大学」
 客Y「医科歯科大学では、そんなん教えへんわ」
 私 「イカにも」
 客Y「ダジャレかい」
 私 「ホンマは魚屋に聞いたんや」
 客Y「それやったら分かるわ」
 私 「その魚屋が言うには、イカでダイエットが出来るとか」
 客Y「へえ、初めて聞いたわ」
 私 「イカの足を食べたらゲソっとする」
 客Y「あ~、ゲソ(下足)ね。ダジャレやん!」
 私 「面白いやろ」
 客Y「いっこも面白ないわ」
 私 「ほんだら、何もスルメ~」
 客Y「ダジャレはもうエエわ!」
 私 「イカシカタない」
 客Y「それて、いたしかたがない、やろ!」

謎かけ:イカとかけて、ていねいに掃除すると解く。どちらも(墨を吐く・隅を掃く)でしょう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●慕嬢詩『バイキング』

2024-08-01 14:07:57 | Weblog

 8月1日はバイキングの日だとか。1958年のこの日、帝国ホテルが新しいレストラン「インペリアルバイキング」をオープンさせたことにちなむらしい。
 バイキングといえば、娘がいた頃に時々ではあったが家族であちこちのレストランのバイキングに出かけたものだ。
 あの頃の思い出は心に残る大切なひと時で、美味しい料理、デザート、一緒に過ごした笑顔や会話などすべてが特別なものだった。
 子どもにとってバイキング料理は、まるで色とりどりの夢と楽しさが並べられたミニテーマパークで、その中から好きなものを好きなだけ食べられるので顔がほころんでいた。
 サラダバーの新鮮な野菜は、まるで朝露に輝くように緑が鮮やかで、焼き立ての食パンは金色に輝くインゴットを連想させる。
 ジューシーなステーキは、赤いルビーのように食欲をそそり、デザートコーナーのケーキやプリンは、宝石細工のように美しい。
 娘にはこの宝石細工の中から好きな宝石を選ぶ楽しさがあり、その一つ一つが少女の笑顔を引き出す魔法の贈り物である。
 バイキング料理の豊富な選択肢は、まるで無限の可能性を秘めた夢のミニテーマパークのようで、その中を自由に冒険することができる場所だ。
 年を追うごとに娘のテーブルに並ぶプレートの数が増えていき、それを見て子供の成長を感じ、またその笑顔を見て私は心から幸せを感じた。
 私は食も細り、今ではバイキングに行くこともなくなったが、あの時の楽しさと温もりは、私の心の中でいつまでも生き続けている。

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする