ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

好奇心旺盛!趣味はHP作成、カラオケ、似顔絵、ギター、映画、作詩、etc。特技はスナック芸

●一通の手紙

2021-02-28 21:15:42 | Weblog


 2月の下旬、いつものように郵便箱から夕刊をとると、シックな花柄の封筒がポトリと落ちた。
 拾い上げて差出人を見るも、知らない女性の名前で住所は沖縄だ。まったく心当たりがない。
 封を切るとこれまたオシャレで、藤色の幾何学模様の柄で縁取られた細長い便箋が3枚と写真が入っていた。
  
 拝啓 お年賀状ありがとうございました。「残る者の心に生きるなら死はない」と言います。
 昨年十一月七日に夫 〇〇は七年間の闘病生活の末、最後の四カ月はホスピスで静かに永眠しました。
 沖縄に来て二十六年、時折「スナックタイガース」にもう一度行きたいと言っていました。
 中略
 生前、主人と話し合い、お墓も位牌も作らず那覇市民共同墓に入りました。お香典なども一切辞退しています。
 ですから南の空に向かって手を合わせて下さるだけで、主人も喜ぶと思います。
 同封の写真は、亡くなる二週間前に「ビールが飲みたい」との主人の希望で娘と三人で病室のベランダで乾杯しました。
 後略
 彼は堺にいる頃は当店によく顔を出してくれていたので、毎年、年賀状のやり取りをしていたが、何故か今年は届かなかった。
 この手紙でその理由が分かった。だから差出人が女性だったのだ。センスの良い封書は経営していた美容室のモノだったからだ。
 彼は私と同年代だが、南国の人らしく明るく大らかで、お酒も泡盛で鍛えていただけに強かった。
 私は便箋を机の上に置いて、しばらく写真を見て在りし日の彼を思い浮かべ、そしてもう一度便箋を手に取り、再び読み返した。
 手紙の冒頭にあった言葉は、私が知人や娘の友達によく言っている言葉と重なる。
 「いつまでも瞳の事を忘れずにいてくれて有難うございます。瞳の姿は見えませんが○○さんの心の中にずっと生きてます」と。
 私は娘の仏前と、南の空に向かって手を合わせた。

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。

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●首長

2021-02-26 23:06:32 | Weblog

 テレビのニュースを見ていた妻が「クビチョウの構想がうんぬんと言うてたけど、あれはクビチョウて、言うんやね」と言った。

 私 「えっ、組長?ヤクザの抗争でもあったんか?」
 妻 「違うがな。クミチョウじゃなくてクビチョウやん」
 私 「どういうこと?」
 妻 「首と長いて書いてクビチョウて言うてるで」
 私 「ああ、首長かいな」
 妻 「シュチョウと読むと思てたわ」
 私 「本当はシュチョウと読むんやけど、市長(シチョウ)とか首相(シュショウ)に似てて紛らわしいからクビチョウと言うんや」
 妻 「何でまた湯桶(ユトウ)読みにするのん?」
 私 「熟語には同音異義語が多いので、この様に似た発音の言葉を区別する為に熟語を変則的に発音する事があるねん」
 妻 「へえ、そうなん?」
 私 「例えば[私立]と[市立]が紛らわしいから[わたくしリツ]と[いちリツ]と読み分けてるやろ」
 妻 「あ、ホンマやね」
 私 「それに、[化学]と[科学]が紛らわしいから[化学]を[ばけガク]と言う事もあるやろ」
 妻 「ホンマやなあ、何でもよう知ってるなあ。伊達に歳をとってないなあ」
 私 「伊達に歳をとって、は余計や」
※首長=都道府県の知事や、市町村・特別区の長を指して使われている。
※湯桶読み=訓読みと音読みを混ぜた発音
 謎かけ:首長とかけて、年寄りの頭と解く。どちらも(小池・濃い毛)もいます

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●絶対安静

2021-02-23 06:40:49 | Weblog

 

先日、ぎっくり腰で外科医の先生から「痛み止めの薬を飲んであと1週間は必ず安静にして下さい」と言われた。
 「あと1週間も安静て、椅子に座ってパソコンをしてはダメですか?」と尋ねると、
 「安静にするというのは腰痛ベルトを巻いてベッドで横になる事です。座ると腰に負担がかかり良くなりませんよ」。
 と言われても、元来ジッとしていられない性格。それにブログを書いたりHPの更新もあるので寝たきりはしてられない。
 痛み止め薬を飲んでいても、ずっと座っていると腰が痛いので、立って腰を伸ばしたり、ぶら下がり健康器でぶら下がって腰を伸ばした。
 それを見ていた妻が「先生が安静にし~や、言うてるのに怖いわ」。
 「しやけど、する事が一杯あるから寝てられへんねん」と私。
 「大した用事でもないのに…。安静にしとけと言われてるのにようやるわ。どないかなっても知らんで」と妻はあきれ顔。
 72歳のきかん坊は、腰痛ベルトを巻いたり外したり、立ったり座ったり、腰を伸ばしたりさすったり。
 「あ~あ、早よ治りたい!」と思いながら、あれやこれやをして先生の「絶対安静」の指示に背いている。

