私は接客業をしているが、ずっと同じお客さんがいる場合に会話が途切れてネタに窮する事がある。そこで「話のネタ」をまとめました。皆さんにもイザという時に役に立つと思いますよ。
【お薦めの会話ネタ】
銀座のホステスの間では「木戸に立ち掛けし衣食住」という話のネタの11項目の頭文字をまとめたものがあります。
キ…気候=「今月入ってから寒い日が続いていますね〜」「今年はあちこちで大雪に見舞われて大変みたいですよ」「暖かくなりましたね~」
ド…道楽(趣味、テレビ、映画、スポーツ)=「どんなドラマ見てる?」「最近、洋画にはまっていまして…」「休みの時は何をして過ごしますか?」
ニ…ニュース=(時事・芸能・ワイドショー)「ウクライナやイスラエルの戦争、早く終わって欲しいですね」「堂本剛とももクロの百田夏菜子が結婚したね」
タ…旅=「今、行くなら沖縄がいいなぁ。国内でもリゾート気分が味わえて」「この間タイに行ってきたんですが、あっちの食べ物は口に合わないですね」
テ…天気=「今日は一段と寒くなりましたね」「午後からは晴れてくるみたいですよ」「この間の能登半島地震、知り合いの家が被災したらしいですよ」
カ…家族=「お子さんはもう何歳になったの?」「うちの子、来週が合格発表でドキドキです」「奥さんと一緒に買い物に行く事はあるの?」
ケ…健康=「最近またインフルエンザが流行ってるらしいですね。予防接種にいってきましたよ」「先日人間ドッグに行ったら、体重が5kgも増えて…」
シ…仕事=「最近仕事はどう、忙しい?」「リモートワークはあるの?」「残業はあるの?」「出張はあるの?何処に行ったの?」
衣…ファッション=「今年は白が流行っているみたいですが、なかなか流行に敏感ですね」「素敵なネクタイですね」「今日の服、なかなかお似合いですね」
食…グルメ=「2丁目にできた新しいラーメン屋、おすすめですよ」「路地の奥にある、まさに隠れ家的なうどん屋、知ってますか?」「あそこの食べ物屋は有名ですよ」
住…住まい、暮らし、家=「どちらにお住まい?」も「出身はどちら?」「一人暮らしを始めたんですか?意外にお金がかかるでしょ」「マンションの間取りは?」
「木戸に立ち掛けし衣食住」からより一層、幅を広げた「ネタの一覧」を作成しました。
詳しくはHPへ⇒http://www.ainet21.com/blog240129.html#label1
お笑いタレントの今田耕司がバラエティ番組で共演者との交際について語った。番組では、事実婚を発表した俳優宮沢氷魚と女優黒島結菜(26)の話題を取り上げた。
2人はNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で共演。今田は過去の朝ドラ共演カップルについて「唐沢寿明さんと山口智子さんも朝ドラですもんね」と振り返ると、「撮影がハードやから絆が深まんねや」と見解を語った。
妻 「映画とかドラマで共演して結婚する芸能人が多いね」
私 「星野源と新垣結衣、松坂桃李と戸田恵梨香、堺雅人と菅野美穂、有村正と有村美也子…」
妻 「有村正と有村美也子は私らやん。芸能人と違う!それに共演と違うがな」
私 「店でカラオケで競う競演をしてるやん」
妻 「私はあんまり歌えへんがな」
私 「そうやったな」
妻 「今は共演だけでなくマッチングアプリで結婚した芸能人もいてるで」
私 「マッチングアプリ?近藤真彦が思わずオナラをしたみたやなあ」
妻 「何よそれ?」
私 「マッチ、あ、プリ!」
妻 「しょうもな。結婚のきっかけは出会い系サイトもあるね」
私 「出会いサイトで愛妻と一緒になった人も」
妻 「ホンマやね」
私 「今、ダジャレを言うたん、気が付けへんかった?」
妻 「えっ?」
私 「出会いサイト、デアイサイト…」
妻 「ややこしい、そんなん分からんわ」
私 「合コンには郷ひろみは来(ケ)ーへんで」
妻 「郷来んて言いたいんやろ」
私 「よう分かったな」
妻 「レベルが低いダジャレやから誰でも分かるわ!」
私 「そうでっか」
※謎かけ:結婚とかけて、50音』と解く。どちらも(愛・あ、い、)から始まります
O君が出張で東京に行ったがそのついでに大相撲初場所を見て来たとか。
私 「相撲は何処でしてるのん?」
客O「 両国やねん」
私 「牢獄?刑務所でしてるんか?」
客O「 なんでやねん、牢獄と違う両国や」
私 「ああ、両国国技館かいな」
客O「 知ってて、わざとトボケて」
私 「以前は蔵前国技館やったのになあ」
客O「 跡地は下水道局の処理施設になってるわ」
私 「下水道局は毎日仕事せーへんねんで」
客O「 いつするのん?」
私 「月水土~」
客O「 聞いて損したわ」
私 「因みに俺、高校の時に相撲部に入ろと思ててん」
客O「 なんで入れへんかったん?」
私 「相撲やるには体がスモールやってん」
客O「 ほんまかいな?」
私 「それに動きが鈍く、相撲ローションやってん」
客O「 ダジャレかいな」
私 「チャン、チャン!」
※謎かけ:相撲とかけて、学校と解く。どちらも(行司・行事)がかかせません
