チーズ

　お客さんが6Pチーズを3箱を持って来て他のお客さんに配った。

　客A「俺、毎朝チーズ食べてるねん」
　客B「6Pは食べやすいね」
　客C「昔は四角いのんばっかりやったなあ」
　私 「俺、初めてチーズを見た時、タオルにこすりつけたわ」
　客A「どうして？」
　私 「セッケンと間違えて…」
　客A「ほんまかいな」
　私 「いや、ホンマ。あの時はセッケン知らずやったわ」

　一句：記念写真　カメラの前で　はい、チーズ
　謎かけ：チーズとかけて子作りと解く。どちらも(乳・父)が関わります

夏太り

　6月頃は体重計の針が66kg後半を行ったり来たりだったが、徐々に増えてきて昨日測ると69.8kg。体重が約3kgも増え70kgの大台を目前に愕然とする。
　今までの夏は食欲が落ち、夏痩せが恒例だったが今年は何か変。
　原因を考えてみると、最近は疲れがとれないのと腰痛でジムの回数が減少、自宅での運動も皆無でかなりの運動不足。そして疲れているのでよく寝る。
　また今年は特に暑く、夏バテ予防にと高カロリー食やビール、清涼飲料が多くなり、カロリー過多になっている。それらが重なって夏太りになったと思う。
　7月から脂がのってきたお腹をへこませようと『ナイシトール』という漢方薬を飲みはじめた。便通は良くなったのだが体重と胴回りは増える一方。
　しかし好転反応と自分に言い聞かせながら『ナイシトール』を飲み続けているが、妊婦腹がさらに目立ち「なにしとーる」って感じの今日この頃である。

　一句：あ～、暑い　夏バテ予防で　夏太り　
　謎かけ：夏太りとかけて、果樹を栽培して結果が出たと解く。どちらも(身・実)がついた

愛はかげろう

　お客さんが雅夢の『愛はかげろう』をリクエストした。

　私　「俺の唄？」
　A君 「どう言うこと？」
　私　「愛はハゲろう…」と自分のハゲ頭を指差す。
　ママ「返事でけへんやん、なあA君」
　A君 「なんとも言えません」
　私　「そやけど、顔が笑(ワロ)てるやん」

　一句：愛はかげろう　燃えて揺らいで　消えてゆき　
　謎かけ：愛はかげろうとかけて、散骨供養をしたと解く。どちらも(はかない・墓無い)でしょう

初めてのお客さん

　常連のHさんがお連れのWさんを連れて来た。Wさんは当店は初めてだ。

　客W 「マスターはタイガース・ファンか？」
　私 「ご名答！なんで分かったん？」
　客W 「なんでって、店の看板タイガースやんか」
　私 「内緒にしてたけど、バレたらしゃーないなあ」
　ママ「看板見たら誰でも分かるわ」
　客W 「あんたらは夫婦か？」
　私　「内緒やけど…、二人、出来てんねん」
　ママ「出来てるて、私らは夫婦やんか！」
　客H 「ようこんなんと結婚したなあ」
　ママ「自分でも言うのも何やけど、よう30年以上も持ったわ」
　私　「まあ、俺がどんだけガマンしたか…」
　客H 「ガマンしてんのんはママの方やろ。ウソついたらアカンわ」
　私　「分かった？ガマン(ごめん)なさい」

　一句：おとぼけで　初めての客を　おもてなし
　謎かけ：初めてのお客さんとかけて、和風建築と解く。どちらも(気を・木を)使います

女性の魅力

　今日の女性客、スタイルがいいのだが、胸にコンプレックスを持っているとか。

　お客「私、胸が小さいやろ」
　私　「ママの方が小さいで。そやから俺、少女趣味やと言われてるねん」
　お客「そう？ママの方が胸あるやん」
　ママ「私？パット3枚入れてんねん」
　お客「えっ、3枚も？」
　私　「3枚はジョークや。本当は…5枚入れてるわ」
　ママ「なんで増やすねん、怒るで」
　私　「まあ、女の価値は胸で決められへん」
　お客「マスター、女の魅力は何ですか？」
　私　「甲斐性や！」
　お客「なんや、マスターはヒモかいな」

