悲喜こもごも

　先日、遅まきながら薄型テレビを買った。
　それまでは近くに高いマンションが建ってからアンテナの条件が不利になり映りが悪かったが、2011年の地上放送の完全デジタル化まで辛抱しようと買い控えていた。
　しかし、テレビが故障して買わざるを得なくなった。
　サイドボード内に組み込むため26インチしか買えなかったが、それでも6畳の間で見るには十分な大きさだ。
　今までザラザラの映像を見ていただけに液晶の画面の美しさに感激した。そして亀田興毅の試合に間に合ったのも良かった。
　彼の今までの言動には嫌悪感を持っていたが、昨日のような試合や人間的に少しは成長した姿を見せられたら、彼に対する見る目を考え直さなくてはいけないと感じた。
　今年は『NHKのど自慢』優勝、『週刊ステラ』掲載、『なるトモ！』出演などいい事があったが、その反面、店のカラオケの故障、私の腰の長期の故障、テレビの故障と私にとって悲喜こもごもの年になった。

今日は忘年会！

　今日はジムの忘年会。私は腰痛で長い間ジムを休んでいるがこれには参加した。カラオケの操作が気になるからだ。近くの南海グリルに、おっちゃんおばちゃんばかり52名集まった。
　毎回、カラオケ係りを頼まれるのでゆっくり食事をした事が無い。年配者が多くカラオケの機械に疎(ウト)い方ばかりで私がするしかないからだ。
　今迄は黒子役だったのでカラオケは唄わなかったが、殆どの方が私が『NHKのど自慢』に優勝したのを知っていたのでリクエストされ唄った。
　優勝曲の“Juipter”を分かるような人達ではないので演歌系の歌を唄った。拍手喝さい！大勢の人前で唄うのは気持ちがいい。
　カラオケの後はＴさんのマジック。舞台で演じる手品は華がある。私のはテーブルマジックで見栄えが小さい。今後の課題が出来た。

スピリチュアルな私？

　昨日、朝日新聞社のＩさんが送って下さった『朝日総研リポート』という本が届いた。来年3月ぐらいの月刊PHPに、私と“Jupiter”との関わりについての記事を掲載するとか。その参考にと送って下さいました。
　その中の彼の掲載記事『スピリチュアルな私たち』を拝読させていただきました。
　そして記事の内容と私の最近の出来事を照らし合わせたところ、自分では気づかないうちに、“何か”に動かされている事を感付きました。
　おととしの8月、娘が25歳で他界してから私はしばらくの間、失望の中でうちひしがれる日々を送っていました。
　しかし、たった25年でそのまま忘却の人になるのではあまりにも忍びない、HPを開いてみんなの心の中で長生きしてもらおうと思いました。
　当初は沢山いた訪問者も時間の経過とともにまばらになってきました。何か、手を打たなくてはと考えている時、昨年の12月に『広報さかい』に掲載されていた『NHKのど自慢』の募集記事を思い出しました。
　娘の一周忌に“Jupiter”に出会った事、迷った末に“Jupiter”を選曲した事、3000人を超す応募者の中から選ばれ事、250組の出場者の中からチャンピオンに選ばれた事、『週刊ステラ』に掲載された事、ブログをはじめた事、堺まつりでゲスト出演した事、読売テレビ『なるトモ！』に出た事や詩を書くようになった事など初めての経験を沢山しました。そしてＩさんとの出会い。
　娘のHP作成や“Jupitre”を魂を込めて歌い続ける私に、天国の娘が後押しをしている様な気になってきました。それが冒頭の“何か”だと思った。それが私のスピリチュアルな体験かも？
※スピリチュアル＝精神的な。また、霊的な。本の中での定義は「主に個々人の体験に焦点をおき、当事者が何らかの手の届かない不可知、不可視の存在(大自然、宇宙、内なる神/自己意識、特別な人間など)と神秘的なつながりを得て、非日常的な体験をしたり、自己が高められるという感覚を持ったりする事」と書いてあった。

モノは考え様！

　昨日、店に出る前にNHKと日本テレビから電話があった。どちらも状況が厳しい内容だった。
　NHKは「12月26日夜7時半から『のど自慢』の総集編を放映するが、場合によっては(私の)映像を流しますがよろしいですか？」「私が映るんですか」「いや分からない」との事だった。以前の話では“必ず”だったが、今日は“微妙”だった。
　受話器を置いて直ぐに日本テレビからの電話。「(おもいっきりテレビの件で)まだ会議が難航して採用するかどうか決定していないが、非常に厳しい状況下です。とりあえずお借りした『なるトモ！』のテープをお返しします」。
　相次ぐ期待が萎(ナ)える電話に少し動揺した。、、、が、直ぐに「何クソ、私を求める様な技術を身につけてやる」と気を取り戻す。
　モノは考え様！どちら様も私を奮い立たせるきっかけを作ってくれてありがとうと感謝した。

リアルストリートのRSPに涙

　今日、テレビを見て思わず瞼(マブタ)をウルウルさせてしまった。鬼の目にも涙？クックックッ。
　昼に見たのは、今夜から読売テレビで放送される『リアルストリート』の出演者・RSPの結成からドラマ制作、クランクアップまでのドキュメント。
　RSPは6人の若い男女のストリート・ダンス＆ボーカルのユニットだが、その中に娘に似た女の子がいた。
　いでたちは娘とそっくり！白いふんわか帽子にロングヘア、華奢(キャシャ)な体にカーキ色のベストにGパン姿。そして唄いながらヒップホップを踊る光景を見ると「私、ダンスを極めて有名になりたいねん」と云っていた娘と重ね合わせられ目頭が熱くなった。
　生きている時に父親として手助けをしてあげればよかったとの自責の念と、娘との瞼の中での再会に心がか細く揺れ涙がボロボロ。

ラストスパート！

　12月に入った。しつこいギックリ腰でしばらく動きが停滞していたが、気分も新たに今年をいい形で締めくくるために全力を出そう！
　今日はカラオケ番付表の作成と店のHPと娘のHPの更新日。腰の状態はまだ悪く15分くらい座っていると立ち上がるのが辛いほど痛くなる。
　6時間近くの長丁場、痛いのをこらえ気合を入れ、時間を見計らって立ったり座ったりしながらPCに向かいキーボードを打った。
　カラオケ番付は夏に熱いバトル繰り広げ軍配を譲った田中さんが、今回は溝口さんを破り初めて賜杯を手にした。無敵の旭青龍を破ったみたいな大きな出来事だ。これからが楽しみになってきた。
　娘のHP用の詞は「形見のジャケット」のタイトルで、娘の遺したジャケットを題材にしたが、自分では納得がいかずもっと勉強をしなくては…。
　時間が余ったので久しぶりにブログも書いた。今日は久しぶりに充実した気分になった。
　10月末に痛めた腰はまだ全開とはいかず歯がゆい気持ちだが、ラストスパートして頑張るでェ～。
カラオケ番付＝http://www.ainet21.com/tig-karaoke.htm
娘のHP＝http://www.ainet21.com/hitomi.htm