年配のお客のSさんが酒に酔ってか、赤い顔をして入って来た。
私 「いらっしゃい。タコが長風呂でのぼせた様な赤い顔をして…、どこかの帰りか?」
客S「いきなりやなあ。同窓会の帰りや」
私 「同窓会、ようあるんか?」
客S「いや、高校卒業してからずっと無かったのに、60歳になって初めてや」
私 「久しぶりの顔、みんな変わってなかったか」
客S「みんな、老けてたわ。俺が一番若かった」
私 「お互いに、そう思てんのと違うの」
ママ「ほんで、他の人は何歳やの?」
客S「なんでえな、同級生やからみんな俺と一緒やがな」
ママ「ほんまやなあ、うっかりしてたわ」
私 「でも、落第生がいてたら同じと違うで。ひょっとしたらSさん、落第生?」
客S「なんでやねん!」
ママ「昔話に花が咲いたんと違うの」
客S「そうや懐かしかったわ」
私 「同窓会て、会う度に『あの時はどうのこうの』と、毎回同じ話題に花を咲かせてるなあ」
ママ「その話、よう聞くわ」
私 「いつも代わり映えせーへんから、同窓会に誘われたら『どうそうかいな』と迷うねん」
ママ「それ、『どうしょうかいな』やろ!」
お客「昔話もあったけど、俺らの年になると年金の話や墓の話で盛り上がったで」
私 「墓の話?ハカないネエ、年をとると…」
一句:同窓会 先生よりも 老けて見え
謎かけ:同窓会とかけて、丑三つ時と解く。もはや(老けて・更けて)いる。
私 「いらっしゃい。タコが長風呂でのぼせた様な赤い顔をして…、どこかの帰りか?」
客S「いきなりやなあ。同窓会の帰りや」
私 「同窓会、ようあるんか?」
客S「いや、高校卒業してからずっと無かったのに、60歳になって初めてや」
私 「久しぶりの顔、みんな変わってなかったか」
客S「みんな、老けてたわ。俺が一番若かった」
私 「お互いに、そう思てんのと違うの」
ママ「ほんで、他の人は何歳やの?」
客S「なんでえな、同級生やからみんな俺と一緒やがな」
ママ「ほんまやなあ、うっかりしてたわ」
私 「でも、落第生がいてたら同じと違うで。ひょっとしたらSさん、落第生?」
客S「なんでやねん!」
ママ「昔話に花が咲いたんと違うの」
客S「そうや懐かしかったわ」
私 「同窓会て、会う度に『あの時はどうのこうの』と、毎回同じ話題に花を咲かせてるなあ」
ママ「その話、よう聞くわ」
私 「いつも代わり映えせーへんから、同窓会に誘われたら『どうそうかいな』と迷うねん」
ママ「それ、『どうしょうかいな』やろ!」
お客「昔話もあったけど、俺らの年になると年金の話や墓の話で盛り上がったで」
私 「墓の話?ハカないネエ、年をとると…」
一句:同窓会 先生よりも 老けて見え
謎かけ:同窓会とかけて、丑三つ時と解く。もはや(老けて・更けて)いる。