午前10時頃、太陽を背に受けて散歩していると妻が「アンタの方が私より小顔やなあ」と言った。「俺の方が背が高いので遠近法で小さく見えるからや」。
私と妻とは身長が20cm違う。背が高いほどその差が出て妻より私の影が遠くに映り、それに応じて顔が小さくなる。
散歩は港を囲んだU字型の遊歩道を往復するので、道すがら前から横から後ろから日差しを受け、その時々で影が前後左右に移動する。
影は朝と夕方などの時間帯や季節によっても大きさや位置も変わるので興味深い。
「日時計は太陽の動きによって変わる影を利用してて、人類が一番最初に作った時計やねんで」「へえ、そうなんや」。
そういえば娘が初めて影の存在に気付いた幼少の頃、晴れた日の散歩中にずっとくっついてくる自分の影に泣き出したことがあった。
どこまで逃げてもピッタリついてくる正体がわからない黒い怪物の姿に、影を知らなかった女の子には怖いかったに違いない。
不気味な姿に後ずさりをするも、影はどこまでも追いかけてくるので、娘がたまらず泣き叫んで私のところに逃げてきて抱っこを要求。
私は抱きかかえながら「大丈夫やで、影は怖いことないで」と優しくあやした事があった。
影を完全に認識してからは、不思議に思いつつ大きくなったり、小さくなったり、でも決して離れず着いてくる影と遊んでいた。
私は影を初めて見た時のことをあまり覚えていないが、好奇心旺盛な男の子だったので、恐れはなかったような記憶がある。
※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
散歩の帰り道、堺駅の近くで前から白い毛糸のキャップにオレンジのパーカー、白いパンツに赤い靴の女性が来たが、杖を持っていた。通り過ぎてから妻が一言。
私 「今のお婆さん、えらい若い恰好をしてたナ」
妻 「顔を見たら80歳くらいやね」
私 「自分(妻)と変われへんなあ」
妻 「なんでやねん!」
私 「杖を持ってなっかったら年寄りて分かれへんで」
妻 「今どきのヒトは服装で年は判断でけへんネ」
私 「ホンマや、後ろから見たら若いもんなあ」
妻 「後ろからやったらナンパされるかも…」
私 「自分(妻)もナンパされへんか心配や」
妻 「なんでやねん、髪の毛が少ないのに」
私 「俺より多いやん」
妻 「アンタと比べんといてんか」
私 「どうせ俺はヒマな店の店主やもんなア」
妻 「何、それ?」
私 「儲けが少ない、もう毛が少ない…」
妻 「ヒマな店と違うでしょ、赤字の店でしょ!」
私 「赤字の店。儲けが無い、もう毛がない。確かに…」
※謎かけ:赤字とかけて、車が福岡県北部に到着したと解く。どちらも、もう(限界・玄海)です
しばらく続いた会話が途切れたのでカラオケを歌ってもらう事に。
客H「マスター、リクエストはないか?」
私 「ポルノグラフィティのアゲハ蝶を歌(ウト)てや」
客H「その曲、俺には高いねん」
私 「そんな事はないで」
客H「いや、高いって」
私 「1曲100円。何処の店も大体おんなじやで」
客H「値段の問題と違う、キーの話や」
私 「そうかいな、きー付けへんかったわ」
客H「ダジャレかいな」
私 「音程が合わんと唄いにくい時は移調をしたらエエねん」
客H「移調?」
私 「胃と腸では無いで」
客H「そんなん分かってる、歌の話や」
私 「歌いやすくする為に音を高くしたり低くしたりするのが移調や」
客H「へえ、そうなんや」
H君はこの曲のキーを2つ下げて歌った。間奏の時に一言…
私 「H君、エエ感じやで」
客H「いやあ、波長が合うかどうかや」
私 「いや、イケてるて」
客H「ホンマか?」
私 「この曲はハ長調やから波長が合(オ)うてる」
客H「そのハ長と違うがな」
私 「まあ、アゲハ蝶が、下げハ蝶になったけどなあ」
客H「あぁ、キーを下げてるからなあ」
※移調=メロディはそのままの状態で他の調に移す事。
※転調=最後のサビだけ音が高くなる事。
※謎かけ:移調とかけて、店の従業員と解く。どちらも(転調・店長)ではありません
昨日、3日の朝、今年初の散歩に行くことに。
2階の窓を開けると晴れていて風も無く「天気も穏やかやし、絶好の散歩日和や!」と心うきうき♡
散歩の帰りにスーパーに寄るので出かける時に財布を持っていくことに。
先に靴を履いて1階の玄関先で待っている妻が、なかなか下りてこない私にシビレを切らせて「アンタ、まだか?」と声を掛けた。
「ちょっと待って、財布を探してるねん」と私。「いつもテレビの横に置いてるやん」「それが無いねん」
妻は2階へ上がって一緒に探した。「こんだけ探して無かったらアンタ、何処かで落としたんと違うか」
財布の中には数万円とキャッシュカード、店のポイントカード、診察券、保険証、その他諸々など20数枚。
正月早々、えらいこっちゃ!!心うきうきから一変、奈落の底に突き落とされた。
元旦に能登半島地震が、翌日には日航機が羽田空港で炎上するという未曽有の正月となり、「今年は何か悪いことが起きるでと」妻と言っていたがまさか自分が!
