アンカー

　10月25日に開催される『第5回大阪マラソン』の一般枠のエントリーは4月6日より開始したとか。

　客I「今、東京に住んでる息子が家に帰って来てるねん」
　私 「何で？」
　客I「大阪出張を兼ねて、大阪マラソンの申し込みに来てん」
　私 「大阪マラソン言うたら10月やん。今頃から申し込み受付かいな」
　客I「出場者が多いからと違うか？俺も出場しよ思てんねん」
　私 「無理無理、1キロどころか5mぐらい走っただけで救急車を呼ばんなアカン様になるで」
　客I「俺は足には自信があるんや！」
　私 「逃げ足か？」
　客I「違う！長距離や」
　私 「ホンマかいな」
　客I「若い頃、駅伝でアンカーを務めた事があるんや」
　私 「アンカを持って走ったんかいな」
　客I「足を温めるアンカと違う！最終走者のアンカーや」
　私 「Iさんをアンカーに指名、そんな事、アンカー？」
　客I「そんな事、あるんや。俺は根性キツイから負けん気で走るねん」
　私 「自分の持ってる能力以上に力を振り絞って走るんや」
　客I「最後の駅伝に出た時、年甲斐も無く張り切りすぎてゴールした途端にアワ噴いたわ」
　私 「アンカーがタンカーに運ばれたんかいな」

　一句：アンカーが　ゴール・テープ切り　ガッツポーズ　
　謎かけ：アンカーとかけて、楽器を演奏する人と解く。どちらも(走者・奏者)です

越後獅子の唄

　Tさんがカラオケで美空ひばりの“越後獅子の唄”を予約した。

　私 「Tさんにピッタリの曲やなあ」
　客T「何でや？」
　私 「エッチごジジ」
　客T「確かに俺はエッチや」
　私 「この曲を聞いたらTさんを思い出すわ」
　客T「どういう事？」
　私 「すけべえジジイを題材にした曲やろ？」
　客T「それ、角兵衛獅子や」
　私 「角兵衛獅子と言えば、獅子舞やろ。この話、これでおししまい」
　客T「話はおしまいにしてもエエけど、歌を唄わせてや」
　私 「ああ、そうやったなあ」
※角兵衛獅子(越後獅子)＝江戸時代に新潟の旧西蒲原郡月潟村を発祥とする、子供が演じる獅子舞の大道芸。今は伝統芸として地元で残っている。

　一句：越後獅子　ひばりの美声　懐かしい
　謎かけ：越後獅子とかけて、夜道と解く。どちらも(伝統・電燈)があります

良い点数

　当店のカラオケは85点からカラオケ番付にのる。I君が得意曲を唄ったら80点だった。

　客I「惜しい！あと5点やわ」
　私 「よその店で飲んで来たからや」
　客I「そんなん、関係あるの？」
　私 「よその店の酒の匂いをマイクが検知して、点数が辛なったんや」
　客I「ホンマかいな。飲酒検問の時の匂い検知器みたいやなあ」
　私 「ここの店の酒の匂いにマイクが慣れたらエエ点が出るで」
　客I「ホンマか？もう1本、ビール飲んでエエ点が出たら面白いなあ」

　I君が2本めのビールを飲み干してから、また歌を唄ったら85点が出た。

　客I「ホンマや、良う仕込んでるなあ」
　私 「もう1本飲んだら、もうちょっとエエ点が出るで」
　客I「ほんだら10本ぐらい飲んだら100点出るかなあ？」
　私 「そんだけ飲んだら酔うてしもて、歌が狂て逆にエエ点、出―へんわ」

　一句：酒飲んで　良い点出れば　世話が無い
　謎かけ：良い点数とかけて、国会議員と解く。どちらも(選曲・選挙区)が大事です

種明かしシリーズ-25 千円札の出現

　マジックの種明かし第25弾は『千円札の出現』です。両手には何も持っていないのに、両手を揉んで魔法の息を「フッ」とかけると、あら不思議？手の中から千円札が出現します。おまけのマジックは『イルージョンビル』です。