 謎かけ:絶対安静とかけて、落語と解く。どちらも、そのうちに(落ち付く・オチつく)でしょう 
 

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●ギター弾き語り初投稿・曲『ラブミーテンダー』

2021-02-21 20:11:14 | Weblog

Youtube=https://youtu.be/ipNDeL07DfI
 3週間ちょっと前にマイミク(mixi仲間)のブログに『ラブミーテンダー』を若い頃に歌った事があるとコメントすると、「カラオケで歌ってアップして下さい」とリクエスト。
 今年は自分の中で『チャレンジの年』と決めているので、同じ歌うのならカラオケではなく、ギターで歌おうと思った。
 しかし、50年以上も前の事なので家には譜面がない。そこでネットで検索をして歌詞とギター・コードを曲を参考にした。
 だが彼の曲の伴奏は単調なので自分なりに伴奏をアレンジしたが、長い間まともにギターを弾いていなかったので指が思うように動かない。
 なんとかマスターした頃、夜中に暗い階段を寝ぼけながら下りた際に2段ほど踏み外して壁に手をついた。その時に左手の指を痛めてしまった。
 運の悪い事にその後にぎっくり腰になり、ゆっくり椅子に座ってギターを弾ける状態ではなかった。
 そして、痛み止め薬を飲みながらもある程度腰が楽になった一昨日から、腰痛ベルトを巻きながら練習を再開。
 Youtubeでギター演奏を投稿するのは初めてだが、多数の方が見るので恥をかかない程度にしっかり練習をした。
 エルヴィス・プレスリーの『ラブミーテンダー』。よろしかったらご視聴して下さい。
  

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●薬漬け

2021-02-17 18:04:15 | Weblog

 時短要請で休業した機会に身体の悪い所を治そうと去年から通っている泌尿器科の医院に加えて歯医者、眼医者、耳鼻科に行きだした。
 そして3週間後、ぎっくり腰になり整骨院へ。一向に良くならないのでの整体師に勧められ病院へ。これで休業中に病院と整骨院へ5軒も通院。
 それに伴い、処方されている薬が1日25錠を1日1回とか2回とか3回とか空腹時に2回とか寝る前だとかややこしい。そして眠れないので毎日、眠剤を飲んでいる。
 その上に前立腺と後鼻漏と膝軟骨とカルシウムのサプリメントをそれぞれ3錠づつで「胃の中がぐちゃぐちゃやなあ」と妻に指摘される有様。
 「ほんまや、これだけ飲んだらお腹が一杯になり食事を1食分、減らせるわ」「なんでやねん!食事の代わりにはなれへんわ」
 歳をとるとあちこちにガタがきて色々な薬の世話になるが、これかはより一層健康に留意してこれほどの薬漬けからは早く脱却したいものだ。

 謎かけ:薬漬けとかけて、幕末から明治への歴史物が大好きと解く。どちらも(メィディシン飲みすぎ・明治維新の見過ぎ)です
※medicine(メディシン)=薬

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●慕嬢詩 フユシラズ

2021-02-15 23:18:16 | Weblog

 ぎっくり腰で整骨院に通いはじめて8日目、一向に良くならない私に、整体師は「圧迫骨折の可能性があるので一度病院でレントゲンを」と言った。
 その近くにある病院に行くも、予約が優先、初診は後回しで2時間半以上も待たされた。レントゲン、診療、会計と薬局の合計で3時間半もかかった。
 付き添いの妻は「私も一緒に来てて良かったわ。これだけの時間を家で待ってたら何かあったのでは?と心配で気が気でなかったわ」と。
 そしてレントゲン検査の結果、「腰の疲労の蓄積と加齢が回復を遅らせただけで圧迫骨折はありません。一週間は安静にして下さい」とのこと。
 妻は「あ~ぁ、良かった。骨折で入院してたら大変になるとこやったわ」
 私は「ホンマやな、この時期に入院したらコロナと思われるな」と返答。そして妻は「娘が天国から護ってくれたんやで」と言った。
 治療を終え薬局で薬を処方してもらった帰りしな、気分も足取りも少し軽くなったので近くの公園に寄り道をした。
 訪れる人もまばらな公園はまだ冬枯れていたが、少し歩いた片隅に鮮やかな黄色の小花の群生を見つけた。
 これはフユシラズという花で、冬枯れた景色の中に可愛く色づいた花を見つけられたのは、ささやかな喜びになった。
 原産は地中海沿岸でカレンデュラという花だが、真冬でも寒さにも負けないで次つぎと花を咲かせるので『冬知らず』と名付けられている。
 花言葉は「乙女の美しい姿」。花の少ない冬の日に私の目を引いたが、娘が現れて笑顔で声をかけてくれているように思えた。
 人一倍寒がりなのと骨折の心配と腰痛で思うように動く事が出来ずふさぎ込んでいた私は、寒さと痛さに絶える気力がわいて元気を取り戻した。

