ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

好奇心旺盛!趣味はHP作成、カラオケ、似顔絵、ギター、映画、作詩、etc。特技はスナック芸

私は熊?

2008-07-31 06:00:34 | Weblog
 久しぶりの客、遅々に出勤するママを驚かそうと、時間を見計らってからカウンター上に両手を枕にしておデコを置き、顔を隠すように伏せた。
 そして、ママが入って来た。

 ママ「Aちゃん、久しぶり」
 お客「バレた?」
 ママ「寝たふりをして、私は熊か?」
 お客「それ(熊に遭遇)は死んだふりやで」
 ママ「ああ、そうやったなあ」
 私 「本当は熊は肉食獣やから、死んだふりをしてもアカンねんで」
 お客「ほんだら、どうしたらエエのん」
 私 「熊に背中を見せたら“狩猟本能”に火をつけるので、少しずつ後ずさりしながら逃げること」
 お客「それも怖いわ。他に方法はないの?」
 私 「う~ん、クマったなぁ。そうや!熊に出会わんことや」
 お客「そら、出会わんかったら襲われることはないがな」
 私 「俺が言いたいのは、熊除けの鈴や。これを聞いら避けるらしいで」
 ママ「アンタ、たまにはマトモなこと言うやん」

 一句:鈴の音 猫は近づき 熊は去る
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オシャレは足元から

2008-07-30 03:46:29 | Weblog
 スナックのママ・A子さんがお客さん二人を連れて来た。
 
 A子ママ「この人(Bさん)、若いで、ナマ足や」
 私  「ナマ首やったら怖いけど、ナマ足かいな。石田純一みたいやなあ」
 Bさん 「不倫は文化!」
 A子ママ「若い娘(コ)にモテよ思て、石田純一のマネして…」
 私  「ナマ足でも、あぶら足で臭かったら逆に嫌われるで」
 A子ママ「このお客(C)さんもオシャレやで、総メッシュの靴をはいてるねん」
 私  「A子ママは足元ばっかり見てるんやなあ」
 A子ママ「昔、靴屋に勤めてたから、つい足元をみてしまうの」
 私  「オシャレは足元からて言うからなあ」
 Cさん 「足元見て、お勘定、高(タコ)うとらんとってや」
 私   「アシからず」 

 一句:酒すすみ お足が出たよ 興ざめや
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雨アガリ

2008-07-29 03:51:01 | Weblog
 今日は昼3時過ぎに大雨が降りその後もシトシト降っていた。夜8時、私が店を開けた時も雨だった。しかし遅々に1人で来店した女性のお客さんは傘を持っていなかった。

 私 「いらっしゃ~い、いつも上品なよそおいやな」
 男性客「さすが、着物の着付けの先生してるだけあって品があるわ」
 私 「それはそうと、A子さん、傘は?」
 客A子「もう、降ってないよ」
 男性客「俺、来た時は降ってたのに、もう雨上がったんやなあ」
 私 「A子さんもアガッたな」
 男性客「A子さんは、とおにアガッってるで」
 私 「逆にオッパイは下がってるで」
 客A子「ジャカマシイ!」

 一句:アレ上がり 女らしさが 下落する
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人気ドラマ

2008-07-28 04:49:16 | Weblog
 妻と録画をしていたTBS系・人気ドラマの『ROOKIES(ルーキーズ)』を見ていた。
 手もつけられないような高二の悪ガキ達が野球に目覚め、立ち直ろうと努力していた。しかし彼等に他校の生徒が喧嘩を吹っかけてきて、主力投手の安仁屋があばらを折るケガをした。

 妻「アイツら腹立つわ。悪い奴やなあ」
 私「いや、悪いのは脚本家やで」

 一句:人気ドラマ 冷めた亭主に 熱い妻
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野茂英雄

2008-07-27 05:46:05 | Weblog
 今日、野茂ファンのお客さんが来た。野茂英雄投手は米大リーグで独特のトルネード投法でノーヒット・ノーランを2度達成する等、大活躍をした。それが評価され、日本人選手の米大リーグ進出の先駆け的存在となった。日本と大リーグで通算201勝155敗。
 私 「野茂が引退したな」
 客A「野茂は大阪出身で、そこの新日鉄のグラウンドで野球してたんや」
 私 「それだけに、親近感があるな」
 客B「俺、新日鉄のグラウンドで見たことあるで」 
 私 「Bさんはその頃、熊本にいてたやん」
 客B「レモネードで一世風靡」
 客A[それ、トルネードや」
 私 「ドクターK(奪三振王)、トルネードで三振をとるネード」
 客A「野茂は大リーグへの道を作った開拓者や」
 私 「Bさんのお父さんも開拓者やろ?」
 客B「そうや、移民船に乗ってブラジルに開拓に行った…なんでやねん!」
 私 「俺の言うてるのは、Bさんのお父さんは新分野を切り開いたから開拓者」
 客B「新分野て、なんや?」
 私 「酒も飲まんのに飲み屋でグタグタ言う人間を育てた…」
 