　一句：麗しい　女性の魅力は　中身です
　謎かけ：女性の魅力とかけて、長女の結婚相手と解く。(容姿・養子)も考慮します

御老体

　おんとし80歳の男性客のHさんが来た。なかなかジョークが好きである。

　私 「飲み物、何しましょ？」
　客H「あんまり飲まれへんねん。ビール、1/3だけ売ってや」
　私 「1/3て、ビールは栓を抜いたら気ぃ抜けるから1/3だけでは売られへん」
　客H「ほんだら3/3売って」
　私 「3/3て、ややこしいなあ。俺、分数苦手やねん。丸まる1本て言うてんか」
　客H「それはそうと、煙草、セブンイレブンあるか？」
　私 「セブンイレブンはコンビニや。煙草はセブンスターや。今、切らしてるわ」
　客H「無いんかいな、ほんだら何でもエエわ」
　私　「何でもと言われても…」
　客H「煙、出るんやったら線香でもエエで」
　私 「あ、線香やったらあるワ。もうそろそろHさんに必要や思て置いたんねん」
　客H「なんやて、ワシはまだ死ねへんで」
　私 「まあ、直ぐに要らんかってもその内に要るやろ思て用意してんねん。線香だけにせんこう(先行)投資や」

　一句：御老体　発するジョークも　筋金入り
　謎かけ：御老体とかけて、仕事の補佐役と解く。どちらも(入れ歯・居れば)役に立つ

平城遷都1300年祭

>
　今日は店の夏休みなので妻と午後4時から西名阪を飛ばして奈良県で開催中の平城遷都1300年祭に行った。
　会場周辺は駐車場がないので主催者指定の大和郡山市の九条公園に駐車し、そこからシャトルバスで会場へ行った。
　バスに乗ったのは何十年ぶりだろうか。曲がり道が多い狭い道路をこともなげに大きな車体を走らせる運転手のハンドルさばきに妻が関心。
　妻　「このバスの運転手上手やなあ。私らこんな難しいところ、よう運転せんわ」
　私　「よう運転せんわて、自分、免許無いし、自転車もよう乗らんやん」
　バスが踏切で停車、電車の通過を待つ。
　妻　「あの電車、どこの電車？」
　私　「奈良県やから近鉄か国鉄や」
　妻　「あんた、今はJRやろ。国鉄て昔の人間しか言えへんで」
　私　「すまんなあ、江戸時代生まれで」
　妻　「江戸時代に電車は無い！」
　30分位で平城宮跡の会場に到着。6時前だったので資料館などは終了していたが、私の目的は“光と灯りのフェア”。
　第一次大極殿や朱雀門などのライトアップと一万本のロウソクが、幻想的な光のコラボレーションが古都の夜を彩った。
　妻　「きれいやなあ、風も心地よいし、嫌なこと忘れるわ」
　私　「俺のことは忘れんといてや、あと10年ぐらいは生きるつもりやから」
　妻　「アンタは10年で済めへんやろ。50年も60年も生きるで」
　私　「50年も言うたら110歳以上やで、そんなけ生きられへんわ」
　妻　「いや、戸籍上や」
　私　「俺が死んでも死亡届け出せへん気ぃかいな。俺を弔えへんのか？」
　妻　「冗談やんか。今、はやりやから言うてみたかっただけやんか」
　私　「まあ、今日は怒れへんで。せっかく平城遷都に来たのに、へいじょう(平常)にせんと…」
　帰りに色とりどりのLEDの小型電球で装飾した天平衣装に身にまとった艶やかな“光の天平行列”を見てからバスの停留所へ行く。
　妻　「今日はよう歩いたわ。アンタのお陰で…」
　私　「健康になったやろ。普段あんまり運動せーへんからなあ」
　妻　「疲れたわ！と言いたかったけど、そない言われると返す言葉が無いわ」
　帰りは奈良県橿原市で居酒屋を経営をしている、知り合いの店に行った。
　妻　「今日は(遠いので)代行を呼ばれへんから、ノン・アルコールにしときや」
　私　「マスター、キリン・フリーおくれ。今日は思い切り酔うわ」
　キリン・フリーがノン・アルコールと知っていたお客さんが一斉に笑った。
　店主「マスター、奈良まで来てギャグを言うて大変やね」
　私　「今日は何かせんと(遷都)アカン思て…」
　
　一句：光る夜　平城遷都祭で　癒されて　
　謎かけ：平城遷都祭とかけて、山道でひき逃げの被害者に遭遇したと解く。どちらも(歴史・轢死)を発見