☆YouTube⇒http://youtu.be/ctpvmCK-drE

股のぞき

　Yさん(山ちゃん)は結婚生活が長いとか。
　
　私 「Yさんは結婚して何年？」
　客Y「36年」
　私 「この店が36年目やから、この店と同じやなあ」
　客Y「へえ、この店も36年なんや」
　客M「Y君とこ長い事続いてるやん。今でも奥さんを好きか？」
　客Y「いや、昔は好きやったけど今は覚めたわ」
　客M「見方を変えたらエエとこがあるかも…」
　私 「見方を変えるて、股の間から逆さに見るんか？」
　客Y「天橋立の“股のぞき”みたいにか？」
　私 「そうそう、アマ(女)だけにアマの橋立」
　客M「アマり面白ないなあ」
　私 「風呂屋で股の間から逆さに見をしたら、タマのぞき…」
　客M「それはちょっと卑猥やで」
　私 「山ちゃんに合わせたんや」
　客Y「何で俺が卑猥やのん？」
　私 「山ちゃんのイニシャルはYやろ。彼はHe。He、Y」

　一句：股のぞき　景色に満喫　又のぞき
　謎かけ：股のぞきとかけて、尼寺の食卓にある箸を立てて入れる器と解く。どちらも(天橋立・尼の箸立て)です

酢

　M子ちゃんは、ママが私に味噌汁を作らないのを知っている。

　客M 「マスター、ママに味噌汁作ってもらってる？」
　私　「いや、作ってもろてないねん」
　ママ「年やから塩分を控え目にしてるねん」
　私　「そやから干物も漬物も食べさせてくれへんねん」
　ママ「干物もお漬物も、結構塩を使ってるやろ」
　客M 「漬物は買ってきたらお酢に浸(ツ)けたらエエねん。塩分が少し抜けるよ」
　私　「オスか？メスやったらアカンのか？」
　客M 「調味料のお酢よ」
　ママ「お酢は身体に色々な効能があるから、その方法はイイわ」
　私　「色々な効能て、どんなん？」
　ママ「お酢は疲労回復、肥満防止、殺菌、消化促進、血液サラサラなど色々や」
　私　「へえ、魔法みたいやなあ。オスの魔法使い」
　ママ「また、ダジャレかいな」
　私　「酢だけにスーッと出てくるねん」

　一句：健康に　飲んであやかる　酢の効能　
　謎かけ：酢とかけて、ゴルフのバンカーと解く。どちらも(黒酢・クロス)もあります

心療内科

　A君は躁鬱(ソウウツ)病で心療内科に通っているとか。

　私 「最近、調子はどうや？」
　客A「今、心療内科に通てるねん」
　私 「俳優の萩原流行、バイク事故で亡くなったけど、躁鬱病が事故との関連性を取りざたされてるで」
　客A「萩原流行じゃないけど、今、心療内科が流行ってるなあ」
　私 「ストレス社会やから、躁鬱になる人が多いねん」
　客A「聴診器当てるわけでもなし、話を一寸するだけで病気が分かるんかなあ」
　私 「お医者さんは患者の気持ちが痛いほど分かるねん」
　客A「何で？」
　私 「心療内科の医者も暗いやろ」
　客A「そうやなあ、こっちまで暗なるわ」
　私 「心療内科の医者は躁鬱が多いねん。患者と向き合ってるうちに自分もうつるから」
　客A「先生はどないして治療するのん？」
　私 「よその心療内科に行ってるんと違うか？」
　客A「それで心療内科が流行るんや」
　私 「心療内科が流行るのは、躁鬱は治りにくいから患者が増えるんや」
　客A「投薬してるんやけどなあ」
　私 「トウヤク？北海道の有名な湖か？」
　客A「それは洞爺湖や。病気の症状に応じて薬をくれる投薬や」
　私 「ああ、投薬ね。それで治るんかいな？」
　客A「投薬してもろても、中々治れへんわ」
　私 「ほんだら俺が医者になったる」
　客A「エライ大きく出たなあ。テンション上がったけど、躁か？」
　私 「そう、そう」
　客A「ダジャレかいな。躁鬱はどないして、治すつもり？」
　私 「ダジャレで笑わせて、病気を吹き飛ばしたる」
　客A「どんなダジャレ？」
　私 「心療内科の受診料無いか？」
　客A「その程度では無理無理！」
　私 「会心の作がけなされた。落ち込むわ～。俺も明日、心療内科に行こ」