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
 #慕嬢詩 #フユシラズ #有村正

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●ネット詐欺

2021-02-12 21:58:55 | Weblog

 ネットをしていたら、画面に突然「おめでとうございます。iPhoneX、iPad、Galaxy~が当選しました」と表示された。
 ランダムな抽せんに当たった様で、簡単な質問に答えれば商品がもらえるという。
 グーグルが「こんなキャンペーン始めたのか?」と思いつつ、iPadの購入を考えてただけに「ラッキー」だと飛びついた。
 心弾ませ簡単な質問に応えた後、氏名や住所を入力して最後にアカウント情報やクレジットカード情報の入力画面。
 メインの口座はネット上で扱うのは怖いので、もしもの時にと3年前に開設していた予備の口座を使う事にした。
 しかし、開設時に数万円を入金したままで一度も出し入れをした事が無かったのでカードを作ったかどうか覚えてない。
 ここで一度ネットに「google 当選しました」のキーワードを入力して検索すると、「Googleを装った当選詐欺」との文字が。
 「あぁ、危なかった」。もし予備口座のカードがあれば口座番号を入力して、フィッシング詐欺に引っかかるところだった。
 おいしい話などそうそう転がっているものではない。詐欺の手口は巧妙です。皆さんもネット上のおいしい話には気をつけましょう。
 
 謎かけ:ネット詐欺の手口とかけて、手柄を立てて名をあげると解く。どちらも(巧妙・功名)です

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●腰痛

2021-02-08 23:29:49 | Weblog

 昨日の朝方、酷い咳と鼻水で目が覚めた。先日処方して貰った鼻炎の薬が効いてない様だが、耳鼻科はあいにくの日曜日。
 深夜には床に就くも酷い咳と鼻水でなかなか寝付けずに、眠剤を飲んでなんとか5時間ほど寝た。
 そして今日、熱を測ったが平熱。安心して椅子に座っていたのだが変な態勢だったのか、咳をしたら腰に“ギクッ”ときた。
 時間が経つにつれて腰の痛みが悪化。これでは整骨院に行かないとダメだと思った。
 診療時間の午後3時半から整骨院へ行き、その後に耳鼻科に行くことにした。
 ふだんなら徒歩で5分ぐらいで行ける整骨院が、腰痛の影響でヨチヨチ歩きしたので15分以上もかかった。
 既に4名の患者がいたので待つこと30分。コロナ禍で咳は気を遣うのでトローチとのど飴を舐めた。
 いざ施術の時が来るとベッドに寝転ぶのも困難になっていた。電気治療の後に指圧だがこれまたが無茶苦茶痛い。
 整体師の兄さんが「どうですか?」と尋ねたので「拷問や」。いつもは軽い冗談を何度も言うがこれが精一杯だった。
 その後は針を刺されて30分、これでだいぶ良くなったのではと思いきや、起き上がるのが大変で整体師の手を借りた。
 この状態では耳鼻科へは無理だと断念。来た時よりも時間をかけてヨチヨチ歩きで帰宅した。

 謎かけ:腰痛とかけて、離れ島に行くと解く。どちらも(湿布・シップ)を使います

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●家の鍵

2021-02-04 21:59:17 | Weblog

 4日前の朝、出かける時に鍵が無かった。あちこち探しても見つからないので金目のものを隠してスペアキーで出かけた。
 時々、鍵を玄関のドアに付けたまま寝る事があり、それで泥棒に入られた事が以前にあった。
 だから『鍵は決めた所に置かんとアカン』と、しばらくはちゃんとするのだが時が経つと忘れてしまう。
 今回は4日後に思いもよらないところから出てきたが、その間、外出する時とか寝る時は心配でならなかった。
 その前は散歩中にポケットからタイマーを取り出す時に一緒に入れていた鍵を落としたのだが耳が少し悪く音が聞こえなかった。
 「誰かに拾われたら不安やわ」と妻は心配したが、「大丈夫や、どこの家の鍵か分かれへん」と言い返したが内心は心配。
 後で散歩のコースを探しに行くと堺港の遊歩道で見つけ「人通りの少ない場所で良かった」と胸をなでおろした事があった。
 それ以後は鍵をパンツ、タイマーをジャケットのポケットに入れるようにした。
 鍵を無くすと嫁さんが「キーキー」とうるさい。ホンマ、キーつけんなあきませんなあ。

 謎かけ:家の鍵とかけて、信号と解く。どちらも(開かない・赤ない)と困ります

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●慕嬢詩 『冬の夜』 

2021-02-01 17:18:59 | Weblog

蕭々(ショウショウ)とした冬の夜
椅子にもたれて夢想すれば
今宵も君が瞼に映る
あの声 あの笑顔 あの涙
こころ通わせたあの時の
在りし日の君の面影
走馬灯のように駆けめぐる
蕭々とした冬の夜
外は冷たい風が吹く

深々(シンシン)とした冬の夜
グラス片手に酔いしれれば
甘美な夢がお酒に浮かぶ
あの音 あの匂い あの季節
時を分け合ったあの頃の
過ぎ去った遥かな日々が
昨日ごとのように思い出す
深々とした冬の夜 
外は静かに雪が降る

※蕭々=もの寂しく感じられるさま。
※深々=ひっそりと静まりかえっているさま。
※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
#慕嬢詩 #冬の夜 #有村正

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