財布を無くしたら、溜まっているポイントはパー。この際そんなんどっちでもエエ。カード会社に電話しないといけないし、診察券、保険証の再発行と色々とややこしい。
ひょっとしたら昨日、スーパーで落としたのかも?ネットでスーパーの電話番号を調べるのにPCの電源を入れた。
「アンタ、何をしてるのん?」「ライフの電話番号を探すねん」「アンタ、昨日行ったのは近商やで」「あ、そうか」「財布は無くすし、店は間違えるし、ボケてきたのと違う」
今はなじられても反論は出来ない、その通りである。
とにかくスーパーに電話を掛けた。店員が「ちょっと待って下さい」と受話器を置いて数分。この待っている時間が長い。数分が1時間にも感じた。ちょっと大げさか。
心の中で有りますようにと祈った。無かったらこれからは妻に頭が上がらない!キャッシュカードに保険証など私の情報満載の諸々のカードがあるのでヤバイ。
何度かの電話のやりとりの後、「当店に落とし物として届けられてます」との返答。「ああ、よかった」と胸をなでおろした。
早速、自転車を飛ばしてスーパーへ。サービスカウンターで受け取る際、「お礼がしたいので連絡先を…」「名前も告げずに届けられたのでお礼はよろしいです」
そう言えば、以前に別のスーパーで分厚い2つ折りのサイフを拾い、私の名前を告げずにサービスカウンターに届けた事がある。
「エエことをしたら、エエことが返ってくるナ」と妻に告げると、「そんなん言うてる場合と違うで、これから何回あるか分からないのに」とたしなめられた。
(才能や知恵がひらめくこと、または素晴らしい発想や発言をすること)
新春のお慶びを申し上げます
昨年はWBC優勝、阪神日本一、大谷翔平で世間が大いに賑わいました。
今年は私もその勢いに乗じて龍が天高く舞い昇るがごとく、飛躍を願って羽ばたいていきます。
「辰」には力強さと知恵が宿るといいますが、チャレンジ精神と他に無いアイデアで新たな一歩を踏み出して、長年の夢を辰(達)成させます。
どんなことがあろうとも、龍のように困難を乗り越え、勇敢に未来に向かって進んでいきます。
本年も変わらぬおつきあいの程、宜しくお願い致します。
令和六年 元旦
●慕嬢詩『新たな年の始まり』
新年を迎えるたびに、私の心にはいつも亡き娘との思い出が蘇ります。
娘がまだ幼かった頃、家族の一員として毎日を明るく過ごしていました。その時の笑顔は、まるで陽光のように私たち夫婦の日常を照らしてくれました。
ある日のピクニックでは、娘は興奮冷めやらぬ様子で花畑を駆け回り、色とりどりの花を手に取りながら無邪気に笑っていました。その笑顔は、私の心に今もなお刻まれています。
また娘は2階のベランダで、夏の夜に星空を見上げるのが好きでした。ベランダから夢中で星座を指し示し、想像力豊かな話を繰り広げてくれました。
その時の娘の眸(ヒトミ)には、無限の可能性と希望が宿っているように感じたものでしたが、まさか今、私が星空の中の娘を見上げるとは思いもよりませんでした。
喪失の痛みはいつまでたっても薄れません。娘がいなくなってからの日々は辛く、時折希望の光が遠くに感じることもあります。
しかし新しい年を迎える度に、娘の存在は私たちに力強いメッセージを与えてくれ元気をくれます。娘の事は決して忘れ去ることはなく、私たちの心に永遠に生き続けます。
新たな年の始まりに、亡き娘への感謝と共に思い出を胸に刻んで、前向きな一歩を踏み出していこうと思います。
※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。