営業マンの心得

　私の知り合いの会社の社長は、若い頃に金融関係の営業をしていて、その時に心がけていたことを語ってくれた。
　①身なりを良くする。靴はピカピカに磨く。決してみすぼらしい恰好はしてはいけない。
　②得意先と会う時は30分前に行き汗を拭き、身なりを正してから涼しい顔をして会う。そして到着時間を聞かれたら先程来たところですと、相手に気を使わせない。
　③自信を持って話す。自信のない話し方や、逆にあせって強引な話し方は相手に不審感を与える。だからしっかり商品知識を頭に叩きこむ。
　④常に気配り、目配り、心配りが大事。頭をフル回転させて四方八方気を配る。
　⑤大きな仕事をする。小さな仕事は自分を小さくする。
　さすがに営業マン時代はトップの成績を収め、その経験を生かして事業を興した人だけに、その言葉はズシリと重く心に響いた。

　一句；営業の　心得実践し　出世をする
　謎かけ：営業マンの心得とかけて、和風建築と解く。どちらも(気を遣う・木を使う)でしょう

暑さボケ

　夏場は暑いので、自宅では夫婦そろってハーフパンツを穿いている。
　私が居間でテレビを見ながらくつろいでいたら、妻が寝床から起きてきて「私のハーフパンツ知らんか？見当たらへんね」と言った。
　私「どこか仕舞い込んだんと違うか？」
　妻「いや、寝る時にこの辺に置いてたけどなあ」
　私「暑さのせいでボケてんのと違うか？」
　妻「ちょっとまってや、アンタ、私のん穿いてるやん！」
　ヒトのパンツを穿きながら気づかずに、他人事のように意見を言う私の姿を見て大笑いした。そして、
　妻「穿く時に分かれへんかったか？」
　私「よう似たズボン買うからアカンねん」
　妻「私は女もんでもSや、アンタは男もんでLやろ、よう穿けたなあ。パンツ伸びたんと違うか？」
　先週のTV番組『Music Lovers』でコブクロの小渕健太郎君が4万円で買ったTシャツを、黒田俊介君が無断で着てMをLLにしたとジョーク交じりに怒っていたのを思い出した。
　黒田君は4万円のTシャツを興味本位で着たのだが、どうやら私は暑さのせいでボケていた。

　一句：暑さボケ　なにをなにして　なんとやら…
　謎かけ：暑さボケとかけて、赤字財政時に景気回復と解く。(間違える・町が得る)ことがある。

軍歌

　今日は年配のお客さんが数名。その中のSさんが軍歌を唄うと周囲が手拍子をして盛り上がった。

　私　「上手い、さすがに戦争体験してるだけあって…」
　お客「俺、戦争なんか体験してないで」
　私　「いやしてる」
　お客「なんでーな、俺、23年生まれやで。戦争(第二次世界大戦)はもう終わってたわ」
　私　「いや、受験戦争や交通戦争を体験してる」
　お客「なんや、その戦争かいな」
　私　「それはそうと、Sさんは23年生まれかいな。俺と同じやなあ」
　お客「ほんだら、同期の桜や」
　私　「もう、歳やから動悸の枯れ桜や」

　一句：ご年配　寄れば意気合う　軍歌かな
　謎かけ：軍歌とかけて、時代劇の目明しと解く。(兵事・平次)を思い出す