危機感

毎朝毎朝、ニュースのトップが新型コロナウィルスの感染者がどこそこで出ました、

クルーズ船から下船した陰性だった乗客が　発熱した・・・等々で始まる異常事態な

我が国です。毎日のニュースを観ていて　ここまで病原菌に対して国の危機意識が

低かったのかと痛感させられる国民は　かの国のような鶴の一声であったことも無

かったと信じ込まされるような（信じなくては命を落とす）とは違って、不満も不安も

積もりに積もっています。国に対してこの不安感は　東日本大震災のときの原発に

起こった無茶苦茶なリーダーシップのことと私は重なって見えてきます。

日本だけでなく　感染者や感染死亡者が世界に拡大していてどこで収束するのか

もうその見遠しがいつできるのか。いつもよりしっかりと手洗いをして買い物に出る

ときはマスクを着用するけど、やはりマスクもしていない人が多い。

ドラッグストアでは　時間を変えて個数制限で販売していると聞きました。開店時だ

けだと、働いている人は購入できないので　夜間にも販売することもあるらしい。

平等になるようにだとか。なので　収束の見通しがつかないため　売っているのに

出くわしたら　一箱買うことにしているけどここのところ出くわさない。まだ予備は

あるんだけど　立て続けに出くわさないとなるとマスクを買えない不安感が増して

くる。花粉症じゃないけど　インフルエンザも流行っていたらなりたくないし（とは

言ってもインフルエンザにはもう何十年も罹患してないのだが）　マスク買いあさる

というのは　こんな小さな不安感が他人が購入できた・・なんて話を聞くと　倍増

してしまうのだなと今回思いました。和歌山県での感染者も止まるか、止まらないか

と微妙な感じだけど、クルーズ船の乗客への検疫はたしかに4000人近い人を調べ

るのには　もっと確実な下船までのやり方があったのではないだろうかと思うし

調べるのも機器と人員をもっと増やし、あの船自体を病院船として隔離して海外から

の支援も受けたらどうだったんだろう・・・と思ったりする。月の初めごろは　白い

防護服姿で消毒している映像を見てまるで昔見た≪カサンドラクロス≫の映画を

思い出した。あれは　今回の感染のしかたとはまるっきり違うけど当時　重要な

役の犬が大丈夫なのか私はそっちが気が気ではなかったんだけど　テレビの

洋画劇場だったから　カットされた場面も多かったのか防護服、犬、鉄橋、しか記憶

にない。鉄橋崩落事故に見せかけて乗客の口封じをもくろむ・・という展開は　まさ

に架空の話ならあり得るけど、今回はそれはない。ないなら　ワクチン開発や

重症化を無くす手立てを世界中から　知恵を借りてもいいんじゃないかと思う。

あらゆる風評被害や　感染して回復した患者やその家族が　学校や職場でイジメ

にあうというあってはならない事態にまで発展してきたことに、国として「そういうこ

とはやめてください」としか言えない事態を過小評価していたことを素直に謝って

謝ってもどうしようもないのだけども、やたらと関係会議ばかりを設置し、開催する

のもなぁ～とオバサンは思う。火曜日のNHKの歌コンは無観客放送だとか。

もう誰が感染してるのかわからない状況だから仕方ないんですね。