お客のE子さん宅にオレオレ詐欺の電話が掛かってきたとか。
客E「私とこにオレオレ詐欺の電話がかかってきてん」
私 「犯人は大阪の人間と違うなあ」
客E「なんでそんなん分かるのん?」
私 「大阪の人間は自分のことをワテて言うやろ。ワテワテ詐欺やったら大阪人て分かるやん」
客E「今どきワテて言う人はおれへんで」
私 「そうやったかなあ。それで直ぐにオレオレ詐欺て分かったん?」
客E「最初は主人が電話を取り『コウジから電話や』と言われて代わったので、てっきり息子からやと思てん」
私 「それで相手はどない言うたん?」
客E「俺やけど、携帯や会社の売上金50万円が入ったバッグを落とした。会社に売上金を入金しないとアカンので工面して欲しい、と言われてん」
私 「それで?」
客E「今日中に入金が必要だけど自分は仕事で神戸なので同僚に難波の駅で預けて欲しい、とか」
私 「変や思えへんかったか?」
客E「声が少し違うので、その事を言うと『風邪気味やからや』と言われてん」
私 「ようあるパターンやなあ」
客E「会社や主人の名前も知ってて、かなり奥深く調べてると思たわ」
私 「息子の生年月日は聞いたんか?」
客E「それを聞いたら、『俺の事、信用してないんか』て言われてん」
私 「エライしっかりしてるなあ。いっぺん、私の彼氏の名前は何?て聞いてみ」
客E「そんなん私には居てないし、仮に居てても息子も知らんから質問になれへんわ」
私 「まあ、冗談やけどな。それからどないなったん?」
客E「お爺ちゃんの名前は?と聞いたら電話を切ったわ」
私 「そこまでは調べようがないもんな。それにしても、生々しいなあ」
一句:まだ止まぬ オレオレ詐欺の 発生がオレオレ詐欺とかけて、なりすます
謎かけ:オレオレ詐欺とかけて、落語家と解く。どちらも(口座・高座)が重要です
客E「私とこにオレオレ詐欺の電話がかかってきてん」
私 「犯人は大阪の人間と違うなあ」
客E「なんでそんなん分かるのん?」
私 「大阪の人間は自分のことをワテて言うやろ。ワテワテ詐欺やったら大阪人て分かるやん」
客E「今どきワテて言う人はおれへんで」
私 「そうやったかなあ。それで直ぐにオレオレ詐欺て分かったん?」
客E「最初は主人が電話を取り『コウジから電話や』と言われて代わったので、てっきり息子からやと思てん」
私 「それで相手はどない言うたん?」
客E「俺やけど、携帯や会社の売上金50万円が入ったバッグを落とした。会社に売上金を入金しないとアカンので工面して欲しい、と言われてん」
私 「それで?」
客E「今日中に入金が必要だけど自分は仕事で神戸なので同僚に難波の駅で預けて欲しい、とか」
私 「変や思えへんかったか?」
客E「声が少し違うので、その事を言うと『風邪気味やからや』と言われてん」
私 「ようあるパターンやなあ」
客E「会社や主人の名前も知ってて、かなり奥深く調べてると思たわ」
私 「息子の生年月日は聞いたんか?」
客E「それを聞いたら、『俺の事、信用してないんか』て言われてん」
私 「エライしっかりしてるなあ。いっぺん、私の彼氏の名前は何?て聞いてみ」
客E「そんなん私には居てないし、仮に居てても息子も知らんから質問になれへんわ」
私 「まあ、冗談やけどな。それからどないなったん?」
客E「お爺ちゃんの名前は?と聞いたら電話を切ったわ」
私 「そこまでは調べようがないもんな。それにしても、生々しいなあ」
一句:まだ止まぬ オレオレ詐欺の 発生がオレオレ詐欺とかけて、なりすます
謎かけ:オレオレ詐欺とかけて、落語家と解く。どちらも(口座・高座)が重要です