　一句：ウツ患者　向き合ううちに　ウツる医師　
　謎かけ：心療内科の治療とかけて、せんじ薬と解く。どちらも(投薬・湯薬)です

モテる秘訣！

　W君は自称モテ男だ。

　私 「W君のモテる秘訣は？」
　客W「第一印象が大切や」
　私 「第一印象やったら服装やなあ」
　客W「くだけた格好よりスーツとか。とにかく日頃の心がけが大事や」
　私 「ほんだら寝る時もスーツか？」
　客W「寝る時はちゃんと着替えんな。それにヒゲも剃る」
　私 「チン毛の白髪も抜くとか…」
　客W「僕はチン毛に白髪は生えて無い。服装の次に演出やなあ」
　私 「演出？」
　客W「ブレスレットなどのアクセサリーとか」
　私 「手錠やったらアカンか？」
　客W「相手がSM好きやったらエエかも…なんでやねん！」
　私 「手錠は冗談やけど、他に何か…？」
　客W「持ち物も大事。財布や時計もブランド物やったらエエなあ」
　私 「なんや知らんけど、お金がかかりそうやなあ」
　客W「それに誕生日にはブランドのバッグを贈るとか、とにかくボーンとお金を使う」
　私 「よう聞いてたら、W君がモテてるんと違(チゴ)て、フトコロがモテてるんやで」

　一句：モテぬなら　お金を使おう　独り者
　謎かけ：モテる秘訣とかけて、美味しい豆腐作りと解く。どちらも(マメ・豆)が大事

コタツ

　4月の下旬というのに夜になるとまだ寒い。
　客T「まだまだ寒いなあ」
　私 「いつもやったら今頃はコタツをなおしてたけど、今年は寒いのでまだ出してるねん」
　客T「ホンマや、まだまだなおされねんなあ」
　私 「いっその事、秋ぐらいになおそか」
　客T「直ぐに冬が来るやん。年寄りをからかったらアカンで」
　私 「まあまあまあ、おコタだけにオコッタらアカン」

　一句：いつまでも　離せぬコタツ　寒がりは　
　謎かけ：コタツとかけて、柔道の昇段試合と解く。どちらも(暖・段)をとります

ワイシャツ

　今日は気分転換に奇抜な柄のシャツを着た。

　客N「マスター、ハデやなあ」
　私 「誰がハゲやねん！」
　客N「いや、そのシャツがハデやなあ、て言うてん」
　私 「どこがハデやねん。ジミやで」
　客N「誰が見てもジミとは思えへんわ」
　私 「いや、ジミー大西が描いた様な柄やから、ジミーや」
　客N「そっちかい。とにかくそのシャツ、アカンわ。目が回って酔うわ」
　私 「このシャツを見るだけで酔うんやったら、安ついてエエやん」
　客N「悪酔いするねん」
　私 「俺とこではまだ1杯目やん。どこで悪い酒を飲んできたんや」
　客N「ここ2軒目やけど、そんなに飲んでないで。そのシャツ見てたらアセるわ」
　私 「アセるて、汗かき症と違うか。どうりで汗臭いわ」
　客N「汗かき症と違う。とにかくワイシャツに着替えや」
　私 「俺、ワイシャツに着替えんでもワイセツや」
　客N「オッサンはスケベやからなあ」
　私 「男やから、ワイセツが無いとワイ、切ないねん」
　客N「ハイハイ」

　一句：誰のシャツ　聞かれて答える　ワイのシャツ
　謎かけ：ワイシャツとかけて、物を切る道具と解く。どちらも(カッター)です