 一句:大投手 我らが英雄 野茂英雄 
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ウナギ

2008-07-26 05:13:13 | Weblog
 一品に鰻の酢の物を出したら、お客さんが「夏バテ防止のため、土用の丑の日に鰻を食べた」と言った。

ママ「えっ、もう食べたん?土曜は明日やろ?」
お客「土用の丑の土用は土曜日の土曜と違うで」
私 「土用とは立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前十八~十九日間の事や」
ママ「それと、動物の牛やと思てたわ。何で牛肉ではなく鰻を食べるのかなあとも…」
私 「丑とは年・月・日・時の順序を示すための符号で十二支の二番目を指すねん」
ママ「アンタ、よう知ってんなあ」
私 「さっき、ラジオで聞いたとこや。明日になったら忘れてるわ」
お客「今年は昨日が土用の丑の日やった。鰻は夏バテにエエて言うから食べてん」
ママ「中国産やったら逆に身体に悪いで」
お客「だから産地を確認します。“これ中国産とちゃいな”って 」と一品の鰻を確認。
私 「中国産とちゃうちゃう。あ、チャウチャウは中国産の犬やけど、この鰻は国産や。安心して食べチャイナ」

 一句:夏バテに 鰻丼牛丼 スタミナ丼
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童謡

2008-07-24 05:12:10 | Weblog
 私と同い年が3人揃った。一人が童謡の“故郷”を唄った。

 私 「♪うなぎおいし、かの山~。ええなあ」
 客A「うなぎと違う、うさぎや!」
 私 「♪うさぎおいし、かの山~。うさぎ食べてたんか…」
 客A「うさぎを追ってたんや。うさぎ“おいしい”と違うで」
 客B「わざとトボケて、もう…。そやけど童謡てエエなあ」
 私 「昔が懐かしいなあ、心動かされるわ。どうよう(動揺)するわ」
 客A「♪春のうららの 隅田川~。あれ、何の曲やった」
 私 「“春”…違うな、“隅田川”…違うな」
 客A「“春のうらら”…違うな」
 客B「“花”や」
 私 「あ、そうか。さすが、年いってるだけによう知ってはるわ」
 客B「同(オンナ)じ年やんけ!」

 一句:童謡は 心を癒す 望郷歌
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シンデレラ

2008-07-23 05:32:56 | Weblog
 深夜の12時ジャストに女性のお客さんが来た。ママは彼女より後で出勤。

 ママ「あら、A子ちゃん、来てたん」
 私 「12時に来たんやで。シンデレラやがな」
 客A「(12時出勤の)ママもやん」
 私 「ママは違うやろ、今日は12時半過ぎての出勤やで」
 客A「今日は忙しかったで。一人で頑張ったマスターは、疲れた顔して死ンデレラ」
 ママ「アンタ、しっかりしぃや」
 私 「毒リンゴならぬママの毒舌で殺(ヤ)られてしまうわ」
 ママ「毒リンゴは白雪姫やろ。それに私が毒舌家?無口やのに」
 私 「上沼恵美子や言われてるのに自分のこと無口やて。シンデラレヘンわ」
 ママ「またしょもないこと言うてるわ」

 一句:年寄りは 12時過ぎたら シンデルワ
 最近、夜中の12時過ぎると疲れが出てくる。何時でも頑張れた若かれし頃が懐かしい。
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大げさな客

2008-07-22 06:43:56 | Weblog
 時々、物事を大げさに言う客がいる。
 この間も40代後半の客が「この店に来て35年以上なるわ」と横にいたお客に自慢気に言った。
 しかし、当店は29年目だし、彼はオープンして4年目くらいの客だ。
 今日は「俺、14歳の時からこの店に来てんねん。ここのオッサン、中学生に酒を飲ますんやで」と他の客に吹聴。
 本当は22歳の時、彼の兄に大学卒業のお祝いに連れてきてもらったのに、「自分はいかにも古い客である」と自慢げに大げさに言いたがる。
 ちょっと前は「初めて来たのは高校生の時」と言っていた。
 私は「今度来た時は“小学生の時に来た”と言うのんと違うか」と突っ込んだ。

 一句:迷惑の かからぬ嘘は 可愛らしい
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四天王寺

2008-07-21 05:12:23 | Weblog
 日曜日は母の七回忌供養と娘の供養のため、姉や兄夫婦9人で四天王寺へお参りに行った。
 西大門(極楽門)の転法輪(テンポウリン)を回し「あらゆる迷いの心が滅し、心身が清浄となりますように」と念じて合掌して門をくぐった。
 北鐘楼で回向(エコウ)してもらってから亀井堂の水盤に経木を流してもらい、仏が極楽往生するように願った。
 その後、少し他の場所を回ってから、JR天王寺駅横のファッションビル・MIOの11階の寿司割烹へ行く。
 大阪育ちの兄弟の会話は、昼からのアルコールのチカラも手伝ってジョークが飛び交った。
 今日の食事会は、店員も巻き込んで笑いの渦に包まれた。

 一句:ご先祖も 抱腹絶倒 笑い供養
コメント (1)
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